見出し画像

2023年5月20日(土)東京六大学野球春季リーグ戦第7週1回戦 立教0-1明治、法政11-0東大@明治神宮球場

予報では、雨は朝方までで日中は曇り、のはずだったが神宮球場に到着する前あたりから雨が降り出す。入場してみると結構強くなりレインウェアを着用。幸い、試合開始時は降っていたがしばらくして止んだ。
既に前週、明治が早稲田に連勝で勝ち点4を挙げこのリーグ戦の優勝が決定。これで昨年春からリーグ戦3連覇となった。
明治の3連覇は1937年〜1938年以来85年ぶり。リーグ戦では2006年秋〜2007年秋の早稲田以来。2連覇は結構あるがやはり3連覇となるとそうあるものではない。
明治は最終カードの立教戦に勝ち点5の完全優勝がかかる。いっぽう立教はここまで東大から勝ち点をあげたのみで勝ち星もその2勝のみ。東大からしか勝てない、では終わりたくないはず。意気込みは決して負けていないと思いたいが、いかんせん戦力差は顕著。立教としては意地を見せるしかないがどうだろうか。
第2試合の法政ー東大は、法政は勝って勝ち点4となるが既に優勝はライバル明治のもの。とはいえ東大戦を勝って締め秋につなげたい。いっぽう東大はなんといってもここまで立教戦の1分以外は全敗。なんとしても勝利を挙げたいだろうし勝ち点だって狙いたい。ここまで投手は健闘しており打線の援護次第ではもしかすると、とも思わせる。

第1試合
R 000 000 000 =0
M010 000 00x  =1
R)池田、小畠
M)村田、蒔田
本塁打 なし

立教スタメン
5齊藤大、3菅谷、4西川晋、7西川侑、9鈴木唯、8安藤、2戸丸、6鬼頭、1池田
明治スタメン
4堀内、7飯森、6宗山、5上田、3杉崎、9今井、2小島、8直井、1村田

2回裏、1死から今井の遊ゴロを遊撃手鬼頭が一塁悪送球。捕球までは問題なかったが、送球が一塁手のはるか上に行ってしまった。雨の影響だろうか。小島センター前ヒットで続き、直井レフト前タイムリーヒットで明治先制0-1。立教はエラー絡みの失点とこの試合も嫌な予感。
今季、貧打で得点力不足に泣く立教は案の定、防御率0点台で法政の篠木と防御率のタイトルを争う明治の村田を全然捉えられない。ヒットが出ても2死からでチャンスが広がらない。7回表、先頭の鈴木唯がフルカウントから四球を選ぶも続く安藤はバントを2球ファールし強攻もニゴロ併殺と最悪の結果に。さすがにこれはない。
池田は6回8安打1失点で自責点0。毎回のように走者を背負う苦しい投球ながらも最小失点にしのぎ、失点もエラー絡みだけに孤軍奮闘の感があった。更にはヒットまで打っている。野手はちょっと不甲斐ない。
立教は7回裏から2人目、小畠が登板。2イニングを無失点に抑えたが、明治は村田が8イニングを投げ無失点で9回表は蒔田が登坂。隙があるのではと思ったが全然そんなことはなくきっちり抑えられ完封リレーで惜敗。点差は最小失点で投手は頑張ったが打線は散発4安打に抑えられ得点の気配は無かった。
明治は先勝し、勝ち点5の完全優勝にあと1勝。立教は2勝7敗3分で、勝利は東大からの2つのみで他の法政・早稲田・慶應には引き分けはあるものの勝利は無し。東大戦の勝利だけでは終われない、という意地はあるとは思うが、明治とはそもそも戦力差は大きいし、完全優勝というモチベーションでも完全に負けている。これを覆すには2回戦で沖が相当に奮起するしかないがどうだろうか。

第2試合
H201 032 030  =11
T000 000 000  =0
H)篠木、吉鶴、武富
T)鈴木健、長谷川大、鈴木太
本塁打 松下1号(6回表)

法政スタメン
5武川、4藤森康、7内海壮、3内海貴、6今泉、8中津、9西村、2吉安、1篠木
東大スタメン
9酒井捷、7矢追、3大井、8別府、2和田、5藤田、4山口真、6青貝、1鈴木健


第2試合は晴れ間ものぞいて天気はほぼ回復。1回表、法政は先頭武川レフト前ヒット。藤森送りバントから内海壮凡退も内海貴・今泉連続四球で2死満塁。ここで中津ライト前2点タイムリーヒットで先制2-0。
3回表、2死から内海貴レフト線に落ちる二塁打。引っ張りに備えてか外野手はライト寄りに守っていた。続く今泉は三ゴロだったが三塁手藤田が一塁悪送球で内海生還3-0。
4回表、先頭西村四球、吉安送りバント。ここで篠木はライト前ヒットを打つも右翼手酒井からの好返球で西村本塁タッチアウト。篠木も挟殺されそうだったが、青貝悪送球でセーフ。武川レフト前ヒットで続いたが藤森三振に倒れ無得点。その裏、和田の三塁前の高いバウンドの打球を追った三塁手武川が転倒。脚をつったらしくしばらく治療したが無事試合再開。
5回表、内海壮レフトオーバー二塁打。内海貴ヒットで続き、今泉センター前タイムリーヒットで4-0。中津送りバントで1死2・3塁で西村レフト前2点タイムリーヒットでこの回3点目、6-0とリード。東大・鈴木健は5回途中6失点とゲームを作れず2番手長谷川大に交代。
6回表、やはり武川に代打が出されたが、その代打松下がレフトスタンドへソロホームラン7-0。さらに藤森左中間三塁打から内海壮右犠飛で生還8-0。
法政は7回裏から吉鶴が登板。篠木は6回2安打無失点。全く危なげないピッチングだった。
8回表、藤森ライト線の打球で一挙三塁へ。内海壮ライト前タイムリーヒットで9-0。今泉レフト線二塁打で続き中津左中間を破る2点タイムリー三塁打で11-0。長谷川大も3回5失点。球速は120から出ても130ちょっとで、軽くひょいと投げているように見えるのだが5失点とはいえ思ったよりは打たれていない印象。意外に手元でボールが伸びるのかも。
法政は9回裏、武富が登坂しきっちり抑えて完封リレーで試合終了。法政が投打に東大を圧倒し先勝。あと1つ勝てば勝ち点4で2位確定。この春は明治に優勝を奪われたが秋はリベンジしたいところ。


第1試合、5回終了0-1
試合終了 0-1完封負け
第2試合開始前 この日は曇り空
三塁側、少し上から観戦
試合開始前


第2試合の途中から晴れてきた
試合終了
試合終了後 両校選手はベンチ前で退出の準備

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?