澤田知恭

筑波大学大学院心理学学位P/認知心理学/認知科学 https://researchm…

澤田知恭

筑波大学大学院心理学学位P/認知心理学/認知科学 https://researchmap.jp/swdtmys

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Stanのパラメータ制限値を複数指定する

参考・Stanユーザーガイド やりたかったこと渡された複数枚の図形を指定の順に並べる課題の課題遂行時間を分析したかった。この課題ではどれだけ習熟しても,図形を並び替えるのに最低限の時間(以下,ベースタイム)が存在すると考えられる。 課題遂行時間のデータは上のグラフのようになっている。このデータについて,試行が進むと,課題遂行時間が群ごとに異なるベースタイムに急速に寄っていくモデルを考える。この時,ベースタイムというパラメータの性質上,各群でその推定値は最短の課題遂行時間を

    • simrを使って一般化線形混合モデル(GLMM)の検定力分析をする

      参考Package ‘simr’ 一般化線形混合モデル(GLMM)の検定力分析がしたい 個人の主観だが,さすがに割合データは変換+分散分析ではなく,GLMMで分布に二項分布を指定して分析したいと思っている。また勝手な偏見だが,検定力分析をしないと怒られそうと思っている。そこでGLMMの検定力分析を行いたいのだが,人気のG*powerはGLMMに対応していないようなので,Rパッケージのrsimを用いて(『事後』の)GLMMの検定力分析を行った。 分析対象  文章を読んだ後

      • Stan・Rstan練習

        目的 StanとRStanの練習として,それぞれ20試行の再認課題1(Q1)と再認課題2(Q2)について参加者間条件(A,B)で課題成績に差があるか調べたかった。次に再認課題成績のヒストグラムを示す。それぞれについてほぼほぼ満点(20点)に近いデータを作成した。 正規分布であてはめてみる1 とりあえず大好きな正規分布を用いたモデルをあてはめてみる。以下のStanコードを用いた。 //normal.Standata { int N; //条件毎の参加者数 int<lower

        • 複数のPC上でPsychopyを使った実験プログラムから同期した反応時間を得る & 実験プログラムを同期させて動かす

          参考資料:  Razavi, M., Yamauchi, T., Janfaza, V., Leontyev, A., Longmire-Monford, S., & Orr, J. M. (2020). Multimodal-Multisensory Experiments: Design and Implementation.  LabRecorder(https://github.com/labstreaminglayer/App-LabRecorder)  Lab

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          MPTinRを使ってMPTモデリングした

           Multinomial Processing Tree model(MPTモデリング)をした時に,Rパッケージである「MPTinR」(Singmann & Kellen, 2013)を使った。日本語資料がネットの海に無かったので,使った話を備忘録的に残しておく。  参考文献:Singmann, H., & Kellen, D. (2013). MPTinR: Analysis of multinomial processing tree models in R. Behav

          MPTinRを使ってMPTモデリングした