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2022.August

序文: オルタナティブロックのすすめ

ついこの間までの茹だるような蒸し暑さも
ここ数日は多少和らぎ、少し秋の気配を感じつつある今日この頃ですが、昨日届いたDonut JazzのTシャツボディがUnited Athleで感激しております。
最近バンドTはオーバーサイズ気味で買うので購入した後、洋服直し屋さんへ持っていきます。

皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私は元気です。(元気出さんかい。)

United Athle
Donut Jazz "2022 GHOST Tee"



今年の夏も終わりに向かおうとしているところではありますが、この時期に合いそうな楽曲をオルタナ系アーティスト中心にリストアップしました。


「暑い時こそ辛い物でも食べて汗を流そう」的感覚で選曲したクセ強なものから、蒸し暑さをクールダウンさせてくれるような涼し気なものまで、
全40曲。
作業用BGMに、ドライブのお供に、
特に何もない日も、あらゆるシーンでどうぞ。

"PLATYLIST"
ALTERNATIVE MIX FOR SUMMER


この中から2曲程ピックアップしたいと思います。


Pearl Jam/Spin the Black Circle

選曲した"Spin the Black Circle"は3rdアルバムの"Vitalogy"に収録されています。

勝手な妄想ですがthe band apartの"笑うDJ"はこれに着想を得ているのではないかと思っています。(同世代だし、どうでしょうかね?)
このアルバムは本当によく聴いた。

1990年代前半、ヘビィメタル/ハードロックが衰退し、アメリカ・シアトルを起点に従来の商業主義ロックに反抗するかたちでオルタナティヴロック・ムーブメントが若者を中心に大流行した。

Pearl Jamはそのムーブメントの渦中、Sound GardenやNirvana等と共にgrunge(グランジ)と呼称されて世界的にも反響を及ぼし、当時のジェネレーションX達の苦悩の代弁者とまで評され、その世代の旗手として位置づけられていた。
当時メタルばかり聴いていた自分にとっては新しい音楽に触れるきっかけとなったバンドの1つでもありました。

Nirvanaの出現によって、また1つ新しいロックの在り方みたいなものが提示された中(着飾らない・ギターソロがない・etc)他のグランジバンドとは一風変わり意外とギターソロを弾き倒していたりするところも魅力の1つ。

そしてライブがとにかくカッコイイ!
他のグランジバンドが派手なステージングをしない中、エネルギッシュで一体感のあるステージングは今観ていてもアガる。

あとは服がダサい!
カート・コバーンが世に広めたグランジファッションは現代にも受け継がれ、お洒落のエッセンスとして取り入れられるケースもあるがPearl Jamは今観ても「しっかりダサい!」
正にgrunge(=薄汚い)を体現しているし、時代が全く追いついてこない。
強いて言うならば最近の若者がTシャツをウエストインするところくらいで、その辺のゴロツキがそのまま有名になっちゃった感がまた良かった。
(個人の感想です。)

聴き始めたのは2ndアルバムの"Vs"からだったが後追いで1stアルバム"Ten"に収録されている"Porch"のMTVライブで更に心を掴まれた。
(残念ながらその動画は見つけられなかった。)

Pearl Jamと聞くと個人的な思い出は、
高校生当時、部活の先輩がやっていたバンドでドラムを担当していた「ホリエっちゃん」という先輩だ。(アダ名の通り、たしか本名は"堀江"だった気がする。)

ホリエっちゃんはかなりのメタルオタクで、その辺界隈のバンドやロックの知識には自負があるようだった。
ドラマーでありながら他のメタルバンドではMegadethの"Tornado Of Souls"のギターボーカルをカバーしていたので、今思えば高校生でそれが出来るのは結構凄かったと思う。

ある日、ライブ後の打ち上げでの事
話題は「最近よく聴く音楽」だった。
とある他校の女生徒がホリエっちゃんに
「ねェ~そんなに音楽詳しいならさ~Pearl Jam聴いた事あるぅ?」
と、マウントを取りにきた。

ホリエっちゃんはPearl Jamを知らなかった。
「なぁんだぁ~全然詳しくないんじゃん!」と
追い討ちをかけられて、その後の二次会では
「あの🤬🖕🧨👎が!!何がパールジャムだ!Jacksonのヘッドでシバいたろかっ!!」
とキレ狂っていた。
その後のホリエっちゃん怒りの"Holy Wars"は忘れられない。

何とも学生らしい厨二感満載のやり取りを思い出すのと同時に、当時はそのへんのギャルが聴いているくらいにグランジは流行っていたんだなという事が解る。

当時は(今も)天邪鬼な正確だったもので、周りであまり聴かれていない音楽をディグっては流行ると聴かなくなるというのを繰り返していて、それも厨二感あるが、そのお陰で色々な音楽に触れた時期でもあったなというのを思い出した。


Hundred Reasons/Silver

ロンドン郊外はサレー州出身の5人組オルタナティブロックバンド。
ポストグランジなどとも呼ばれている。
もともとエモ/パンク系のJETPACKとニューメタル系のFLOORという2つのバンドで活動していたメンバーにより1999年に結成。
翌年2000年7月に、シングル「CEREBRA」でデビューし各所から高い評価を得てKERRANG!誌が選ぶBEST NEW BRITISH BANDに選出。
02年には1st.AL"Ideas Above Our Station"でメジャー・デビューを果たし、UKエモ・コア・シーンの先駆者として活躍している。
(最近名前聞かないけど…)

選曲した"Silver"は1st.AL"Ideas Above Our Station"に収録されています。
これも当時本当によく聴いたアルバムなのでどれを選曲しようか迷いました。

弦楽器パートが6/8拍子で進行していく中、ドラムは基本8ビートでAメロ終わり1小節とサビだけ6/8拍子に戻ってくるという当時としては斬新なアンサンブルが何とも言えないグルーブを出しており非常にカッコいいです。

動画を観た方はお気付きになられた方もいらっしゃるかと思いますが、
「ヴォーカル歌わないんかーい!」
「イントロで"イキますよ~!!"感出してたじゃん!」となる。

で、歌っていない時どうなっているかというと





Colin Doran(Vo)

マジカッケー!
モジャモジャ頭とこのステージングが、
At the Drive inCedric Bixler(Vo)を彷彿させます。

Aメロのボーカルを取っているポール・タウンゼント(Gt&Vo)が多汗症なのもシンパシー感じます。

そしてこの曲、シンセサイザーのソロがあるのですがライブではギターがエフェクトかけて弾くんだろうなと思っていたら。





Colin Doran(Vo)

お前が弾くんかーい!

と、突っ込みどころ満載ですが楽曲・ライブ演出共にとても良いバンドなので気になった方は他の曲も是非聴いてみて下さい。
最近こういう暑苦しくてカッコいいバンドはなかなか無いと思うんですよね。

この曲も良きです。



バンド近況

2022.04.24(sun)STUDIO LIVE

hesitated listening nerdは次のライブの準備を進めており、ようやく2作目が出来そうです。

前回4月のライブ後に次までに2曲仕上げようと意気込んだものの、8月時点でやっとの事で1曲仕上がりそうな状況。
先が長そう…(じっくりやります。)

自分の曲がボーカルとベースパート以外出来たところで「これは違ぇな…」となって作り直しているので、このペースになってしまったのですが、今出来そうな曲の方に時間をかけてもらって寧ろ良かったかも。

作りかけてそのまま放置する癖があるので断片的なアイディアは幾つかあっても中々1作品にするまでが難しいですね。
作曲って難しい。

↑↑↑
という事でだいぶ前に作りかけてボツにした曲。
ベースだけ入ってなく、歌メロはiPadのキーボードで頑張ってエディットしました。
(ここが作品の墓場になりつつある。)


次回のライブは10月あたりを予定しているので
また御付き合いいただければ幸いです。

ではまた。



再見

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