2022年2月22日22時22分22秒の中の0

今日は2022年2月22日だ。
SNSでは2022年2月22日22時22分22秒の瞬間を捉えたデジタル時計の写真が散見され盛り上がりを見せている。

が、しかし…
2022年2月22日22時22分22秒の中に0が混ざっているせいでどうでもよくなってしまう!ああ、私はなんて損な気性の持ち主なのだ。助けてくれ!

突如と広がる教室の風景。
新しいノートを使う時にはまるで完璧な作品を作り上げるかの如くきれいな字で書き始めていたが、ちょっとでも字がうまく書けないページがあったら途端にどうでも良くなって雑になっていたことを思い出した私であった。

そもそも授業は板書が目的ではないので要領よく生きる人はノートをきれいに書くことはしないだろうし、完全無欠の完璧主義なら納得いくまで字を書き直してきれいなノートを作り上げるのであろう。
どっちかなら良いと思う。
だが私は完璧主義の精神だけ持っている何もしない投げやりな人間なのだ。

でも振り返ってみると希望はある。
ノートは即作品としての価値を失っていたが、高校からルーズリーフを使うようになり状況が変わった。
それまではノート一冊がまるまる失敗作になる感覚しか知らなかったが、
ルーズリーフを使い始めてから「このページはきれいにできたな」という感覚を知ったのだ。

目指すはきれいなルーズリーフ一枚にでも満足できる人間ではなく、このページの中でもここの部分だけはきれいだと満足できる人間になることだ。
それができているのが2022年2月22日22時22分22秒を楽しんでいる人たちなのだろう。
2222年2月22日22時22分22秒にしかテンションが上がらない人より、今年テンションが上がる人の方が人生楽しいに決まっている。
2222年にはコンマ1秒のズレが気になって喜べないなんてことにならないよう祈るばかりだ。
あと200年でこの性格直るかな。

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