台風15号の影響がすごかったですね。静岡では夜中に近くの安倍川が氾濫するんじゃないかという感じで、なかなか寝れなかったです。なんとか無事だったと思ってたら、残念ながら浸水など結構県内には被害が出ているんですね…。
さて、今回はカーボンフットプリントに関する委員会が開催されているので、その資料を見ていきたいと思いました。
第1回 サプライチェーン全体でのカーボンニュートラルに向けたカーボンフットプリントの算定・検証等に関する検討会
事務局資料の資料4を見ていきたいと思います。
P3にはカーボンフットプリント(CFP)の概要が記載されています。自社製品のサプライチェーン上のGHG排出量をLCAの観点から測定したものとなっています。(最近カーボンフットプリントを「CFP」と略称の形で記載しているのをよく見かけるようになってきた気がします)
P6には企業がCFPに取り組む意義が記載されています。やはりGHGを細かく把握していく観点では、様々なステークホルダーからの要求もありますが、CFPに取り組む意義はあるように思えます。
標準・規格としてはISO14067とGHGプロトコルがあり、ガイドとしてはwbcsdというところが公表しているようです。課題としては、自社取り組みにどのように規定等に適応していくかが不明確になっている点のようです。
1次データの使用にも課題があるようです。正確な算定には1次データが望ましいですが、実務においては産業平均値など2次データの使用となっており、サプライヤーの削減努力が適切に反映されない状態と記載がされています。
また、CFPの算定結果の正確性について問題ないかが、対外的な面で疑義がある場合があるとの記載がされています。
資料5の方にいきますが、よってレポートやガイドラインを作成していくというような記載となっております。
今回はここまでになります。カーボンフットプリントは知っている人だけが知っている単語で、ファッション業界では製品への表示の実施などを聞いたことがありましたが、いよいよビジネスに結びついてきそうな感じの印象ですね。引き続きフォローいただけますと幸いです。