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スイングプレーンの比較

「スイングプレーン」とはゴルフスイングの説明で使われるイメージで、
仮想平面の上をクラブヘッドが動くようにスイングすることです。
今回は、この概念を通してフォワードスイングを説明したいと思います。

体軸を回転軸として肩の入れ替え(ショルダーオーバーショルダー)を
イメージにすると、スイングプレーンAのような平面ができます。
平面上に両肩と利き手の肘があります。

スイングプレーンA01

そして、もうひとつスイングプレーンBをイメージしましょう。
上腕と前腕を回転軸としてラケットヘッドが通る平面です。
これをスイングプレーンBのようにイメージします。

スイングプレーンB02

スイングプレーンAの傾斜角で
スイングプレーンBの傾斜角が決まります。
スイングプレーンBの傾斜角が変化することで
ラケットのボールへの差し込み方が変わり
ボールの回転軸を変えます。

スライス系サーブのときは体軸を軽く後傾させるだけなので、
スイングプレーンAの傾斜角は水平から軽く起こす程度です。
スイングプレーンBの傾斜角は垂直に近く
ラケットは立った状態でコンタクトします。
つまりボールに横回転がかかるようになります。

スピン系サーブのときは体軸を後傾させ、
スイングプレーンAの傾斜角を水平からしっかり起こします。
スピン系は肩の入れ替えが縦ぎみに行われるという事です。
スイングプレーンBの傾斜角は横に伏せた状態になります。
ラケットは寝た状態でコンタクトします。
つまりボールに縦回転がかかるようになります。

注意しなくてはならないのは、
力の流れは体幹側から始まり末端へと連鎖していきます。
スイングプレーンAの上にスイングプレーンBが乗っています。
スイングプレーンAにブレがあるとスイングプレーンBがズレます。

スイングの再現性を高めるために
スイングプレーンをイメージしてみてください。

動画はトップスピンサーブとキックサーブを
スローモーションで再生しています。
スイングプレーンA・Bの違いに着目してください。


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