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音note

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音の話まとめ
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2020年5月の記事一覧

8年にわたる、一生分の恋の話

私が世界で唯一恋して愛しているもの、それが音だ。 音の何が恋に落ちるほど魅力なのか、そんなのわかってたら恋じゃないと思うのだけれど大学1年生で音に一目惚れしてから、私はずっと音に恋している。 これは8年間にわたる、私と音の恋の周りにあった、愛しいもののお話。 1、空気が見える魔法音は揺れた空気のことなので、本来は目には見えない。でもそんな透明なものをかなり細かく可視化してくれる魔法がある。それが編集ソフトだ。 私はあまりAdobe製品は得意じゃないAvid信者のため、一

季節の音についての雑記

季節には、それぞれ音がある。正確にいうと、ベースノイズ(アンビエンス)が変わる。超絶主観。 今日は夏のそれ。セミが鳴いていないだけで完全に夏のそれ。もうしんどい。夏は大嫌いだからだ。 夏の音は、多分どの季節よりも一番空気の音が大きい。そして他の音はそれぞれシャボン玉の中で鳴っているような、膜があるような感覚になる。それがふよふよと浮いているので、私の感じる夏の音はかなり鈍い音だ。 夏の音だからハツラツとはっきりしていると感じる人もいるだろうか。多分そんな人は夏が好きなのだ