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ネギ嫌いが茶こしに救われた話

二十云年生きて来て、何でもっと早く気付かなかったんだろうと今年一番感動した話を書いておこう。

好き嫌い

私は他人より好き嫌いが多い方だと思う。
野菜全般が嫌いで、調理方法によって食べられたり、その日の気力次第で食べられたりと、野菜を食べようとすると選り好みしないと食べられない。
ランチセットについてくるミニサラダなんてトマトくらいしか食べるところがないので、セットにしないで欲しい。

火を通さない葉物野菜は食べられない。ほうれん草のお浸しとか、胡麻和えとか、何となく食感がシャキシャキしないものは食べられる。キャベツが食べられるのはお好み焼きともんじゃ焼きくらいで、お好み焼きなら概ね4分の3程度食べてしまうと、もうソースよりキャベツの味が強くなって食べられなくなる。

野菜の中でも特に嫌いなのはネギ類。これはもうどんな調理方法を持ってしても、ネギの味が強過ぎて食べられたものじゃない。牛丼のネギも、ハンバーグの下に敷かれたネギも、ポテトサラダに紛れ込む玉ねぎも全部嫌い。ただ残念なことに、ネギは色んなところに潜んでいるし、ネギ抜きと言ってるにも関わらずちょろっとネギが紛れ込んだりしていて悲しい。

粉末スープにネギを入れないで

カップ麺に入っているネギはおおよそ3通りあって
①麺の上に開けられている
②粉末スープに紛れている
③かやくに紛れている

①はもうお湯を入れる前にちまちま取り除くか、お湯を入れてから浮いて来たネギをつまみ出す。②も概ねそんな感じ。③は他の具材だけぽいぽい投入する。
と言った感じで、このちまちまちまちま取り除く作業が非常に億劫な訳です。
そこで、かねてからザルか何かで②をふるいにかければ良いのでは?と思っていたのですが、なかなか行動に移せずにいました。

この間、100円ショップに行った時に『茶こし』が目に入って、かるーい気持ちで使ってみたら驚きの手軽さで一人でとても感動しました。

茶こしに救われる

もうカップ麺を食べる時に手放せない茶こし。

この感動が伝わる人は極一握りだと思うけど、ネギ嫌いの誰かにこの感動を届けたい。
何でもっと早く気付けなかったんだろう。
あのネギをちまちま取り除いてる時間、塵も積もれば山となり何か有益に使えていたかも知れないのに!

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