マガジンのカバー画像

つあおとまいこのゆるふわアート記

58
みなさん、こんにちは! 浮世離れマスターズのつあお&まいこです。ゆるゆるふわふわのアートツアーに参加しませんか。
運営しているクリエイター

#日本画

つあおとまいこのゆるふわアート記とは?

浮世離れマスターズのつあおとまいこがアート作品を実際に見ながら語るゆるゆるふわふわのトーク記です。読者の皆様と一緒に浮世離れできれば本望です。「和樂web」(小学館)にもたくさんのトーク記事を掲載しています。 ※つあお/小川敦生と「アートでハッピー」こと菊池麻衣子、それぞれの記事も時折こちらで配信しております。 えっ? つあおとまいこって誰だって? 年間美術展訪問数は、2人合わせて年間300件以上。 アートを前に、スーパー浮世離れな会話を繰り広げては、ハッピーワールドに

新時代の日本画を見定めるのは可能か

上野の森美術館(東京・上野)で6月4日まで開催中の「第9回 東山魁夷記念 日経日本画大賞」展。選考結果を、大変興味深く受け止めた。 ともすれば保守的になりかねない日本画の表現を、若い作家たちはどう切り開いているのかを知りたい。はたして新時代の日本画を見定めるのは可能か。そんな期待を持って、3年に一度、作家・作品の顕彰を続けているこの展覧会に出かけた。 大賞を受賞した村山春菜は日展に所属する。日展といえば保守の象徴というのが筆者の認識だ。その中で若手作家がどんな作風を展開し

人はなぜ妖しい絵に魅了されるのか?

甲斐庄楠音、島成園、稲垣仲静…。私たちはなぜ妖しい絵に魅了されるのでしょうか。「あやしい絵」展について浮世離れマスターズのつあおとまいこが和樂webに執筆した下記のトーク記事をぜひお読みください。

子猿と寝ていた?!🐒動物も人も愛した川合玉堂。しっとり優しい空気はシューベルトに通じる?!

日本画家、川合玉堂は東京・奥多摩にアトリエをかまえ、渓谷の自然に身をうずめながら制作にいそしんでいたそうです。山種美術館で開かれている「川合玉堂」展を訪ね、墨の味わいに満ちた日本画の本領を楽しみました。 川合玉堂《猿》(1955〜56年頃、紙本・墨画淡彩、山種美術館蔵)展示風景 つあお 川合玉堂が猿の絵を描いてるなんて意外でした。 まいこ 私も初めて見ました。会場で目立ってたので、駆け寄って見ちゃった! つあお なんか、かわいくないですか? まいこ かわいい!! 木

昭和モダンの叙情にハートを射抜かれる💘小村雪岱の美に酔ってみよう✨

鈴木春信の浮世絵を思わせる美人画を描きながらも、大正から昭和初期にモダンでオシャレな作風を展開した小村雪岱(せったい)。三井記念美術館で開かれている特別展「小村雪岱スタイル」で、団扇絵、肉筆画から書籍の装幀までのたくさんの「スタイル」を楽しみました。 まいこ 雪がしんしんと降っている中に、傘をさしてしゃがんだ美女! この絵、うちわの形が素敵ですね! つあお 小村雪岱、たわくしは昔から好きなんですよ。江戸時代の浮世絵っぽいんだけど、すごくモダン! うちわの形って、こうやって