流産手術終了

今朝から夫に送ってもらい病院に行き、稽留流産の手術を終えてきた。

病院に着き受付を済ませると、看護師が間も無くやってきた。一緒に待っていた夫と別れて病室に案内された。
その後パジャマに着替えて、子宮の中をエコーを使い最終確認をした。
やっぱり春ちゃん(先月末に流産が発覚した赤ちゃんのことをそう呼んでいます、詳しくはhttps://note.com/tsu_pu_/n/n5ae37011acac を読んでみてください。)は生きておらず、すでに子宮も小さくなっているように見えた。

その後膣の中にラミセルという器具を入れて、子宮を柔らかくする段階に入った。
すぐに腹部に鈍痛がやってきた。しばらく苦しかった。

その後前日の夜から絶食していたので、水分補給の点滴を行い手術の時間まで病室のテレビを流しながら一度帰宅した夫と連絡を取り合った。

私:やっぱりダメだったよ赤ちゃん
夫:落ち着いたら供養してお花を供えてあげよう
私:春のお花がいいかな、さくらかな
夫:桜だね、春ちゃんだから

↑大体のやりとり

まあこんな感じのやり取りをするから当然泣きそうになる。しかし時間は待ってくれることなく、気がつくと手術のときが来てしまった。

診察室に行き婦人科特有のあの椅子に腰掛け、血圧と心電図を測定された。ズボンも下着も靴下も脱いだ下半身に若干の寒さを感じた。

ああ、終わってしまう。
幸せな時間が終わってしまう────





「津川さん、大丈夫ですか?」

担当の看護師の方が声をかけてくれた。
目が覚めると一瞬何が起きたのかわからなくて、ぼんやりとした意識の中何が起こっているのか問うと、看護師さんに言われた。

「もう終わりですか?」
「はい、先程終わりました。お疲れ様でした。」

本当に一瞬だった。
血圧と心電図を測定された記憶のあとが全くない。抜けている。
これにはとてつもなく驚いた。

その後は夢を一つも見ることなくただ眠っていた。
あれだけ不安だった手術がすぐに終わり、点滴も終わると軽食を出された。美味しいサンドイッチを食べるとすぐに迎えがきて5時間の日帰り手術が終わった。

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