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第4回SDGs担い手育成講座(2022年度)

第4回SDGs担い手育成講座を開催しました。この講座の概要、第1回~第3回の講座につきましては以前記事を作りましたので、こちらをご覧ください。

・トヨタ白川郷自然學校概要

第4回SDGs担い手育成講座のご報告

狙い

第4回:自身の未来について本気で考え、本音で語る
第4回はゲストに一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパンの代表理事の坂野晶氏にお越しいただき、グローバルな視点を持って地域で活躍されている事例を知っていただくとともに、自分起点で、未来を描いていただきます。

参加者

年間を通した連続講座の第4回は11都県16大学から17名の若者が参加しました。また参加者は10代後半から20代前半が中心ですが、60代のセカンドスクールの学生もおり、多様な視点で未来を考える3日間となりました。

スケジュール

【1 日目】
  PM 開会・オリエンテーション
                  ゲストトーク「世界をとらえるために私達はローカルに向かう」
     講師:(一社)ゼロ・ウェイスト・ジャパン代表理事  坂野晶 氏 
     グループセッションⅠ
   夜   懇親会
【2 日目】
  AM 第1~3回講座のふりかえり
     個人ワークⅠ
     グループセッションⅡ
  PM 個人ワークⅡ
     グループセッションⅢ
   夜 キャンドルサタデーナイト
【3 日目】
  AM 最後のワーク
     発表タイム
  PM クロージング

活動の様子

①開会・オリエンテーション 
第4回講座の開会は、各自の近況報告から始まりました。その後、3日間の
スケジュールを共有。約2か月ぶりの再開で笑顔があふれる和やかな雰囲気でした。

② ゲストトーク「世界をとらえるために私達はローカルに向かう」
     講師:(一社)ゼロ・ウェイスト・ジャパン代表理事  坂野晶 氏
坂野氏は人口1,500人に満たない山間の町を拠点に活動しながら、2019年に世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)では共同議長を務めたことなどもあり、グローバルな視点を持ちつつ、地に足の着いた活動を展開されております。経験に基づいた坂野氏のお話は参加学生にとって大変良い刺激となりました。

一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン代表理事  坂野晶 氏

参加者の感想は次の通りです。
・コンポストの事例がすごく面白かったです。
・自分も大学のごみ処理に携わるサークルに所属していたので、理解できる
 話であったし、ごみとは関係ないことでも何かアクションを起こすうえで
 参考になる話であった
と思う。
・「ごみ」という社会問題に関して、自分は驚くほど何も知らなかった
 いうことに気付かせていただきました。坂野さんのお話を伺わなければ、
 今後こうした課題に興味を持つこともなかったかも知れないと思うと、
 今回自分の視野を広げる貴重な機会をいただけたことを大変ありがたく
 思います。

ゲストの坂野氏を囲んで集合写真

③グループセッションⅠ
坂野氏の話を受けて、グループに分かれて感想を共有しました。その後、グループを変え、ファシリテーターから「では、私たちに何かできることはあるかな?」というお題がでました。その問いに対して、様々な意見が飛び交っていました。

④第1~3回講座のふりかえり
2日目、第1回~第3回の各講座担当の3つのグループに分かれました。その後、グループごとに各回のキーワードが書かれた紙を眺めながら、どんなことがあって、どんな学びや気づきがあったかをふりかえりました。

各回のキーワード
グループごとにキーワードを見て、どんな気づきや学びがあったかを共有

また、話し合った内容を発表者と記者に分かれ、各回の合同記者会見を開催。記者は気になったことなどを質問し、発表者は自身の経験や実感を元に、気づきや学びを記者に伝えていました。

合同記者会見の様子
自身の実感を元に話す記者

⑤個人ワークⅠ&グループセッションⅡ
ワークシート「今の私について」を用いて、今の自分を説明する文章をとにかく思いつくだけ考えて書きだしていただきました。
 ≪ルール≫・書く場所は時間内に戻ってこられるならどこでもOK
         ・他の人に相談するのはNG
また、ワークシート「3年後も大切にしたいモノ」を配り、順に「10年後も大切にしたいモノ」を考え選択し、自身の考えや想いを深堀し、自分自身が大切にしている価値観に気づいていただきました。その後、グループセッションにて仲間のそれぞれの価値観の違いを共有しました。

⑥個人ワークⅡ&グループセッションⅢ
午後、個人ワークからスタート。次のワークシートは次の通りです。

とにかく書き出します。その後、再集合して、「あなたが一番手伝いたい(貢献したい)と思っているもの」を1つ選んでいただきました。ここでは                      頭を整理していただくため、仲間との相談もOKとしました。1つ選んだ内容は次々に繰りだされるワークシートでの問いを答えながら、想いを深めていきます。最終的には、気になっている困りごとに対して、自身がどんなことができるか、具体的に考えていただきました。どの学生も悩みながらも、真剣に考えている様子が印象的でした。

⑦最後のワーク&発表会
3日目、最後のワークでは2日目のワークで考え抜いたことを活かして、切り貼りしながら、「私のポラリスシート」を作成しました。〝ポラリス”とは北極星のことです。今回の参加者にとって、今後の各自の生き方(あり方)の方向性を示すようなものになればという想いが篭っております。その後、会場を移して、それぞれのポラリスシートを発表していただきました。参加者一人一人の表情や声から、何か未来への〝ワクワク”したものを感じ、とても嬉しく感じました。

参加者の皆さま、ご参加いただき、本当にありがとうございました!またいつか、より成長した皆さんに会えることを楽しみにしております!