アニメ版NARUTO展『NARUTO THE GALLERY』に行ってきた

この展示会で私が1番見ることができて良かったと思ったものは、2002年に西尾鉄也さんが描いたアニメの設定画だ。
絵がうますぎる。
目にした途端食レポみたいなテンションで「うまっっ!!」と言ってしまった。
こういうの、もっと見せて欲しい。

あとは木ノ葉隠れの里のジオラマも、いかにも展示会に来ているおもしろみを感じられて良かった。
12種類の印を結んだ手の模型も印象に残っている。
ルーヴル美術館でミロのヴィーナスやサモトラケのニケを見た時の感覚に近い。
綺麗でなんかいいですよね。(バカの感想)

第四次忍界大戦の年表(4日間なので年表とは言わないか?)は、
まるで歴史資料館や日本史の教科書を眺めているような気持ちになった。
このあたりのことをあまり覚えていない私にとって良い復習になった。テスト前にでも見返したい気分だ。

終盤に待ち受けていたのは、この展示の見どころと言われているラストバトルを追体験できる4面シアターだ。
実際に体験してわかったが、真後ろの壁の映像は白眼でも持っていない限り見ることはできない。
日向一族専用シアターになっている。
これはなかなか厳しい。
忍ですらない私はなすすべなく、中忍選抜試験でリーに翻弄される序盤の我愛羅のようにキョロキョロしていた。
そしてなぜかセリフが被せ気味に畳み掛けてくるよう編集されており、
かの有名な「囮役はもちろんオレ以外が行く・・・」のようなイガイガ感が漂ったシュールな仕上がりになっていた。
しかしこれは受け取り手である私がナルトスを通ってきたから感じたものであり、作り手は悪くない。

NARUTOのアニメの魅力はアニメを観ればわかるので、制作裏に着眼点を置いた展示があったらとても嬉しい。
設定画やここのシーンはこのアニメーターが描いた、みたいな情報と原画が公開される場が今後あるといいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?