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ジャズコンボの編成人数別名盤

コンボとは?(引用:日本大百科全書)

ジャズ用語。大編成のバンドに対する小編成のジャズ・グループのこと。スモール・グループともいい、コンビネーションcombinationに由来する。3人編成(トリオ)から8人編成(オクテット)ぐらいのものが多いが、8人くらいのものはビッグ・コンボとよぶ。

ジャズは個人の「個性」「独自性」を聴かせる音楽

「合奏」は ほとんどなくて 基本は「重奏」



3人=トリオ(Trio)


ピアノ+ベース+ドラムス


ギター+ベース+ドラムス


サックス+ベース+ドラムス


ピアノ+ギター+ベース


クラリネット+ピアノ+ドラムス


4人編成=カルテット(Quartet)


ソロをとる管楽器(ホーン)に ピアノ・トリオ  ギター・トリオが支えるという編成が多い


テナーサックス+ピアノ+ベース+ドラム


アルトサックス+ピアノ+ベース+ドラム


トランペット+ピアノ+ベース+ドラム


トロンボーン+ピアノ+ベース+ドラム


ヴィブラフォン+ピアノ+ベース+ドラム


ギター+ピアノ+ベース+ドラム


オルガン+トランペット+テナー・サックス+ドラム


5人編成=クインテット(Quintet)


トリオ+ソロ楽器2人の形(ハード・バップの多くがこの編成)

トランペットとサックスといった2種類の異なる楽器の組み合わせが一般的


トランペット+テナー・サックス+ピアノ・トリオ


テナー・サックス+ギター+ピアノ・トリオ


アルト・サックス+ギター+ピアノ・トリオ



6人編成=セクステット(Sextet)



クインテットのフロントにもうひとり加わり 多くは「3管編成」


マイルス・デイヴィス(tp) ジョン・コルトレーン(ts) ジュリアン・キャノンボール・アダレイ(as) ビル・エヴァンス(p)ポール・チェンバース(b)ジミー・コブ(ds)


ジョン・コルトレーン(ts) リー・モーガン(tp) カーティス・フラー(tb) ケニー・ドリュー(p) ポール・チェンバース(b) フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)


7人編成=セプテット(Septet)


セロニアス・モンク(p) レイ・コープランド(ts) ジジ・グライス (as) コールマン・ホーキンス (ts) ジョン・コルトレーン(as) ウィルバー・ウェア – ベース (b) アート・ブレイキー(ds)


オリヴァー・ネルソン(as, ts, arr) エリック・ドルフィー(as, fl) フレディ・ハバード(tp) ジョージ・バーロウ(bs) ビル・エヴァンス(p) ポール・チェンバース(b) ロイ・ヘインズ(ds)


8人編成=オクテット(Octet)


ズート・シムズ(ts) ハリー・エディソン(tp) ボブ・ブルックマイヤー(vtb) アル・コーン(ts, bs) ハンク・ジョーンズ(p) フレディ・グリーン(g) エディ・ジョーンズ(b) チャーリー・パーシップ(ds)


9人編成=ノネット(Nonet)


マイルス・デイビス(tp)  カイ・ウィンディング(tb)  リー・コニッツ(as) ジェリーマリガン(bs)  アル・ヘイグ(p) ジョー・シュルマン(b) マックスローチ(ds)  ジュニアコリンズ(frh) ビル・バーバー(tub)


2人編成=デュオ(Duo)


ビル・エヴァンス(p) ジム・ホール(g)


1人編成=ソロ(Solo)



その他


11人編成=ウンデクテット(Un-dectet)
12人編成=デュオデクテット(Duo-dectet)
13人編成=トレデクテット(Tre-dectet)
14人編成=クァトルデクテット(Quattuor-dectet)
15人編成=クインデクテット(Quin-dectet)
16人編成=セクスデクテット(Sex-dectet)
17人編成=セプトデクテット(Sept-dectet)
18人編成=オクトデクテット(Oct-dectet)
19人編成=ノヴェンデクテット(Novem-dectet)
20人編成=ヴィゲテット(Vigetet)


「ビッグ・バンド」=「17人の定型編成」

トランペット×4、トロンボーン×3、バス・トロンボーン×1、アルト・サックス×2、テナー・サックス×2、バリトン・サックス×1と、ピアノ、ギター、ベース、ドラムス各×1の17人

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