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「若いうちにたくさん失敗しておいた方がいい」というアドバイスに対して思うこと

新卒1年目で25歳、まだまだ若輩者なので、ありがたいことにいろいろな方からアドバイスをいただくことがあります。

アドバイスの中にはぼく個人に向けたものも、もっと広く若者・新卒一般に向けたものもありますが、両者に共通してよくいただくアドバイスの一つにこんなものがあります。

「若いうちにたくさん失敗しておいた方がいいよ」

とても納得感があるし、ありがたい言葉だなあと思う反面、このアドバイスに対して若干のもやっと感をずっと持っていました。

今日は「若いうちにたくさん失敗しておいた方がいい」というアドバイスについて考えてみます。

P.S.
ちなみに、アドバイスについては以前こんなnoteを書きました。もしかしたらぼくはアドバイスを素直に受け取らないがちなのか?

そもそも、失敗したい人はあんまりいない気がする

失敗だったかどうかは、チャレンジした後にわかることな気がします。

何かに挑戦して、その結果として成功だった・失敗だったがあるのだと思います。

ほとんどの人は失敗を避けようとすると思います。「失敗しよう」と思って何かを始める人はあまりいないのではないでしょうか。

だから「失敗しておいた方がいい」と言われても、よっしゃどんどん「失敗しよう!」という発想にはなりにくいように思います。

そんな先のことを言われても、と思ってしまう

「若いうちに」という言葉の中には、なんとなく「少し先の未来から振り返った時に」というニュアンスがあります。

でも、今は見えていない未来の時点での利益(あるいは損失の回避?)をモチベーションにするのって、結構難しいように感じています。

多くの場合、人間は失敗するのを避けようとすると思うので、「たくさん失敗する」って結構ハードルが高いことです。

そんなハードルが高いことを、今は見えていない未来の時点からの立場で言われても想像しづらく、なかなか人は動きにくいのではと思っています。

結果論な感じがする

いずれにしても、このアドバイスからは少し結果論的な印象を受け取ってしまいます。

振り返ったときに「たくさん失敗したけど、それが今の身になってる」という話なのかなと思っていますが、それをそのまま伝えられてもなかなか動けない人も多いように思います。

少なくとも、ぼくはなかなかしっくり来る感じがありません。

代わりに言ったら良さそうなこと

「若いうちにたくさん失敗しておいた方がいいよ」というアドバイスで伝えたいことは、「失敗を恐れずにどんどんチャレンジするといいよ」というメッセージなのかなと思っています。

だとしたら、それをそのまま伝える方が、相手に響く可能性があるのではないでしょうか。

「やりたいと思ったことは、たくさん挑戦した方がいい」
「失敗しても大丈夫だよ」
「何かあったときは、責任取るから安心して」

そんなアドバイスができた方が、受け取った側はたくさんチャレンジをする勇気をもらえたり、失敗しても大丈夫だという安心感をもらえるのでは、と思っています。

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なんて偉そうに語ってしまいましたが、アドバイスというコミュニケーションって、する側にとってもされる側にとっても、かなり難しいものだとも感じます。

対多数のアドバイスはともかく、対個人のアドバイスは、関係性や状況によって、受け取り方は全く変わります。

ここで書いたことは、あくまでぼく個人がこれまで受け取ったアドバイスに関して思ったことで鹿内、という点だけ、最後に付け加えさせてください。

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