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福岡「逆のものさし講」、福岡「逆のものさし人参畑塾」ありがとうございました!

先日1月15日、
福岡「逆のものさし講」(オンラインで)、福岡「逆のものさし人参畑塾」(現地で)、福岡の皆様ありがとうございました。

福岡の地に降り立つと、私の心はいつも沸き立ちます。国士 頭山 満 翁のような精神の方々とお会いしお話し、大きな熱量と刺激をいただいています。

今回、福岡「逆のものさし講」の清水代表のオンラインでの講話と、その内容を皆でディスカッションして深めることをして、私は大変大きな学びを得ました。




玄洋社 頭山 満のもとに預けられていた中村天風は、日清日露戦争では軍事探偵として大陸へ赴き、第二次世界大戦後は結核に身体を蝕ばまれ、心身を強化するため師を求め世界を遍歴。

そして、ヨーガ聖者カリアッパ師に出逢い教えを受け、ヒマラヤで修行。

師のもとで修行を始めてしばらくして、なかなか教えを授けてくれない師に天風は詰め寄った。

師は、水と熱湯の入った二つの壺を持って来るように言い、水の入った壺に熱湯を入れるように言った。

水に熱湯を注ぐと熱湯はぬるむ。

お前の頭はこれまでの知識でいっぱいになっている。
そこに私の教えを注いでもぬるくなってしまう。一度水を捨てて頭を空にしろ。

天風は心を入れかえ修行に没頭、結核を治癒し悟りを得た。

後に、その体験と悟りを「心身統一法」として世の中に広めました。



天風さんの頭の中の水の話を例に、
現代の私たちの頭の中も、二つに分けて比べ争う二元論的思考と、目に見える物に価値をおく物質主義的考え方で、狭くエゴ的な考えで頭の中いっぱいになっている、という清水代表の話。

これまでの社会の価値観の偏りが行き着いた鬱病や自殺者の増加の現代の社会の様々な問題や、自然災害やパンデミックなどにより、社会が大きく変容しようとしている現代、
これまでの価値観を出て、頭の中の水を空にすることが、西洋文明の梯子を外すことが必要になってきています。

天風さんが蝕ばまれた心身を強くして結核を治癒したように、私たちも現代の病を、心身を強くして乗り越えて行かねばならない。

そのためにはまず、二元論的思考と物質主義的考え方の、これまでの価値観の頭の中の水を空にする。

頭を空にするのには、天風さんの言う「歓喜」と「感謝」が鍵となります。

私自身、頭の中の水を空にすることを難しく思っていましたが、この「歓喜」と「感謝」の鍵で、頑なものが流れてゆくのを感じています。

「歓喜」と「感謝」、清水代表の講話の後、福岡逆もの講の皆さんとディスカッションしたことで、中村天風さんの本を愛読している大谷翔平君の話を例に、とても深く肚に落ちました。

このあたりもまた今後、「逆のものさし人参畑塾」でお伝えして行きたいと思っています。



今回の福岡「逆のものさし講」でご紹介いただいた本は、

「信念の奇跡」中村天風著
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=164118612

自分の頭・繭を出る 「心感覚」↓
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=165577932

自分の頭の外の大きな流れ↓
「生なる死」
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=165577943

自分の頭を出た研究者たち↓
「問うを学ぶ」
https://dokusume.shop-pro.jp/?pid=165735826


次回、福岡「逆のものさし講」、
福岡「逆のものさし人参畑塾」は、
2022年3月19日(土)です。


『至人之用心、如鏡。不将不逆、応而不蔵。』
ー荘子ー 頭山 満 筆

至人(しじん)の心を用うるは、鏡の如し。将(おく)らず、逆(むか)えず、応じて而(しか)して蔵(おさ)めず(あるいは蔵せず)。


「逆のものさし講」
読書のすすめへお問い合わせください。03ー5666ー0969

「逆のものさし人参畑塾」
https://note.com/tsubaki3103/

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