見出し画像

スチルしか撮らない自分がLumix S9と使い始めた3つのレンズ

Lumix S9導入の理由とレンズ選択

S9を導入したのは、慎重に構図を計算して撮影するだけでなく、その場の雰囲気を直感に従って撮りたい、という思いからです。簡単に言えば、ノーファインダーで自由に撮ってみようということ。

この撮り方を最大限生かすため、カメラの携帯性を落とさないことは大事。なので、使うレンズは最小限にしようと思っています。

レンズの選択理由

結果、キャンペーンでもらえるLumixの26mm、シグマ Contemporaryシリーズの重さや大きさがミニマルな45mmと17mm、この3本で運用を開始。

これまで使ってきた機材と比較すれば、26mmはSonyとFujiのメインレンズだった小型ズームの広角端28mmよりも少し広く、45mmは自分にとって標準である50mmより少し広い。なので、どちらもEVFを使わないルースなフレーミングに使えそうだという見込みがありました。

対して、軽さ重視で選んだ17mmは、今までほとんど使ってこなかった超広角の画角が、自分のスナップやストリートフォトにどう使えるか、不安半分期待半分でした。

LUMIX S 26mm F8 S-R26

適当にとっても手ブレ補正がなんとかしてくれる
LUTの色が美しい

使ってみた感想としては、やはりこのレンズなしにLumix S9を使うのはもったいない、ということ。

MF&絞りがF8固定で、万能なレンズではないですが、ボディにフィットする小ささ、そしてできることの制約により、ノーファインダーでパンフォーカス気味に撮るというスタイルを可能にしています。

完全に絞り切れなくても、逆に適度な被写界深度を理解すれば、必要以上のディテールを隠すことで視線誘導ができたり、街ゆく人の顔を適度にぼかしてくれています。

どの距離のディティールを活すかをはっきり意識して、素早くピント位置を調整するのに慣れようと思います。目安のピントリング位置にテープでもはるか・・・

SIGMA 45mm F2.8 DG DN

開放で道路にピントを合わせ、人は雰囲気として

50mmよりは少し広めの画角と解放F2.8という控えめな絞り値が、バリアングルを使わずに撮影する場合に、適当なフレーミングをして十分な余白と余裕のあるピント幅を作ってくれて、抑制的な一枚を抑えるのに役立ちます。

イメージクオリティーについては、私がとやかく言えるようなことはありませんが、時々はっとするような色味を作ってくれます。

Sigma 17mm F4 DG DN


黄緑が美しい。LUTを覚えておかないと。。。

今回一番驚いたのは、このレンズ。ストリートフォトを撮っている距離感でやりたかったけどできなかった、自分のイメージに近いフレーミングをごく自然に可能にしてくれました。

具体的に言うと、壁や地面などの街の印象を作る要素を、近い距離からでも画面内により広く取り込んでくれること。また、その距離感でも、プライバシーへの配慮として、はっきりと入れたくない街の人々の姿をより控えめに取り込んでくれること。

50ミリ、28ミリとは違ったアプローチで収められることは、目で見た印象とは違う、パースによる歪みやバランスの悪さといった違和感を考えても大きなメリットだと感じました。少なくとも自分の写真にバラエティーを加えられるのはとても嬉しい。

今後の展望

まだまだこれから試行錯誤が必要なカメラとレンズたち。それでも、今の時点では買ってよかったと思えるコンビネーションで、これから撮りに行くのが楽しみです。

また、今回の写真はカメラのJPEG撮って出し。いくつかLUTを試してますが色自体はとても好き。もう少し抑制的な色味にしてくれたら現像なしでも満足できるかも。運用方法を考えよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?