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記事一覧
シナリオ『コンフィデンスマンJP』
このnoteというサイトを使ってみようと思ったのは、創作物の発表の場としてプラットフォームに出来るかもしれないと思ったからです。
脚本や雑文や絵や漫画など思うまま書いたものをここにあげて、楽しんでくださる皆さんとの小さな庭のようになったら素敵だなと。
試みに、連続ドラマ『コンフィデンスマンJP』のシナリオ全10話を有料公開します。
電子書籍での発売も予定しているのですが、noteでは校閲前
『コンフィデンスマンJP』#9
「スポーツ編」ありがとうございました。
偽者になりすまし、偽物を売りつけ、という物語を作り続けていると、では本物とは何だろう、何をもって本物と偽物を定義するのか、という根本的な問題に行き当たります。本物の芸術とは、本物の医師とは、本物の家族とは、本物の美とは。そんなことを考え続けた執筆期間中でした。ものによっては本物と偽物との境が実に曖昧で、偽物が本物になってしまったり、本物を超えてしまうこと
『コンフィデンスマンJP』#8
「美のカリスマ」編、ありがとうございました。
りょうさんの美濃部ミカ、怖くて美しくてストイックでピュアで素晴らしかったですね。りょうさんの魅力に大いに助けられた回だと思います。
長澤さんの大沼秀子が心の内を吐露して号泣するシーンは、迫真の演技で思わずもらい泣きしそうになりましたが、言ってる内容は騙すためのアホ作り話なので一体どういう感情で見たらいいのかわからなくなりました。変なドラマ。長澤さ
『コンフィデンスマンJP』#6
「古代遺跡編」ご視聴ありがとうございました。
書くにあたっていろいろと調べるのが楽しい回でした。考古学や古代史は実に様々な説が万華鏡のように存在していて、斑井さんのパパみたいな方もたくさん。ピラミッドは日本発祥、イエスもブッダもみんな日本にいた、日本人は宇宙から来たetc。でもどんな突拍子もないと思われる説も、耳を傾けていると「確かに…」と思わせられる説得力があったりします。本当のことは誰にも
『コンフィデンスマンJP』#10
最終話「コンフィデンスマン編」ご視聴ありがとうございました。
何といっても佐藤隆太さまさまです。
素晴らしかったですね。ゲストで来て、全編1対3をやり通さなければいけないという大変な役を短い撮影期間で見事にやり遂げてくださいました。佐藤さんでなければ現場が回らなかったろうと皆口々に言っておりました。本当に感謝です。
戸田菜穂さんも素敵でした。麿赤児さん、野間口徹さん、袴田吉彦さんら贅沢な
『コンフィデンスマンJP』#7
「家族編」御覧いただきありがとうございました。
今までのコンフィデンスマンらしからぬ趣の話だったかと思いますがいかがだったでしょうか。
副音声もやらせていただきました。小手さんのおかげでなんとかなりましたが気を悪くされた方がいなかったかどうか。限られた時間の中で内容や表現に気をつけながら喜んでもらえそうなことを考えて話すのは本当に難しく、生放送などに出ている方はやはりすごいなあと思うばかりで
『コンフィデンスマンJP』#5
「スーパードクター編」観てくださった方、これから観てくださる方ありがとうございます。
野々宮ナンシーは、人物を作ってるときから自然とかたせ梨乃さんが浮かんできて、提案したら引き受けてくださったのでとても嬉しかったです。色っぽくて強欲で、最後にあっけらかんとした笑い。魅力的でした。
永井大さんもハマってましたね。この役がハマるのはご本人としては複雑かもしれませんが。
田淵医師は、脚本では
『コンフィデンスマンJP』#4
「映画マニア編」御覧いただきありがとうございます。
出来上がったのを見るとかなりの異色回。全話異色回という説もありますが。
佐野史郎さん、さすがでした。俵屋さんは映画への愛がピュアすぎて、なんでこの人騙されてるんだっけ、とよくわからない感じになりつつあった愛すべきオサカナでした。きっと出所したら映画製作を続けるのでしょう。あ、俵屋さんが描いた絵コンテは、黒澤明の絵コンテの真似です。気づいたあ
『コンフィデンスマンJP』#2
「リゾート王編」観てくださった方々、誠にありがとうございました。
吉瀬さんとても素敵でしたね。いいだばし六郎太の師弟と、ダー子の松山美咲も気に入ってます。多美ちゃんもよかったね。そして第4のコンフィデンスマンも登場しました。五十嵐は今後も神出鬼没でからんできますのでお楽しみに。
1話は田中亮監督。2話は金井紘監督作でした。3話はまた変わります。毎回、舞台となる業界も変わりテーマも変わるのでい
『コンフィデンスマンJP』#1
「ゴッドファーザー編」御覧いただいた皆様、ありがとうございました。
ダー子、ボクちゃん、リチャード、愛すべき3人の詐欺師たちをようやく皆様にお披露目できました。江口洋介さんも素晴らしかったですね。
詐欺師の物語はいつかやってみたいと思っていたし、進めている別企画も実はあったりするのですが、連ドラでやるのはハードルが高すぎるので手を出さずにいました。しかし、『リーガルハイ』や『デート』をともに
『コンフィデンスマンJP』#3
「美術商編」御覧いただきありがとうございます。これから観てくださる方も。
1とも2ともまたテイストが変わり、ややインテリ風味な話だったかもしれませんがお気に召したでしょうか。
美術、芸術の話は詐欺師ものでは定番。何をもって価値が決まるのか、何をもって本物といい偽物というのか実に曖昧。まさにコンフィデンスマンの世界。劇中で出てきたメ—ヘレンはじめ歴史上にはたくさんの贋作画家がいて、今も真