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2024/4/21(日)東京六大学野球春季リーグ戦 法政2-1立教、東大8-13明治@明治神宮球場

(第1試合)
前日の1回戦は立教・小畠と法政・篠木の投げ合いで小畠が完封、1-0と最少得点での結果。2回戦は打線がどこまで活躍するのか。立教5安打法政6安打と昨日はどちらも打てなかったがこの試合は。

H 000 010 100  =2
R 000 010 000  =1

H)吉鶴、安達
R)大越、塩野目、沖、吉野

本塁打 なし

法政スタメン
5松下、8藤森康、6中津、4武川、2吉安、9姫木、3田所、7鈴木照、1吉鶴
立教スタメン
4田中祥、5斎藤大、6柴田、3丸山、7西川、9菅谷、8桑垣、2戸丸、1大越

1回表、松下初球を三塁内野安打、藤森一塁前送りバント、中津見逃し三振、武川3球目に暴投で走者進塁、武川空振り三振。その裏、田中ニゴロ、斎藤フルカウントから四球、柴田ニゴロ併殺。
2回表、吉安フルカウントから中飛、姫木一塁線破る二塁打、田所空振り三振、鈴木三振。その裏、丸山フルカウントから四球、西川投前送りバント、菅谷一飛、桑垣ニゴロ。
3回表、吉鶴三ゴロ、松下見逃し三振、藤森ストレートの四球、中津右飛。その裏、戸丸左直、大越見逃し三振、田中三飛。
4回表、武川空振り三振、吉安中飛、姫木四球、田所中飛。その裏、斎藤一ゴロ、柴田遊ゴロ、丸山空振り三振。
5回表、先頭の鈴木中越え三塁打から次打者吉鶴レフト前タイムリーヒット(1)で法政先制。松下遊ゴロ併殺、藤森左飛。その裏、西川捕前セーフティバントで捕手の一塁送球がそれて西川一気に三進、記録はヒットと捕手吉安のエラー。菅谷ニゴロで走者動けずも次の桑垣2球目に投前スクイズ成功で同点(1)。さらに戸丸左越え二塁打、大越の代打落合ストレートの四球で2死1・2塁の好機も田中見逃し三振。ここは主将に1本欲しかった。
6回表、この回から塩野目登板。中津遊ゴロ、武川レフト線二塁打、吉安ニゴロで走者進塁、姫木左直。その裏、斎藤左飛、柴田ライト前ヒット、丸山ニゴロ併殺。
7回表、この回から沖登板。田所空振り三振、鈴木追い込みながら死球、吉鶴投前送りバント。ここで松下レフト前タイムリーヒット(1)で法政再び勝ち越し。藤森左飛。その裏、西川投ゴロ、菅谷レフト前ヒット、桑垣投前送りバント。戸丸の2球目に暴投で三進し戸丸四球。ここで投手安達に交代。沖の代打、小林隼追い込まれながら死球で2死満塁もここも田中空振り三振。田中がブレーキになってしまっている。
8回表、この回から小林誠登板。中津初球投前セーフティバントで内野安打、武川捕前送りバント、吉安ニゴロで走者進塁、姫木の代打内海三飛。その裏、内海がそのままレフト。斎藤三直、柴田遊飛、丸山フルカウントから空振り三振。
9回表、この回から吉野登板。一塁平野。田所三ゴロ、鈴木空振り三振、安達空振り三振。その裏、西川捕飛、菅谷投飛、桑垣の代打黄右飛で試合終了。

この試合も最少点差の接戦となったが、法政7安打、立教4安打とやはり法政打線が上回った印象。得点回は5回表は先頭鈴木の三塁打を次打者吉鶴タイムリーで返し、7回表はバントで進めた走者を去年もチャンスに強かった松下がきっちりタイムリーを打つなど好機をしっかりとものにした。大島新監督はバントが多いようにも思ったが今後どうか。投げては先発吉鶴が7回途中1失点(自責点0)と好投し、安達が2回1/3を無安打無失点と完璧なリリーフ。昨年の塙のようなポジションを今年は安達が務めるのか。球速は140前後だがチェンジアップなのか、落ちる球に立教打者が態勢を崩されて力ない内野フライが多かった。
立教は先発大越が5回4安打1失点とこの日も安定した投球。しかし打線が4安打では厳しく同点に追いつくのがやっと。1番田中が.118(17-2)とリードオフマンとして機能しておらず中軸への繋がりが生まれてこないのでは。下位の菅谷・戸丸がそこそこ好調だけに、好機で田中に回ってくる悪循環にもなっている。
投手は小畠と大越の先発2人が安定し、リリーフも塩野目・沖・小林誠で抑え吉野というパターンは計算できる。やはり勝敗は打線次第。


(第2試合)
前日1回戦は21-2と明治の一方的な勝利。東大は意地を見せられるか。
東大はオーダーを変えてきて、前日まで4番三塁だった内田がスタメン落ち。堀部を一塁に入れ、藤田主将が三塁。右翼には大原を起用。4番は中山が1番から移動した。内田はベンチ入りしているので故障ではないだろう。守備面を考慮してしてのことだろうか。

T  300 000 302  =8
M 310 405 00x  =13

T)鈴木太、渡辺、双木、中村、平田
M)浅利、毛利、三浦、菱川

本塁打 大原1号3ラン(1回表)、加藤1号ソロ(6回裏)

東大スタメン
8榎本、3堀部、4山口真、7中山、9大原、1鈴木太、2府川、5藤田、6青貝
明治スタメン
8直井、4木本、6宗山、9横山、3加藤、2小島河、:瀬、5友納、1浅利

1回表、榎本フルカウントから四球、堀部死球、山口一塁線送りバントでいきなり1死2・3塁の好機。中山三邪飛に倒れるも大原なんとレフトスタンドへ3ランホームラン(3)で東大衝撃的な先制劇。鈴木空振り三振。その裏、直井四球、木本投前送りバント、宗山ゴロでセンター前に抜けるタイムリーヒット(1)でまず1点返す。横山三ゴロで宗山ニ封、加藤レフト前ヒット、小島の初球暴投で走者進塁、小島ライト前2点タイムリーヒット(2)で早くも3-3同点に。瀬ライト前ヒット、友納空振り三振。
2回表、府川遊ゴロ、藤田四球、青貝レフト前ヒット、榎本空振り三振、堀辺遊ゴロで青貝ニ封。その裏、浅利レフト前二塁打(レフト中山打球後逸)、直井センター前ヒットから木本中犠飛(1)で明治3-4と逆転。宗山遊ゴロ併殺崩れ、横山中飛。
3回表、山口ストレートの四球、中山ニゴロ併殺、大原ライト前ヒット、鈴木空振り三振。その裏、加藤ゴロでセンター前に抜けるヒット、小島一塁線送りバント、瀬四球、友納中飛(榎本背走好捕)、浅利三ゴロ。
4回表、府川ニゴロ、藤田空振り三振、青貝ストレートの四球、榎本ライト前ヒットで続くが次の堀部のときに投球逸れた際の捕手一塁送球に榎本戻れずタッチアウト。その裏、直井レフト前クリーンヒット、木本の時にニ盗成功、木本センター前ヒット、宗山のときに木本ニ盗、宗山遊ゴロ、横山ライト前2点タイムリーヒット(2)で追加点、3-6。ここで投手渡辺に交代。加藤の初球にニ盗成功、加藤左直、小島右中間タイムリー二塁打(1)、瀬ライト前タイムリーヒット(1)と畳み掛けてこの回4得点で3-8。友納空振り三振でようやくチェンジ。
5回表、堀部三ゴロ、山口フルカウントから四球、中山死球で1死1・2塁も大原遊ゴロ併殺。その裏、浅利の代打山内陽レフト前ヒット、直井の初球にニ盗成功、直井死球、木本左中間への左飛で中山好捕も走者それぞれ進塁。前進守備で宗山ニゴロで走者動けず。横山中飛(榎本好捕)。
6回表、この回から毛利登板。渡辺の代打工藤三ゴロ、府川空振り三振、藤田空振り三振。その裏、代打の工藤に代わり杉浦が入り捕手、府川に代わり投手双木登板。加藤レフトスタンドへソロホームラン(1)、小島四球、瀬三塁内野安打、友納に代打杉崎。この辺りで急に雨。杉崎四球、毛利ゴロでセンター前に抜ける2点タイムリーヒット(2)。ここで投手中村に交代で、双木は1死も取れず交代は誤算。直井中飛(榎本好捕)、この間に走者三進。木本ライト前タイムリーヒット(1)。宗山フルカウントから四球、横山中犠飛(1)。加藤四球、小島中飛でようやくチェンジ。この回5得点で3-13。
7回表、宮田が三塁に入る。青貝センター前ヒット、榎本右中間二塁打で無死2・3塁。ここで堀部レフト前タイムリーヒット(1)。山口のときにニ盗成功、山口空振り三振、中山ニゴロで走者ホームイン(1)、大原センター前タイムリーヒット(1)。杉浦三ゴロ。東大この回3得点で6-13。その裏、長谷川登板。瀬の代打水谷右飛、宮田センター前ヒット、毛利の代打衛藤空振り三振、直井フルカウントから四球、木本のときに暴投で走者進塁、木本右飛。
8回表,この回から三浦登板。一塁に吉田、レフトに水谷入る。長谷川の代打西前センター前ヒット、藤田センター前ヒット、青貝ニゴロで藤田ニ封、榎本左飛、堀部空振り三振。その裏、西前がそのまま一塁に入り、堀部のところに投手平田。宗山左飛、横山空振り三振、吉田遊ゴロ一塁悪送球、小島遊ゴロで吉田ニ封。
9回表、菱川登板。山口ライト前ヒット、中山四球、大原右中間タイムリー二塁打(1)、杉浦中飛、西前右犠飛(1)、藤田投ゴロで試合終了。

両チーム打ち合いという試合。東大は大原がいきなりの先制3ランで沸いたが、投手が守り切れるのか不安を抱いた人は多かったはず。まさに案の定というか、先発鈴木がその裏にすぐさま同点とされ、その後も立ち直れず4回途中で降板。さらに双木が6回裏にリリーフ登板も1死も取れず3安打2四球で5失点。3-13とされた東大だが直後の7回表に堀部・大原のタイムリーなどで3点返すと9回表も大原タイムリーなどで2点。この試合12安打8得点の猛攻だった。大原はなんと4安打5打点の大暴れ。初回の3ランがリーグ戦初ヒットというから恐ろしい。守備面も、エラーは青貝の一塁悪送球の1つのみ。オーダー変更の効果はあったといえる。中堅の榎本は好プレーを何度も見せた。開幕試合では清原の打球への判断が不味かったようにみえたが、適応してきたのではないか。まだ2年生で今後が楽しみ。

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