見出し画像

競馬ニワカの馬づくし北海道旅行2022(5~6日目)

前回


5日目

襟裳岬へ

浦河からバスでさらに南へ。様似→襟裳岬→広尾経由で帯広に抜けるやつは競馬を知らない鉄オタ時代から一度やってみたかったのだが、ばんえい競馬という目的までできてはやるしかないですよね?ということで今日はひたすら長距離路線バスの旅です。

様似で乗り継ぎ。遥か昔鉄路が繋がっていた時に一度だけ来た以来。
観光案内所を兼ねた駅舎だけはそのまま残っていましたがここに列車が来ることはもうありません…

バスを乗り換え、海沿いをひたすら進み、襟裳岬で下車。

襟裳岬は「風極の地」と呼ばれ風が強いことで有名なようで、すぐ近くにある「風の館」という博物館のようなところでは風速25m/hを体験できるアトラクションがあったり。

突風発生装置。風の中撮ったのでブレブレ

1時間ほどの滞在でまたバスへ。さらに広尾で帯広行きのバスに乗り継ぎ。
こんなにひたすら路線バスに乗る旅行もなかなかない。

地方-15 帯広

帯広に到着後すぐにホテルに荷物を置き、競馬場へ。これにて地方競馬の全場制覇達成です!

競馬場に隣接した、飲食店や物産店が並ぶ「とかちむら」

行程上第1レースには間に合わず、またばんえい競馬については本当に何も知らない状態だったのでしばらくは見物に徹する。

※何レースかに分けて写真を撮っているので、スタートとゴールで別のレースだったりします

とりあえず、馬がデカい。普通の競馬の倍近く、8~900キロ台が標準なようだ。
そして思ったよりは速い。コースに沿って馬と一緒に歩きながら観戦することができる…というのは見たことがあったが、平坦部分に関しては普通に歩いていると余裕で抜かれる。500キロとか、レースによっては1トン近いソリを曳きながらこの速度が出るのか…と普通に感動した。

直線のコース上には2ヶ所、坂を上って下りる障害が設置されているのだがこれもすごい迫力。

この手前で一旦馬を止めて力を溜めて、一気に上り切れるか…といった駆け引きが行われているらしいのだけど、そんなんどうやって予想すればいいんだ…?

最後の障害を越えた後は全力で追い比べ。ちなみに普通の競馬とは違い、馬の鼻先ではなくソリの後端がゴール板を通過しないとゴールと認められない。

パドックはこんな感じ。たてがみを結んでいたりして派手な見た目の馬が多い。
騎手はレースだとソリに乗ってるだけだけど、パドックでは馬に跨るというのが不思議。

パドックはゴールの先にあって、パドックでの周回が終わるとコース手前の通路(つまりスタンドの目の前)を通ってゲートに向かうのだが、これが本当に近いしデカいのですごい(語彙力)。

立派すぎるケツ

馬券は最後まで何をどう予想すればいいかわからずタコ負け、北海道3連戦は1勝2敗の負け越しとなりましたが何もかも新鮮で面白かったです。
名物らしいカレーラーメンを晩飯にしようと思っていたら売店が晩飯時には閉まっていて食べ損ねたのが残念。

6日目

ノーザンホースパークへ

盛りだくさんの旅行もついに最終日。最後まで馬を楽しむべくノーザンホースパークへ向かいます。
競馬ファンにはおなじみのノーザンファームが運営する馬のテーマパーク。新千歳空港から送迎バスが出ており、旅行の最初や最後にぴったりです。
帯広から新千歳に移動し、荷物を空港に預けてパークへ。

送迎バスを降りると、ちょうど目の前の建物でポニーショーが始まる時間となっていたのでまずはそれを観る。

ハードルを飛んだり、鼻を使って箱を開けたりなど。かわいい。かしこい。
(ほとんど動画で撮ってしまったため使える写真があまりなかった)

場内は至る所に馬。厩舎や放牧場には有名な引退馬も。

ディープインパクトの母、ウインドインハーヘア
引退したばかりのブラストワンピース

馬車やスタッフが曳く馬に乗る曳き馬体験などのアトラクションもあり、競馬を知った後初めて馬に乗りました(写真撮って売ってくれるサービスもあったけどおじさんの写真持ってても仕方ないので画像なし)。
短いコースを一周してくるだけだけど、ジョッキーカメラとかで見る馬上の、馬の頭が揺れる視界を味わうことは十分にできて楽しめた。予約すればもっと本格的な乗馬体験もできるらしいのでいつかはそういうのもやってみたいですねー。

あとこれはたまたまだけど、主に競走馬を引退した、乗馬や馬術で使う馬の競りがあるタイミングだったらしく、上場馬の歩きの実演をやっていた。馬の世界にも色々あるんだなあ。

そんなこんなで最後まで楽しみ、とうとう旅行も終わり。
空港に戻り東京へ輸送され、社会の馬車馬へと戻るのでありました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?