見出し画像

リモートワーク中のBGMは “アシッド・ジャズ”


インコグニートのブルーイとジャイルス・ピーターソンによる新プロジェクト“STR4TA”の初のアルバム『Aspects』が発売&ストリーミング配信開始された。

“アシッド・ジャズ”ムーブメントがまた起こるのでは?

とワクワクしている。


中学生時代から“テスト前”や“受験勉強”を、ひとりでやっている時には必ず『音楽を聴き“ながら”』やってきた。

サラリーマン時代も『音楽を聴き“ながら”』の方が、集中力も作業効率もアップすると感じていた。
(職場においてイヤホーンで音楽聴き“ながら”作業して何度上司に怒られたことか、、、苦笑)


私にとっての“都合のいい説”かもしれないが

「人間の脳は、静かすぎる無音の空間や、視覚的な情報が少ない真っ白な空間や真っ暗闇にいると、逆に勝手に様々なことを考えてしまい作業効率が落ちる。」

を信じている。


昨今のリモートワーク化によって、慣れない在宅勤務で「集中力が保てない」「テンションが上がらない」といったビジネスパーソンは多いと思う。

そんな方々は、BGMを利用してみるのも一つの方法だ。

サブスク音楽配信サービス全盛期の今、音楽は聴き込むというより、聞き流す感覚が増えているような気がする。

更に、スマートスピーカーに「こんな感じの音楽流して」と言えば、それなりの音楽をチョイスしてくれる。

当然、仕事の内容・種類によってBGMの効果は変わってくるが、総じてパフォーマンスをアップしてくれる音楽の条件?
(あくまでも個人的な見解)

<いい例>

● インストゥルメンタル(楽器のみか、Vocal少な目)
● 音量の強弱の差が少ない
● テンポはスローからミドルテンポぐらい

<ダメな例>

日本語歌詞のあるボーカルもの(言葉は意識に入ってきやすい。そして、つい歌いだしてしまうから(笑))


色々試してみて、私にとって最も有効なものは“アシッド・ジャズ”だ。


音楽の専門家には笑われるだろうが、私にとっては“スタイル・カウンシル”こそが元祖アシッド・ジャズだ。

ポール・ウェラーのThe Jamからのスタイル・チェンジが実に格好良かった。

“スタカン”によってジャズをより深く聴くようになっていったキッカケとなった。


アシッド・ジャズを簡単にいうと


1980年代にイギリス・ロンドンをはじめとするクラブ・シーンで生まれたソウルやファンクなどの要素を取り入れた「踊れるジャズ」

ジャンルとして考えると範囲が広すぎるため、細かい説明が省略するが、ジャズのお洒落さと、ハウスの高揚感を兼ね備えたダンス・ミュージックといったところだろうか。


アシッド・ジャズを語る上で外せない人物は、DJジャイルス・ピーターソンだ。

何となく大人のための古典的な音楽というイメージがあったジャズを、クールな「踊れるジャズ」にした立役者だ。

ジャイルスがアシッド・ジャズを動かしていたといっても過言ではない。


1987年にDJエディ・ピラーとともに、レーベル「アシッド・ジャズ」を立ち上げた。

このレーベルからは、

ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ

コーデュロイ

ジェイムズ・テイラー・カルテット

などが作品を発表。



何といっても、アシッド・ジャズの世界で最も成功したのは

ジャミロクワイ(Jamiroquai)


90年にはレーベル「トーキング・ラウド」を立ち上げた。

インコグニート

ガリアーノ

オマー

ヤング・ディサイプルズ



日本における”アシッド・ジャズ”


アシッド・ジャズは日本でも渋谷系というジャンルで大きなムーブメントとなった。

日本のクラブ・シーンにおいてジャズを選曲するDJのパイオニア

「U.F.O(ユナイテッド・フューチャー・オーガニゼイション)」


KYOTO JAZZ MASSIVE(沖野修也)


アシッド・ジャズと称されたアーティストの多くはバンドの形をとっていた。

生音にこだわるので、ライヴを重要視。

そこが他のクラブ・ミュージックとは違う点だろう。

沖野修也とSleep Walkerの共作 "United Legends" Replayed By Sleep Walker (2007年10月)

スクリーンショット (720)


このアルバムによって、私は日本のクラブジャズがお気に入りとなった。



アシッド・ジャズのムーブメントは、各方面のカルチャーにも多大な影響を与えたと言える。

「お洒落な音楽は?」
という問いの回答には


「“アシッド・ジャズ”かな?“クラブ・ジャズ”かな?」


ただ正直言って、音楽のジャンル分けは、よく分かっていない(笑)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?