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義母との価値観の違い

義母はいわゆる息子だいちゅき母である。

私も男兄弟の中で育ったので母親の息子への愛情の盲目具合は知っているのだが、まさしくそのとおりの義母である。

私は決していい嫁では無い。
義母と会ったのは結婚1年目に2回ほどのみで、あとはのらりくらりと会わないように距離を置いて過ごしていた。

義母はよく分からない健康方法に傾倒しており、その会社の商品(販売権?)を売って利益を得ているらしい。研修などもあり毎週特定の場所へ赴きその健康法を受けているらしい。
(私からしたらマルチやネズミ講だと思ってしまうのだがそうではないらしい)

私はそういうものに対する拒否感があるので義母へ近づきたくない理由のひとつでもある。

実家に挨拶に行った時も「息子には栄養のあるものを食べさせて」と栄養表まで渡してきたこともある。
私なりに当時は栄養を考えた食事を作っていたのだが、かなりうんざりした記憶がある。

そして子供(孫)のこと。
急に宅配が送られてきたと思ったら夫の幼い頃の写真や育児日記が送られてきた。

「これから必要になると思うから」

との事だったが、夫と私はきちんと話し合って子供を産まない選択をしていると初めから伝えていた。

「こりゃ無理だ」

幼い夫の写真を見た時はとても愛おしくて思わず泣いてしまいそうになったが、義母の育児日記の押しつけは理解し難いものだった。

そして実は今月中に義母がこちらに遊びに来たいと言っていたのだ。
しかし私のパニック症の悪化に伴いひとりで家にいることが不安で「パニック障害だと伝えていいからキャンセルして欲しい」とお願いしていた。

実は義母にはパニック症については話していなかったのだ。

余計なお世話を焼かれるかもしれないし、大事な息子にそんな嫁が来るとなると反対するだろうと思ったからだ。

けれど今回ばかりは夫が2泊も家を空けることがとても不安でパニック症であることを告白することにした。

無事に今月の予定はキャンセル出来たのだが、しばらくして夫の電話が鳴った。
義母からだ。

「多分私のこと話しているな」と直感でわかる。

だから私はいつも「私のこと話してたでしょ〜?」と軽く聞くようにしている。

そうすると夫は大体の内容を話してくれるのだが、今回は義母が私のパニック症に対して軽くみている様子の話をされたのでかなり頭に来てしまった。

「いつ遊びに行けばいい?いつならいいの?私はそんなこと(パニック症)にならないほど忙しくしてたから云々かんぬん……」

とのこと。

何を言っているのだろうか?

夫はきちんと付き合う前からパニック症を患っていてすぐに治るようなものじゃない、と言ってくれていたらしいが、義母はそんなこと気にも止めてくれず「可愛い息子に早く会いたい、そんな嫁もらって大丈夫なの?嫁があなた(息子)のストレスになってない?」という様子だったそうだ。

あの。予定キャンセルから1ヶ月も経ってませんし、忙しくしてたからパニック症にはならないという訳でもないし、100人に1人の割合で誰でもなり得る病なのですが?
(しかも発症当時、私は仕事をしていたし初めての発作は職場だった)

私は義母がパニック症に関して調べて、こうしたらああしたらとアドバイスでも話したのかと思いきや、私のことをまるで考えていない話をしたことにとても腹が立った。

息子が大事なのもわかる。

いい嫁でもないし、孫を産む予定もない、そしてパニック症というよく分からない病を患っている。そして夫の稼ぎに頼りきっているのが気に食わないのだろう。

兄を持つ身として母親の息子への盲目加減は理解していたが、初めて会った時「本当の親だと思ってね」と言った人の言葉なのだろうか。

本当の親だと思うなら私はその場で電話を代わり、声を荒げて暴言を吐くが大丈夫か?と私は思ったが流石に出来ない。なので、その代わりに夫に義母へ言って欲しいことを粛々と伝えるようにした。

本当の親にさえ初めは理解されず悲しい思いをしたのだが、まさかこのパニック症が浸透してきた今の時代に同じような経験をまたするとは思わなかった。
(実の母親とのいざこざはまた別のnoteにしようと思う)

とにかく、義母とはやはり距離を置くべきだと判断して今日は眠りにつこうと思う。

おやすみなさい。

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