エージェントとの契約
長くなったため、途中のブラウザバックも念頭にして読んでほしい。
前記事の引用から始める。
(渡新日から起算)
7ヶ月前の1月上旬 留学エージェント探し
中旬 カウンセリング(3件)、エージェント決定・契約
7月中旬 渡新
まずは留学エージェントを決めなければならない。
「自分で諸々の申請を行う方が安い」という記事も見かけたが、それができれば留学なんてしない。とにかく時間が惜しいと感じた私には、留学エージェントが絶対必要条件だったのだ。
しかし、それがなかなかどうも難しい。
個人ブログやSNSでは悪い評価が目立ち、各エージェントのHPでは良い評価しか見当たらない。腰が重かった言い訳の一つとして、オンライン上でのリサーチでは「〇〇、きみに決めた!」とならなかったのである。
個人的な話を挟んでしまうが、1月2月と続けて2人の肉親とお別れをした。内1人が
「海外に出ていろんな勉強をしてほしい」と遺して逝ったのだ。
正直驚いた。そんな話をした覚えはないし、両親もしていないだろう。
しかし、重い腰をあげるには十分すぎた。
ネットで決断できないのであれば、自分で会いに行くしかない。
幸いにも、私の住む街には何個か留学エージェントが存在していた。
・街で一番の老舗企業
・新進気鋭の地元企業
・全国展開もしている今回の中で一番の大手企業
この3つからまずは資料をもらう。と言っても郵送ではない。資料をもらうだけだしと、アポなしで突撃した。前職がアポなしでも可能な範囲で応待する会社だったため、思い返せば「社会人としてどうなんだ」という行動である。しかし、これが後々に功を奏した。
あくまで主観で各エージェントの印象を書き残す。
【老舗企業】当日カウンセリング
=メリット=
⑴契約前に英語圏の先生(と呼ばれていた)との英語力テストを受け
留学前の勉強計画を立てることができる
⑵アットホームな雰囲気で、契約者同士の交流会などがある
⑶渡航前に壮行会を開催
=デメリット=
⑴渡航までに1年ほどかかる
⑵隠キャ、コミュ障、人見知りには辛い
⑶アットホームすぎて信頼性が低い
【地元企業】当日カウンセリング
=メリット=
⑴海外の語学学校からもらえる仲介料で経営しているため、契約者の負担が
少ない
⑵企業色を感じたため、信頼性が高い
=デメリット=
⑴(偶然にも)契約者の学生がオフィスにやってきた場に居合わせ
「おぅ!」という親しみの挨拶を聞いてしまい、上げた信頼性が下がる
⑵第2第3の提案がない
【大手企業】後日予約カウセリング
=メリット=
⑴企業色を感じたため、信頼性が高い
⑵希望の内容を伝えると、第2第3の提案をしてくれる
=デメリット=
⑴有料プラン、提携先のあらゆるものを勧める
⑵手数料が高い
結論から言うと、私の契約先は【大手企業】だ。
エージェント選択は早かった。私の物差しを使うと判断材料の良し悪しが明確だったのだ。
誰もが留学費用について不安を募らすだろう。だが、約8年の間、浪費する趣味もなく働いていたのだ。金銭的余裕はある。よほどのレートでなければ費用に困ることはないだろう。そのため、金銭面での優位差はないに等しかった。あとは渡航までの時間だ。せっかく重い腰を上げてくれたのだ。再び座らないうちに、渡航日決定まで走り切りたい。
大きな判断材料の一つとなったのが、前職業界での無給インターンシップである。念のため書いておくと、渡新した今でもインターンシップは確定していない。「できる/できない」「できた/できなかった」ではなく、叶えるためのプランが提案されるかが大きな差をつけた。
老舗企業について
渡航までに時間がかかりすぎる。これは腰を上げなかった私にも非があるが、それでも長い。そして壮行会や交流会などに参加するほど私は陽キャじゃない。即日「ここではない」と選択肢から削除する。
地元企業について
実のところ、私は “とあるブログ記事を携えて” 3社のカウンセリングを受けた。
地元企業は記事の内容が今でもできるのか、その可否を後日回答してくれた。大手企業は記事の内容を読み、同様のことができる学校があるのか、できないならば似た内容での無給インターンシップなど、別の形で叶える道を探してみると回答したのだ。
そう、地元企業はインターンシップなどの第2の提案が出てこなかったのである。
時系列順にまとめると
1)2/3社とアポなしカウンセリング、老舗企業を選外
2)地元企業から回答が届く
3)1/3社=大手企業のカウンセリング
4)大手企業から第2の提案回答が届く、地元企業を選外
1)〜4)で約10日間。
そして大手企業との仮契約までかかった日数でもある。
私と私の街のケースのため、もっと栄えている街だと変わるかもしれない。
現に、事務所へ来所できない土地の方とオンラインカウンセリングを行っているところを何度か見かけた。選択肢が多い都心だとエージェント選びも大変だろう。
人の持つ物差し、判断基準は本当に異なる。何を優先するかで答えは簡単に覆ってしまう。エージェント名の公表は控えるが、おそらく手配費用は高い方だろう。またここまで読んでくれた方の中には「それだけのことで選外?なぜ?」と思う方もいたと思う。
私の留学費用(渡新までの費用)については次回の備忘録に書き綴ることにしよう。
無料カウンセリングは特別で、特殊なサービスでは決してない。どの企業も無料で話を聞いてくれるだろう。だからこそ、留学エージェントを探している方には複数のエージェントと会い、カウンセリングを行い、自分が納得できる企業と契約してほしい。
私は当日のカウンセラーがそのまま担当者となり、ビザの発行、渡新日の確定まで一緒に進めてきた。そのカウンセラーに初回で好印象を抱き、その印象が変わることなくここまで来れた、非常に幸運な人間である。
残念ながら、私は各企業で1人のカウンセラーとしか会っていない。同じ会社で異なるカウンセラーとお話した方がいたら、是非とも記事に起こして体験談を残してほしいと思う。