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今や歩道は 自転車天国? 自転車サーキット? そこに ウーバーイーツ配達員が乱入 格闘技場?

潔癖症で有名なタレントの今田耕司氏がTV番組で

「出前とかしないんですか? ウーバー(イーツ)的な」 という質問に

「夏、ものすごい暑い時、汗だくの汚い配達している人を見たときに『イヤやな』って思って」

と答えた。

この今田氏の発言を受けて、FRYDAY DIGITALが記事を掲載して、賛否両論の論争が起こっている。



一部そういった不潔な人もいるも事実で、清潔感があって、礼儀正しい人がいるのも事実。

注文者は、あらゆるリスクも考慮した上でオーダーしているのであれば、ウーバーイーツは便利だろう。

注文者も『自己責任』
配達員も『自己責任』

利用したくない人は、利用しなければいい だけのこと。


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私は議論するのなら

配達員の運転マナーの悪さによって、デリバリーに関係ない第三者が事故に遭う件が急増していることへの解決策

をやりたい。


先日、ウーバーイーツの配達員に追突された女性がウーバージャパンを提訴したと報じられた。

被害者女性は、配達員がウーバーの事実上の指揮監督関係にあるとして、配達員に加えて同社にも事故の責任があると主張している。

ウーバージャパンはこの訴訟に対して争う姿勢を示しているようだ。




歩道を歩く人は最大限の“自己防衛”しかない


自転車は手軽で身近な乗り物だが、基本ルールすら守らず、平然と無謀運転を行う人があとを絶たない。

イヤホンを付けて大音量で音楽を聞きながら、スマホを手に持って電話や操作をしながら、ジュースを飲みながら、傘を差しながらといった「ながら運転」

昨今の歩道は、自転車優先で、猛スピードの自転車が前から後ろからやってきて、歩行者が立ち止まって避けなければならない。


自転車が例外的に歩道の通行が認められているのは次の通り

(1) 道路標識や標示により歩道の通行が認められている場合

(2) 運転者が13歳未満、70歳以上、身体に障害を負っている場合

(3) 通行の安全を確保するためにやむを得ない場合(運転者の主観ではなく、客観的に判断される。)


自転車は自動車と違って自賠責保険(強制保険)がない。

加害者側に資力がなければ、被害者も救済を受けないという
両者にとって悲惨な結果が待ち受けているだけ。


自転車保険(対人対物賠償)に加入していなければ、自転車には乗ってはいけない という義務化は必要だ。

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歩行者の安全が守られているべき歩道。

実は、自転車と歩行者による事故の4割以上が歩道で起きている。




元保険屋としての見解


ラーメン屋に手前を依頼すると、配達に来るのはラーメン屋の従業員。

配達途中で事故が起これば、従業員と雇用主であるラーメン屋も責任(使用者責任)を負う。


ウーバーイーツの規約上は

ウーバーイーツを利用して飲食店に配達を頼むと、注文者と配達員との間で契約される

ウーバーイーツは、注文者と飲食店とを配送サービスでつなぐ「場の提供」をしただけ

読み取れる。

配達業務中に事故が起こった場合に

契約関係にあるのは【注文者と配達員】

ウーバーイーツと配達員ーに雇用関係はない

従って、ウーバーイーツに『使用者責任』というものは発生しない
という考え方だろう。


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ウーバーイーツ側も、配達員向けの補償制度を一応用意はしている。

● 第三者への対人・対物賠償補償
● 配達中のケガをした際の傷害補償

しかし、この補償制度は多くの問題点がある

★ 対人・対物賠償補償に示談交渉サービスがついていない

★ 配達リクエストから配達完了(またはキャンセル)までの事故しか保証されない


ウーバーイーツの配達員は、「個人事業主」

「何かあっても全て自己責任で」という考え方が原則というのが背景にあるだろう。



それぞれの立場 それぞれの見解


自転車を利用している人には、それぞれの使用目的がある。

移動中に自分が事故を起す、事故に遭うというリスクはあることは誰もが認識しているはず。


“au損保“の調査によると自転車保険の加入率は、全国で6割弱。

つまり、4割強の自転車ライダーは無保険ということだ。


『自転車保険の義務化』している地域もあるが、加入しないからといって罰則はない。


運転技術も交通法規遵守も

自転車ライダーひとり一人の「意識」に委ねられている。


自分の目的を達成することが第一義であるのだから

歩行者などの第三者に対する「意識」「思いやり」は、二の次三の次


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感染拡大防止を訴えても、マスクをしないで路上で酒飲んで騒いでいる人が絶えないのと同じ

「自転車保険に加入してください」 「交通法規を遵守してください」 と偉い人々が訴えても

罰則がない限り、遵守する人はするし、しない人はしない。


せめて、ウーバーイーツ配達員には職業人としての“プロ意識”を持って欲しいと祈るだけだ。

当事者でない歩行者が、配達員の無謀運転によって事故に遭うということが絶対に無いようにして欲しい

と真面目にお願いしたい。



一般人の含めた無謀自転車運転問題は、解決が難しい“社会問題”


フードデリバリーサービスを 使うor使わない 好きor嫌い は人それぞれの考え方。


私は、気分よく食事したいので、絶対にウーバーイーツ等のデリバリーサービスを利用しない。

気持ちよく過ごすためにも、自分で取りに行く。


飲食店の前で配達員が数人固まって、ウーバーのカバンを地べたに置いて、タバコを吸っているシーンを何度も見た。

このプロ意識の低い身なり、振る舞いを見ると、“不衛生”に感じ、この人々が、食べ物を大切に“心を込めて”配達するとは思えない。

それ以上に、料理配達中に歩行者との事故を起した時に、誠意ある対応をすると思えない。

自転車保険に加入しているか?どうかも疑わしい と思ってしまう。


相手の立場に経った気遣いと思いやりを持った自転車の利用する個々人の

「意識向上」

それしか、歩道の安全と安心につながらない。


歩道は危険がいっぱい だ。




<追 伸>

今田氏発言が論争になっているのは、

食事の配達は衛生面が気になるという意見に視聴者は同意したが

「汚い」という表現に対して反発が起こっているようだ。



“注文しない自由”はあるが、テレビで発言する以上、もう少し配慮した言い方があったのではないか…。

との記事が掲載されているが


衛生面を語れば、失言にならなかったのだろうか?


今回の投稿は、安全面を論じている。




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