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緊急避妊薬はどこで処方してもらえる?全国版

令和4年7月27日_緊急避妊薬対面診療 - Google マイマップ

制作に至った経緯

緊急避妊薬は、避妊に失敗してしまった、性暴力の被害にあった等、意図しない妊娠の可能性がある性行為をした際に、緊急的に服用することで妊娠を高い確率で回避するための薬です。性行為の後72時間以内に、なるべく早めに服用する必要があります。 現在は医師の診断を受けた後、処方箋を発行してもらうと入手できます。

この薬の「スイッチOTC」が現在厚労省で検討されています。 スイッチOTCとは、医師の処方が必要な「医療用医薬品」を、薬局などで販売できる「一般医薬品」に転用することを言います。

厚労省では誰もが自分で健康を管理できるようにする「セルフメディケーション」の観点から、十分な使用実績があり、有効性や安全性が高い成分の医療医薬品を、「一般医薬品」にする取組を2014年から進めています。 OTC化の大きな利点として、診療所が少ない/遠い地方でタイムラグを削減できるというものがあります。これは、2017年に検討された段階から言われていることであり、ある程度検討会議でも合意されていることかと思います。

一方で、今まで緊急避妊薬を使おうと思ったことがない人や、都市部に住んでいる人からすると、「現状、入手しにくい場所がある」と言っても実感を持てないのではないかと思います。

そこで、啓発教材として、容易に全国の対応施設の場所がわかる地図を作ることにしました。地図を見ていただくと、地域ごとにばらつきがあることがわかります。東京にはかなり施設がある一方で、都市以外や島々ではアクセスが制限されていることが想像できます。是非、皆様にも様々な地域にズームインしていただき、啓発教材として使っていただければと思います。

また、緊急避妊薬に関する様々な疑問はこちらのファクトチェックブックレットが包括的に答えています。気になる方はこちらもどうぞ。
https://kinkyuhinin.jp/.../2021/09/Factcheck202109.pdf

また、このようなマップは以下の方法で簡単に作ることができます。

やり方

1. 厚生労働省のウェブサイトに行き、自分が気になる都道府県のファイルをダウンロードする。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000186912_00002.html

2. ファイルをPDFからexcelに変換する。 私はこのウェブサイトを使いました。 https://www.freepdfconvert.com/pdf-to-excel#:~:text=How%20to%20Convert%20PDF%20to%20Excel%20Free%201,will%20be%20removed%20from%20our%20servers.%20See%20More.

3. エクセルを開き、タイトルが書いてある1, 2列目を削除する

4. Google My Mapを開く https://www.google.com/maps/d/u/0/?hl=ja

5. 新しい地図を作製を選択 ここからのやり方はこのウェブサイトにわかりやすくまとまっています。 https://blog.ko31.com/202002/how-to-map-the-csv-data/

6. エクセルファイルをインポートする

7. 「目印を配置する列の選択」で「住所」を選ぶ

8. 「マーカーのタイトルとして使用する列」で「施設名」を選ぶ

9. 地図が出現!

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