2023年度 渓流アドベンチャーキャンプ 活動のご報告
担当:旭 祐貴(あさひ ゆうき) 【キャンプネーム】ある
こんにちは!「渓流アドベンチャーキャンプ」を担当している旭(ある)です。
今年の「渓流アドベンチャーキャンプ」は途中夕立にあうこともありましたが、3日間とも天気に恵まれ、ひたすら川へ出かけて遊ぶことができました!1回のみの催行でしたが、CXL待ちが出るほど人気となり、19人の子どもたちと一緒に、にぎやかなキャンプとなりました。(直前で1名CXLでした)
参加してくださった子どもたちや送り出してくださった保護者の方に向けて、簡単ではありますが、キャンプのご報告をいたします。
このキャンプは “川という楽しさと怖さが入り混じった環境で、仲間達と楽しく遊びながらたくましくなる” ことを目的に、白川村を流れる綺麗な川へ毎日出かけます。夏の暑さに負けず、暑いからこそ入りたくなる川の中で、同年代の仲間達と共に過ごす3日間は子ども達の大きな成長につながりました。
3日間の様子を時系列でご報告します。
1日目 ~最初の川遊び~
3日間一緒に過ごす仲間達と、最初の川遊びに出かける日です。初めて川で遊ぶ子も多くいる中、お互いの名前を呼びあえるよう確認し、初めてライフジャケットをしっかり着込んで、キャンプ場横の庄川本流で遊びました。川の活動に慣れるための時間です。
平瀬温泉キャンプサイト到着
自己紹介「川で遊んだことはある?」
川遊びの準備
キャンプ場横の庄川へ出発
最初の川遊び「川に慣れる活動」
入浴「大白川温泉しらみずの湯」
夕食づくり「タコライス、豚汁」
翌日の冒険準備「ウェットスーツとヘルメットのサイズ合わせ!」
平瀬温泉キャンプサイトで就寝「テント泊」
2日目 ~渓谷で大冒険する日~
大白川渓谷本流には、大きな岩と飛び込める深みが揃った秘密の遊び場があります。ここの水はとても冷たいので、ウェットスーツと沢靴を着込み、ライフジャケットとヘルメットで防護を固めて本気のシャワークライミングに挑戦です。川の流れをやり過ごし、大きな岩を乗り越えて、お昼頃に目的地へ到着!飛び込んだり泳いだり、全力で遊び倒しました。
夕方にはキャンプ場へ戻り、遊べる救助アイテム「ペットボトルスローロープ」を作りました。明日はこれで遊びながら、川の安全についても学びます。
※スローロープとは急流で流されている人に陸から投げることで、救助者自身も安全に助けることができるツールです
起床・ラジオ体操
朝食と昼食(お弁当)づくり「けいちゃん丼」
ウェットスーツを着て川へ出発!
大白川渓谷到着
目的地目指してシャワークライミング開始!
目的地の大岩へ到着
河原で昼食「サンドイッチ、ミネストローネ」
大岩周りで遊び倒す
キャンプ場へ戻って着替え
入浴「大白川温泉しらみずの湯」
ペットボトルスローロープ作成「雷雨のためバス内で実施」
夕食づくり「カレー、フルーツポンチ」
就寝
3日目 ~最後の川遊び~
最終日は昨日の大岩のポイントが楽しかったので、近道を使って再び遊びに出かけました。作成したスローロープを使って、救助ごっこしてみたり、飛び込みポイントまでのタクシーをしたりと、自分たちの作ったアイテムも使いながら最後の最後まで川で遊び倒しました。
朝食と昼食(お弁当)づくり「ポトフ、野菜ジュース」
大岩のポイントまで移動
大岩の周りで最後の川遊び
川の周りで昼食を食べてキャンプ場戻り
3日間のふりかえり
平瀬温泉キャンプサイト出発
《参加者の皆さんへ》
3日間毎日川に出かけましたが、飽きることなく遊び続けましたね。遊びやすい場所を紹介したり、アイテムを用意したりはしましたが、自分たちで次々と新しい遊び方を見つけて、自然と遊び始めている様子がたくましく感じました。
最初は恐る恐る挑戦していた飛び込みも、2回、3回と飛び込むうちにどんどん楽しくなって、ずーっと飛び込み続けている人もいました。そんな仲間達の様子を見てか、一番体の小さいMにゃさんが一番高いポイントからの飛び込みを「できるかも…」と感じ、実際に登ってみたことは、すごい挑戦だったと思います。飛ぶのはまだ無理だったけど、その気持ちに皆で応援していましたね。
夏になると必ずニュースで川の事故が報道され、遊ぶのに不安があった人もいたかと思います。今回川に出かけて実際に遊んでみて、楽しさと一緒に「怖いところ」にも気づけたのではないでしょうか。川に限らず自然の中で遊ぶ時は、必ず大なり小なり「怖いところ」はあります。そんな中でも楽しく遊べるようになるということは、自分の身を自分で守りながら活動することができる “たくましい人” に育つことにつながると信じています。特に川は安全な楽しみ方を考えさせてくれる自然の教室として最適です。ぜひまた川へ遊びに出かけてほしいですが、必ず大人の人と一緒に行ってくださいね。そしていつか自分が大人になった時には、子ども達を安全に楽しい川遊びに連れて行ってあげてください。
≪来年にむけて≫
来年もガッツリ川遊びに出かけたいと思っています。そのためにも他に楽しそうなポイントがないか探していきます!今回で遊び足りなかった人がいたら、また遊びにきてください。そして「川は怖いな…」と思っている人も、ちょっと怖いけど、遊び方を知ればきっと楽しいから、ぜひ遊びに来てください!