一日過ぎていく
東京は暖かい。
ゴロゴロしつつも、楽器だけは弾いている。
実家に帰ってからは、ピアノでスクリャービンやプロコフィエフを弾いている。
弾いているというか、さらっているという表現が正しい。
とても人に聴かせられるレベルではない。
自己メンテナンスして、パリッとした音を思い出しているのだ。
これは、年末の恒例になりそうだ。
毎日ピアノを弾いているので、薬指が硬くなってきた。図らずしも、あかぎれが治りそう。もちろん、保湿は忘れてはならない。
少し外を散歩した。
身体の張りが尋常じゃないのだ。
近所の日本庭園にいく。
冬でもの悲しいが、枯れ木も山のにぎわいといったところだ。
昼から風呂に入る。
なかなかよい。
ぼんやりとした時間だ。
3時に弟夫婦がきた。元気そうだ。
クラシック音楽界の、同業者のしょーもない話題などで盛り上がる。
あらためて思ったのは兄弟は正反対の性格になる。
私の弟は優秀なヴァイオリン奏者だ。
かたや私は、作曲をライフワークにしているサラリーマンだ。
演奏で常に第一線にいる弟は、負けん気が強い。
私は弟のように勝ちに行けない。
しかし、自分を変化させることはできる。
来年は、いっそう柔軟性を持ってアウトプットをしていきたいと思った。
しかし、22時には、もう眠い。
いつも夜中の1時以降じゃないと眠くならないのに。
実家のリズムに取り込まれつつある。
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