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2024/4/14(日)東京六大学野球春季リーグ戦 早稲田1-3立教、東大3-8慶應@明治神宮球場

昨日から開幕した春季リーグ戦。立教は初戦を1-3で落とした。この日は勝って1勝1敗のタイに持ち込めるか。立教は昨年、春・秋ともに東大からしか勝星を挙げることができなかった。東大以外からの勝星は2022年10月4日の対法政戦に9-4で勝って以来、途絶えている。およそ1年半遠ざかっている東大以外からの勝利をなんとしてもこの日は挙げて、木村新監督の就任初白星といきたいところ。

第1試合
W000 010 000  =1
R000 201 00x  =3

W)宮城、越井
R)大越、塩野目、沖、吉野

本塁打 なし

早稲田スタメン
8尾瀬、6山縣、9吉納、2印出、3前田健、4中村敢、5梅村、7石郷岡、1宮城
立教スタメン
4田中祥、5斎藤大、6柴田、3丸山、7西川、9菅谷、8桑垣、2戸丸、1大越

1回表、尾瀬左飛、山縣空振り三振、吉納見逃し三振。大越は球速134〜140くらい。その裏、田中凡退、斎藤ライト前ヒットも柴田空振り三振、丸山投ゴロ。
2回表、印出追い込みながらレフト前ヒット。前田送りバントも戸丸素早い二塁送球で印出二封。中村遊ゴロ併殺崩れ、梅村凡退。その裏、西川捕邪飛、菅谷ニゴロを中村弾き更に一塁悪送球で菅谷ニ進。桑垣一ゴロで菅谷三進、戸丸空振り三振。
3回表、石郷岡右飛、宮城左飛、尾瀬追い込みながら死球、山縣ニゴロ。その裏、大越三塁ハーフライナー(バット折れる)、田中フルカウントから四球。宮城は球速135くらい。齊藤左飛、柴田の時に田中二盗成功も柴田一直。
4回表、吉納ニゴロ、印出右飛、前田ニゴロ(田中好プレー)。その裏、丸山中飛、西川四球、菅谷レフト線二塁打で1死2・3塁のチャンス。桑垣空振り三振も、戸丸ライト前2点タイムリーヒットで先制。戸丸は二塁狙うも送球されアウトでチェンジ。
5回表、中村レフト前ヒット、梅村の時に牽制悪送球で二進。梅村中飛で中村三進、石郷岡中犠飛(1)、宮城中飛。その裏、大越の代打新村中飛、田中空振り三振、齊藤中飛。
6回表、この回から投手塩野目登板。尾瀬ニゴロ、山縣ライト前ヒット、吉納死球、印出四球で満塁。木村監督マウンドに向かうが塩野目続投。前田右飛で三塁ランナー動けず。中村空振り三振で塩野目ピンチを切り抜ける。その裏、柴田遊内野安打、丸山右飛、西川の時ニ盗成功。西川レフト前ヒットで1死1・3塁のチャンス。菅谷は叩きつけた打球の投ゴロで三塁走者ホームイン。桑垣の代打小林隼三ゴロ。
7回表、この回から投手沖登板。梅村初球を捕邪飛。石郷岡空振り三振、宮城の代打小澤ニゴロ。その裏、この回から越井当番。戸丸捕、北田右飛、田中見逃し三振。
8回表、尾瀬一ゴロ、山縣捕邪飛、吉納ゴロでセンター前に抜けるヒット、印出右飛。その裏、齊藤中飛、柴田中飛、丸山遊内野安打、代走黄
西川のときに二盗失敗。
9回表、この回から投手吉野。前田投ゴロ、代打田村センター前ヒット、梅村一ゴロ併殺で試合終了。

ようやく勝利。やはり大越の好投が大きかった。そして打線は4回裏、1死2・3塁の絶好機で桑垣が三振し、またここも逸機かと思ったが戸丸が見事にタイムリー。次が投手だけに、戸丸で勝負を選択した早稲田としては完全に裏目だったのだろうが、戸丸もようやくいい仕事をしてくれた。6回も、菅谷が叩きつけて高く跳ねた分、投ゴロで三塁走者がホームインできて貴重な追加点。まだまだ得点力は高くないが、ようやくチームとして繋がる流れが出来てきたのでは。
投手陣は、塩野目が薄氷を履むようなリリーフだったが沖が2イニングをほぼ完璧なピッチング。クローザーの吉野もきっちり抑え切った。
早稲田はこちらも初先発の宮城が好投。制球力が安定している左腕だけに活躍が期待できるのでは。今日は打線が初対戦の大越を打てなかったが、3回戦に向けてどう立て直してくるか。

第2試合
T 000 012 000  =3
K 400 021 01x  =8

T)鈴木太、渡辺、中村、前田、佐伯、吉田
K)渡辺和、小暮、広池、沖、小川

本塁打 府川1号2ラン(6回表)

東大スタメン
7中山、8榎本、4山口真、5内田、9大原、1鈴木太、3西前、2府川、6青貝
慶應スタメン
6水鳥、7古野、5本間、3清原、8横地、9常松、4斎藤快、2森村、1渡辺和

1回表、中山ニゴロ、榎本遊ゴロ、山口センター前ヒット、内田センター前ヒットで山口三進、大原中飛。その裏、水鳥ライト前ヒット、古野左中間タイムリー三塁打(1)であっという間に慶應先制。本間ストレートの四球、清原5球目に捕邪飛を打ち上げたが捕手府川落球。直後にライト前タイムリーヒット(1)。横地遊飛、常松死球、斎藤押し出し四球(1)。ここで大久保監督マウンドに向かうが続投。森村遊ゴロ併殺崩れ(1)。渡辺左飛でようやくチェンジ。
2回表、鈴木太ニゴロ、西前空振り三振、府川センター前クリーンヒット、青貝ニゴロ。その裏、水鳥空振り三振、古野中飛、本間中飛。
3回表、中山レフト前クリーンヒット、榎本捕ゴロで中山二進、山口左飛、内田ストレートの四球、大原の時に二塁牽制悪送球で中山三進、大原ストレートの四球。ここで堀井監督マウンドへ。続投で鈴木太空振り三振。インコースの真っ直ぐ2球見逃して追い込まれたのが全てだった。その裏、清原右飛、横地ニ飛、常松中飛。
4回表、西前三飛、府川左飛、青貝レフト前ヒットで出たが中山の時に二盗失敗。その裏、斎藤遊ゴロ、森村レフト前ヒット、渡辺空振り三振、水鳥三邪飛(バット折れる)。
5回表、中山フルカウントから四球、榎本の時に二盗成功、榎本ストレートの四球。堀井監督マウンドに向かうがここも続投。山口投直、内田に初球ボールとなったところで投手小暮に交代。内田レフト前タイムリーヒット(1)。大原三ゴロで走者進塁。鈴木太左飛で1点どまり。その裏、古野死球、本間レフト線二塁打で中継もたつく間に古野一気にホームイン(1)。本間も送球間に三進。清原三ゴロ一塁悪送球で本間ホームイン(1)。この回の2失点は守備の乱れで鈴木太は可哀想。ここで投手渡辺に交代。西前に代わって渡辺が入り、大原が一塁、鈴木太が投手からライトに回る。横地ニゴロで山口よく追いつくも一塁悪送球で走者進塁。常松遊ゴロ、斎藤三邪飛、森村左飛。
6回表、慶應ライト常松に代わり佐藤。東大は渡辺の代打明石四球、府川レフトスタンドギリギリに飛び込む2ランホームラン(2)で3-6と3点差に迫る。青貝遊ゴロ、中山ライト前に落ちるヒット、榎本の時に二盗失敗、榎本投内野安打。ここで投手広池に交代。山口一ゴロでチェンジ。その裏、投手中村登板。センター榎本に代わり橋元。慶應は広池の代打小原ゴロでセンター前に抜けるヒットで代走織茂。水鳥の初球に捕逸で織茂二進。水鳥右飛で織茂三進。古野四球、本間中犠飛(1)。清原の初球に古野二盗成功。清原ストレートの四球、横地中飛。
7回表、この回から沖村登板。内田空振り三振、大原捕邪飛、鈴木太ライト前ヒット、中村の代打門田投ゴロ。その裏、投手前田登板。佐藤空振り三振、斎藤三ゴロも内田弾き一塁セーフ(記録はエラー)。森村空振り三振、沖村フルカウントから四球、水鳥四球で満塁。古野左飛。
8回表、府川初球、腰のあたりに死球。青貝空振り三振、中山三飛、橋元遊直。その裏、投手佐伯登板。本間フルカウントから四球、清原遊飛、横地中直、佐藤の代打丸田、止めたバットに当たった打球が三塁前に転がり内野安打。斎藤ライト前タイムリーヒット(1)で丸田も三進、森村ストレートの四球。ここで投手吉田に交代。慶應は沖村の代打二宮中飛。
9回表、投手小川登板。山口三ゴロ、内田フルカウントから四球、大原中飛、鈴木太ニゴロで試合終了。

東大は連敗スタートとなったが、中山・榎本の1・2番に山口・内田の主軸は今後も期待できそう。下位も府川は好調で青貝も悪くない。鈴木太は投打二刀流の期待で実際,1回戦は外野で、2回戦は先発投手で登場。打撃は期待したほどではなかったが、それだけ負担が大きいともいえる。西前は力不足では。2試合で5打数無安打。特に初戦の外丸には全くタイミングが合っていなかった。守備でも,試合では目立ったミスは無かったが試合前のシートノックでは送球に不安を抱えているのは明らか。2戦目途中で大原が一塁に入ったが今後の起用はどうか。捕手の府川は投球後逸や捕邪飛落球など守備面の課題も見えたが打撃はホームランを放つなど絶好調。府川が下位で打つようだと面白い。
もうひとつの不安は三塁内田の守備。一塁送球が乱れる悪癖が2回戦では2度出てしまった。打撃は好調だし4番として外すことは考えられないが、背が低いので一塁手としては適さないし,他にポジションもなさそう。あの三塁守備では投手は辛い。
慶應は連勝したのは予定どおりだろうが、初戦は外丸好投とはいえ完投できず。2回戦は渡辺和・小暮がピリッとしない投球。昨秋好投した竹内がベンチ外なのも気になる。
打線はトップ水鳥が好調。古野、横地あたりも好打を見せ、常松もいかにもパワーがありそうな楽しみな選手。そして注目の清原。このカードではタイムリーも放って自信をつけたのでは。そして守備でも無難な動きでフル出場。やはり守備がきちんとできないとなかなか試合出場は難しい。どうしても親の七光り的に見られるが、技量はアップしているように見える。次以降の試合で真価が問われる。


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