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あなたは、何屋ですか? (#38)

今、東京から東北出張に向かう新幹線の中です。
車窓を眺めていたところ、コーチの悲しい性でしょうか(でも嫌じゃない)、不意にこんな問いが湧いてきたもので、note に綴ってみたいと思います。

「あなたは、何屋ですか?」

というのは。
車窓を流れゆく数多の看板を眺めながら、この世に職業はいくつあるんだろう!?と思ってしまいました。
統計によると、日本には約250万を超える法人があるそうです。
さらにダブルワークやトリプルワークが珍しくなくなってきた昨今ですから、数えきれない職業があるでしょうし、
「何屋?」と尋ねられた時に、もう枠を取っ払って自由に考えてみたいものです。

僕自身もいろんな職業経験を持っていて、特に札幌での学生時代はいろんなアルバイトをしてきました。
八百屋の店番、KUM〇Nの採点、ホテルの朝食会場、フレンチレストランのギャルソン、スキー場のインストラクター、コンサートスタッフ、など。
文字で並べてみると統一感がまるでない笑

どの仕事もすごく好きだったからでしょう、今でも普段の立ち居振る舞いに「中の人」感がしみついているようです。
例えば、自分がホテルに泊まった朝のバイキングでは全体を見渡せる立ち位置を探してしまうし、
野外フェスでお客さんから「すみません、あそこのトイレ壊れているみたいです」と声をかけられることも何度か。
だからこそ、どの仕事が欠けていたとしても、今の自分は無い気がします。

そして、いろんな顔があるからこそ、「何屋」を思いっきり普遍的な表現に振ってみたら面白い気がするのです。

僕は、個人事業主としての名刺では、自分を「自然屋」と名乗っています。
環境スタートアップとしての会社員やプロコーチなど、いろいろな顔はありますが、
いずれも「自然に生きる、自然と生きる」を大事に生きたいという願いがあらわれているから「自然屋」だ、と。
この名刺を手にされた方は、たいてい「自然屋って何ですか?」って尋ねてくださるし、まだお会いできていない「自然屋さん」といつの日か出会えることを楽しみにしています。

そういえば、昔、とあるイタリアン・バールの名店があり、ラスト間近の丑三つ時になるとマスターが厨房で自分の好きなものを勝手にノージャンルでつくり始めていたことを思い出しました。
彼は「俺もう、何屋だよ?」と口癖のように無邪気に言っていたのを思い出しました。
得体の知れない「何屋」こそ、人生にグラデーションをもたらすようにも思います。

あなたは、何屋ですか?

お読みくださってありがとうございました。
今日も佳い日で。

※トップ画像は僕が東北エリアで大好きな大衆食堂「半田屋」、「何屋が好きか?」と聞かれたら、今の僕はズバッと「半田屋が好き」と答えます。

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