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これほど “仕事ができない” ド素人は フリーランス を辞めてください

フリーランスは、会社でいう「勤務地」や「定時」などを含む規律がないので、それらをすべて自分で決めて、守っていかなければならない。

セルフマネジメント能力がかなり必要とされる。

それができない人はフリーランスとして仕事は絶対に無理。

自分の得意なこと以外は、ほかの人に任せて、他の人とチームを組んで仕事をしている場合が多いので、会社生活以上に、“他人の時間”を大切にしなければならない。

自分の時間軸で“自由”に出来る訳ではない。

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私は、緊急事態宣言が解除されて、【企業経営者との対談コンテンツ】を撮影してくれる“動画カメラマン”を探し始めた。

そんな或る日、勤務先のコロナ禍不況で解雇となったのを機に、実家の仕事を手伝いながらフリー動画カメラマンを目指している人を紹介してもらった。

「これも何かの縁だね。一緒にやっていこう!」

「よろしくお願いします。」


彼の年齢は20代後半、所謂「ゆとり世代」


彼の腕前がわからないので、馴染みの和食店でPV撮影~編集を試しにやってもらうことにした。

私のオーダーは

① 60秒以内

② BGMはジャジーな感じのフリー音源(音楽著作権の関係)
(曲のイメージはYouTubeをLINEで送信)

③ 外国人向けのInstagramにアップする

④ エンディングには和食店の店名がわかるようにする。



撮影日から2週間たったが何も言ってこないので、進捗確認LINEをした。


「動画の編集状況は、どんな感じ?」

「今、時系列に沿ってやってるところです。以前から頼まれていた他の動画編集もありましたので、時間かかってます。もう少しお待ちください。」


その後も何も言ってこない。



撮影から1か月たった日に別件でLINEすると

「もうすぐでPV完成致します。時間かかって申し訳ございません。」


翌日の朝3時に彼からLINEが来ていた。

「夜分遅くに大変失礼します。PV完成です。最後にロゴ挿入して納品になります。」

動画ファイルが添付されていた。


私は5時に起床して送信されてきた動画を確認して愕然とした。

① 90秒オーバー(オーダーは60秒以内)

② BGMは私が送信したYouTubeの曲

③ PV内容は30点レベル(完全な“やっつけ仕事”


頭から湯気が出ているのが分かるほどの怒りの頂点であったが、深呼吸してLINEした。

「まったくオーダーと違っている。映像の素人じゃないんだから音楽著作権の問題でYouTubeにもアップできないだろう!」


「申し訳ないです。訂正致しまして、後日連絡させて頂きます。
YouTubeにアップするっておっしゃってましたか?
海外向けサイトとは聞いていましたが。」


「もういいよ。BGMを付けていない映像だけで納品してください。」


1時間後

「58秒に調整し、BGMをカットしました。お客様にこの作品が気に入ってもらうことができれば自分自身の励みになります。」


私は、90秒オーバー動画をBGMカットして送るように依頼したが、良かれと思って?(笑) 58秒に調整してきた。

エンディングに“店名を入れる”ということも、どこかに飛んで行ったのだろう。

この種の大馬鹿と関わってること自体が“時間の無駄”でしかないので、私が動画編集することにした。


私は「作業代の請求書送ってください。」とLINEした。

動画編集には1か月の時間が必要だったのに、請求書は直ぐ送られてきた。


ここまでくると笑ってしまう。
即刻彼の口座に振り込んだ。

このお金のことを“手切れ金”と言うのだろう(笑)

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これほど “仕事できない”ド素人は、どのような心理なのだろうか?


前述のカメラマンは、“勘違い” “考え方の甘さ” “知識不足”などが理由かもしれないが、恐ろしいのは、全く“悪気がない”。

彼を紹介してくれた人も“超悪気のないタチが悪い人”だったので、【類は友を呼ぶ】のだろう。


“仕事できない人”は、自分の中ではできていると勘違いしている。

自分が今どういう状況、自分の実力をはっきり把握できていないのだろう。


自らの能力や物事を客観的に見る力が欠けている。

自分はできていると勘違いしているため、仕事のスピードが遅くてわからないのだろう。


自己中心的で、仕事は自分のペースで行えば良いと思っている

周りへの影響を考えずに自分の“時間軸”で行っていて、周りの人の状況に配慮しようという姿勢が少ない。

自分の担当分は締め切り間際の“やっつけ仕事”で、配慮のなさが原因でプロジェクト全体が遅れても気にならないのかもしれない。


相手がどのようなことを要望しているのかを十分に理解しないまま請負ってしまう。

時間が経つにつれて、何をどうすれば良いのかが分からなっていき、結果的にオーダーと全く違ったモノになって信用を失ってしまう。

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いずれにしろ、彼らは「”悪気”も”悪意”もない」のは確かだ。

それ故に、彼らに忠告したところで、本人は「正しい事」「常識」と思っているので、理解させることは難しい。

むしろ、自分は「救ってあげた」「本人のためにやってあげた」と思ってるから 尚更 “タチが悪い”。

この種の人と一緒にビジネスすることは“時間の無駄”以上の“最悪の無駄”でしかない。


「“ゆとり世代”は全く仕事ができない」
と同世代の人も、一括りにされるのは不愉快だろうが、

こんな“仕事ができない”カメラマンと“フリーランス”という範疇で“一括り”にされてしまっては、たまったもんじゃない。

このカメラマンが“プロ”と名乗っていたら、他の“プロ”が可哀そうだ。


初対面で人の本質まで見抜くのは難しく、わからないので、一定程度付き合う時間は必要だ。

「悪気はない “けど” 」という【 “けど” 人】と分かったら、ビジネスでの関連を即座に止めることか?軌道修正することをお勧めする。

彼らは「悪気のない」 「悪意」 を繰り返す “タチが悪い”人々だから。



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