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第38回 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会/電力・ガス事業分科会電力・ガス基本政策小委員会 系統ワーキンググループ(経済産業省、2022/4/12)

先ほどクリーンエネルギー関係の記事の中にて、系統増強関係の内容を記述しましたが、まさに補足するような内容の委員会が開催されておりました。

電力・ガス事業分科会電力・ガス基本政策小委員会 第38回系統ワーキンググループ

第38回 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会/電力・ガス事業分科会電力・ガス基本政策小委員会 系統ワーキンググループ
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/shin_energy/keito_wg/038.html

出典:経済産業省ウェブサイト

資料は色々あるのですが、事務局資料である資料1を見ていきたいと思います。P4にネットワークの次世代化に向けた日本の地域別の投資費用が記載されています。

出典:経済産業省 第38回 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会/電力・ガス事業分科会電力・ガス基本政策小委員会 系統ワーキンググループ 資料1 ネットワークの次世代化に向けた取組と課題 P4
(https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/shin_energy/keito_wg/pdf/038_01_00.pdf)

上記より、系統増強については東北や九州の投資規模が大きい形となっております。また、他の項目を見ても東北や九州が重要地域であるように見えました。

「プッシュ型」という単語が見慣れないため調べてみましたが、電源からの要請に都度対応することを「プル型」と呼ぶ一方で、電源のポテンシャル見合いにて計画的に対応することを「プッシュ型」と呼んでいるようです。

また、記事内にある「N-1電制」については私も調べたことがあったのですが、1つ前のNoteの記事で参照した委員会の資料の中にわかりやすい図がありました。

出典:経済産業省 第6回グリーントランスフォーメーション推進小委員会 資料1 「クリーンエネルギー戦略の策定に向けた検討①(エネルギー安全保障の確保と脱炭素化に向けた取組))」 P95
(https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/sangyo_gijutsu/green_transformation/pdf/006_01_00.pdf)

N-1電制は系統を緊急時用に設備容量の半分の枠を余らせる形の運用としていますが、この分を有効活用できないかというものになります。

出典:経済産業省 第38回 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会/電力・ガス事業分科会電力・ガス基本政策小委員会 系統ワーキンググループ 資料1 ネットワークの次世代化に向けた取組と課題 P9
(https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/shin_energy/keito_wg/pdf/038_01_00.pdf)

P9では系統増強関係の地域別の課題が記載されています。東北は再エネ導入等の便益が比例する裨益するといったような記述になっております。

他にも資料内では脱炭素化、レジリエンス向上、DX・効率化の視点での施策・取組の内容なども記載されていました。

今回はここまでになります。引き続きフォローいただけますと幸いです。

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