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不動産売却事例紹介

~エンドユーザーへの非公開売却~

▼ 目次
マンションの売却
戸建て住宅の売却
更地売却
借地権付き建物売却

マンションの売却

10年前に購入したマンションからの、住み替え相談。

購入予算を決めるため、売却査定サイトに登録したところ、各社から営業活動があり、対応に苦慮した。立地の選定から検討するため、じっくり住み替え先を、検討したいとのことでした。

エンドユーザーへの売却想定額は把握していたため、予算・立地の選定、融資相談を進めると共に、買取業者への売却想定額を整理。

希望する立地に、予算内の物件があることが分かった段階で『非公開情報』として、会社経営者・個人事業主・公務員、提携先の士業事務所の顧客に開示。売却想定額よりも、高値で売却できました。

戸建て住宅の売却

親から相続した、戸建て住宅の売却相談。相続人はそれぞれ住宅を保有していたため、売却資金を分割して相続したいとのことでした。

提携先の税理士に、被相続人の居住用財産による特例(空き家特例)利用可能と確認。更地売却で進めることを確認。

エンドユーザーへの売却想定額を把握し、売却手法を確認。相続してすぐに売却するため、インターネット等で情報公開したくないとのこと。

隣地の方の購入可能性を模索するため、解体を行うための挨拶訪問をしたところ、隣地の方から、売却するのであれば購入したいとの申し出がありました。

隣地は角地のため、将来の活用等を想定して購入しておきたいとのことで、売却想定額よりも高値で売却できました。

更地売却

空き家となった、戸建賃貸住宅所有者からのご相談。

ご意向をお聞きすると、建物が老朽化しているため、更地とすることは決めているが、その後のことは、これから検討するとのこと。

借り入れによる活用はしたくないとのことで、コインパーキング経営を行い、固定資産税・都市計画税を支払い、解体費用を回収することになりました。

2年間の当初契約期間が終了する段階で、ある程度の金額であれば売却したいとの意向を受けたため、『非公開情報』での売却活動を行うことをご提案。

希望額で購入する方が見つかった段階で、コインパーキング運営業者に事情を説明し、設備撤去などの解約手続きを実施し、売却引き渡し期日を設定し、売却手続きを進めました。

借地権付き建物売却

借地の売却を依頼する方の中には、土地所有者(地主)の承諾無しに借地権は売却できないという大前提を考慮せず検討を進める人がいます。

本件のご相談者は、当センターを訪れる前に、複数の不動産会社に借地権の売却査定を依頼。
不動産会社の中には、担当者が土地所有者(地主)に、挨拶にいった会社もある事をお聞きしました。

まずは地主さんにお詫びに行きましょうと伝えると、何か悪いことをしたのでしょうかと聞かれました。

「地主さんに挨拶に行く、熱心な担当者から、連絡がないのはおかしいと思いませんか?」と聞くと、確かに不安には思っていたとのこと。

ご相談者だけで訪問するには不安とのことで、同行して訪問。地主さんとお話をさせて頂くと「飛び込み訪問で、借地権の売却を承諾して欲しいと言われたため、本人から一報欲しいと追い返した」。その後、借地権者から何ら連絡がないことに対して、誠意がないのではないかと感じていたとのことでした。

温厚な地主さんからお叱りを受け、その場で固まってしまった依頼者に変わり事情を説明。
「売却を承諾しない訳ではないが、借地している区画であれば、こちらで引き受けます」と、地主さんに借地権を購入いただけることになりました。

通常の『エンドユーザーへの非公開売却』とはなりませんでしたが、売却できない状況を回避することはできました。

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