ひろさちやの「祖師を生きる」を読んで&仏教談義
【ひろさちやの「祖師を生きる」佼成出版社を読んで&佼成出版社編集長の仏教談義3/23(水)19:30~20:30 Zoom併用in読書のすすめ】
釈迦の教えが廃れる末法時代、戦争や天災や飢饉が度重なる平安鎌倉時代に、人間が人間らしく生きるのが困難な中で、空海、最澄、法然、親鸞、道元、日蓮、一遍、栄西が、日本の名僧方が出られました。
空海は、この宇宙の根本仏(原理原則)大日如来と一体になるための、
曼陀羅(大日如来を中心とした諸仏で成り立つこの世界の様相)、
真言(梵我一如の呪文)、
加持祈祷(心に湧き上がる「加」と仏に照らされる「持」)によって、
そのままで仏「即身成仏」、その「他力」の力に私たちもなれることを伝えてくれています。
また、親鸞は、一切衆生を救うとされた阿弥陀仏の本願にお任せする、阿弥陀仏の「他力」の力が私たちを救って下さることを伝えてくれています。
それは、「悪人正機」という、“善人でも救われる、悪人はなおさら、阿弥陀仏は救って下さる”と、
人はそれぞれ悪人という自覚がなく、
煩悩を捨てきれず、思い通りにできない業があって、悪いことするのは因果によるものだから、すべての人が悪人で、
光と影が離れないように、この苦しみに満ちた世界に生きる私たちは、みな影をもった悪人だから、
阿弥陀仏が私たちを救ってくださるのです。
分別・計らい・思議をせず、阿弥陀仏にすべてお任せする信心と念仏とで、「他力」に身を委ねることを、親鸞は教えてくれています。
そういう、大日如来や阿弥陀如来の見えない力や秩序を、神や仏と呼んでいましたが、
現代では、この宇宙の原理原則と呼びかえることもできると思います。
戦争は、平和のためにする戦争としていますが、
親鸞聖人は、「嘆異抄」の“悪人正機”が曲げられて、“悪人こそが救われるのなら、どんな悪いことをしてもいいんだ”という間違った考え方を正しています。
“薬があるからといって、わざわざ毒を飲むことをするものではない”と。
平和のためといっても、戦争はするべきではない。
その戦争の源には、損得や敵か味方か、役に立つか立たないかや、民族の違いや感情の上塗りによった、
分別や計らいがあります。
そうした「人間のものさし」を「仏のものさし」に持ち変えなければ、人間の浅はかな愚かさが続きます。
「仏のものさし」とは、この宇宙の原理原則に添い則ったものです。
人間の欲や執着によってバイアスのかかった見方考え方から離れ、
人間の頭を外した「自然(じねん)」であること、
自(おの)ずと然(しか)り、自(みずか)らではなく自(おの)ずからそうあること、
この宇宙の原理原則と一体になることです。
そうした「仏のものさし」を持ち変えた方々が祖師たちです。
神や仏、宇宙の原理原則と一体になるためには、人間の頭で考える私利私欲や感情を超えていくことで、
祖師方が伝えてきた宇宙の原理原則「仏のものさし」を、そうした生き方をした祖師方に学び、「仏のものさし」に持ち変えるよう、現代の私たちは歩まなくてはなりません。
そして、人間の頭が分別して争う苦しみの満ちた世界の国々へ、日本が伝えてゆく役割があると、私も思っています。
【ひろさちやの「祖師を生きる」シリーズ(全8冊)を発刊されている佼成出版社、その編集長の毎月一回の「法華教」を読み解く仏教談義が、本日3月23日(水)19時半より、読書のすすめであります。
↓参加費(お布施)は麦酒でもOK🎵
Zoomでご参加も可‼️
『酔いどれ編集長の仏教談義🎶』
日時:2022年3月23日(水)
19:30~20:30
場所:読書のすすめ店内
参加費:お布施
佼成出版社さんの本をお買い求めください。
(「読書のすすめ」吉川さんのおすすめ本のページから↓
https://dokusume.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=2436429&sort=n
🙋Zoomでの参加もできます❗
🙋アーカイブ版、後日送らせて頂きます。
🙇Zoomでのご参加、アーカイブ版でのご参加は、参加費(お布施)は、佼成出版社さんの本をお買い求めください。
Zoom、アーカイブ版のお申し込みは、読書のすすめへお願いします。
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