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住宅購入、頭金なしの増加

リクルートの調査結果。低金利+住宅価格の上昇を受けた結果。

家を売却してもローンが残る懸念が薄らいでいる・・・

家計に余裕が乏しい状態でローンを組めば、返済に行き詰まるリスクがある。

2020年にリクルートが調査したところ、首都圏の新築分譲戸建て購入者の25%、新築マンションでは16%が「頭金0%」。

東京23区の中古マンション価格は、右肩上がりで上昇してきたが、今夏以降は陰りが出ている(不動産調査会社、東京カンテイによる報告)。

頭金に利用できる『現金はあるが、利用しない』ケースであれは良いが、『何とかやりくりすれば大丈夫』という価格の物件を購入するのはリスクが大きすぎる。

住宅ローンを利用する期間、今の収入が継続すれば良いが、何十年もの間、収入を確保できる保障は誰にも無い。

共働きを続けることが前提としても、何かの事情でどちらかが働けなくなるときもある。

売却しなければならなくなったとしても、住宅ローン>売却手取りとなる恐れもある。

これは、私含めた不動産業者の責任も大きい。

購入するのであれば、理想の住まいを求めるのは当然。思考が現実から離れていくことがある。

最後に選択するのはお客さまとしても、客観視して提案し続けることも、責務だと思っています。

2021.11.20 日経新聞朝刊を読んで

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