自己と他人が離れすぎないように
自己評価が妥当かどうか、客観的に判断するのは難しい。
どんなにがんばっても、100%客観的に自分を評価することはできない。
どんなに謙虚なフリをして「大体このくらいかしら」と評価しても、心のどこからか聞こえてくる。
「それ、あなたの主観ですよね」。
他人に評価される方が100倍気が楽だ。
なんの話かというと、自己評価と客観的評価に大きな差があるのは死ぬほど恥ずかしいから絶対にイヤ、という話。
友人に聞いた話。
職場の中に、上司の言うことは聞かない、仕事は覚えない、なにかあるとすぐ仕事を休む、ものすごい問題児がいたそうな。
友人の職場では定期的に評価のために自己評価シートの提出を求められる。グループでまとめて提出することになっていた。グループ長の友人はその問題児の自己評価シートを目にした。
評価はオール「非常にできる」だったそうだ。
自分をアピールできるのは決して悪いことじゃない。
絶対、この学校に入学したい!
絶対、この会社で働きたい!!
絶対、この人に振り向いてもらいたい!!!
「ここ一番!」のときにはなりふり構わず自分を売り込むことも必要だし。
ただし。
自己評価のみ異常に高くなるのは逆効果。
自分をよく見せたくて盛ってる状態、いわゆる「下駄履かせすぎじゃね?」状態はいきすぎるとただの「嘘つき」になってしまうから。
その時はいいかもしれないけれど、結局自分で自分の首を絞めることになってしまう。自分にも相手にもなんのメリットもない。
自分を精一杯アピールしつつ、自己と他人が離れすぎないようにする必要がある。
自己評価と客観的評価がずれていないか、気になってなかなか新しいことに踏み出せないでいる今日この頃。
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