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自作自演の【退職披露宴】をやりませんか?

人生の節目には様々な儀式や儀礼、行事がある。

長年勤めた“定年退職”というのは、人生の大きな節目だ。

結婚という人生の節目では“結婚披露宴”を行うのに、

“退職”も人生の大きな節目なのに、【退職披露宴】 を開催しないのは、なぜだろうか?


「通過儀礼」とは、簡単に言うと「生涯における儀式」のことだ。
人が生まれてから一生を終えるまでに、成人、結婚、長寿、そして死去までのそれぞれのステップで行う儀式や儀礼、行事のことだ。

学校に入学、そして卒業。初めて就職、そして定年退職などの、社会的に別の範疇へと移行する時に、大切な意義をもって行なわれる儀式だ。

Hanayumeが実施したアンケート結果によると『結婚披露宴をする理由』は?
1位:親孝行のため(45.9%)
2位:みんなに祝福してもらいたいから(43.2%)
3位:結婚式は人生のけじめだと思うから(39.6%)
4位:世間体を考えて(19.8%)
5位:ふたりの幸せを確かめたいから(16.2%)

最も多かった回答は「親孝行のため(45.9%)」は、ここまで育ててくれた親御さんに対する“感謝”と“一種のけじめ”だと考える人が多いということだ。

3位の「結婚式は人生のけじめだと思うから(39.6%)」は、新しい人生のスタートとなる機に、けじめのような意味を持たせている。

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私は、30年ご奉公した会社を早期退職した際、“けじめ”のひとつとして、
企画・演出・司会・主演・監督を全て自分で行う【退職披露宴】をイタリア料理店貸切で開催した。

開催した理由は?

『お世話になった人』への“感謝”
『退職後も付き合いを続けたい人』への“感謝”

サラリーマン生活の最後くらい

『自分の好き勝手なパーティー』で、

参加者に“楽しんでもらいたい”との“想い”

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退職の“お祝い”という位置づけで、参加者から一律の会費を回収しはしたが、

料理も最高レベルを提供して、飲み物は何飲んでもかまわない、見栄を張ったので、“大赤字”イベントだった。

イベントの内容は、

サラリーマン時代の【面白話】、

趣味である【歌&生演奏】、

【退職後に“やりたいこと”】の夢発表

まで披露したのだから、私にとっては“超スッキリ気分”だった。

まさに、イチロー選手の名言ではないが 『後悔などあろうはずがない』 という気持ちだった。

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引き出物は、会社時代に関係したFM局とタイアップして作成したカセットテープをCD化してモノにした。
(この引き出物のCDは参加者全員喜んでもらえたと自負している。)

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“人生100年時代”と言われ、60歳前後の【退職】は人生の折り返し点程度で、“第2の人生”Stageへのスタートだ。

今の自分が在るのは、会社生活での経験や人との出会いを通じて養われたものだ。

どんな辛い目にあわされた会社生活であったとしても、その経験が今の自分を作ってくれた。


しかし、会社の所属部署で開催される“退職の会”は、
単なる“飲み会”の延長で、
参加者が、退職者に対して【心からの“感謝”の気持ち】を持って開催される会ではない。

参加者にとっては、単なる“慣例行事”のひとつにすぎない。

会社内の友人が、企画して開催してくれる飲み会でれば楽しい時間だろうが、
“慣例行事”の【社畜の集い】【“しがらみ”の会】 に参加して何が楽しいのだろうか?


私の場合は、

① “定年退職”の数年前での“早期退職”

② 定期異動の転勤者の“送別会”シーズン
でもあったことと、

③ そもそも職場の同僚も私の“退職”に関して興味もない
ので、

「【転勤者送別会】ですが、参加されますか?」

と、大嫌いな課長さんから、“絶対参加しないでね”ビーム出しまくりで、声をかけてもらった。

会社生活の最後に、大嫌いなオッサンの心無い挨拶を聞かされ、参加者に気を使いながら飲まなければいけないのか?
理解できないので、丁重に参加依頼をお断りした。

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退職者自身が、友人や今後も付き合っていきたい人を招待した【退職披露宴】でも、【人生第2ステージへの新発式】でもいいので、自ら企画して開催し、

「みなさん、在職中は、お世話になりました。」

「今後も何卒お付き合いよろしくお願いします。」

という感謝の意を表したい人はいるはずだ。

しかし、【退職披露宴】を開催するという文化もムードもないし、ウエディングプランナーのような“退職披露宴プロデューサー”がいるわけでもないので(存在しているかもしれないがメジャーでない)、

イベント開催をやったことがない人にとっては、二の足を踏むのかもしれない。


飲食店関係者もイベント関係者も、苦難の時代が長引きそうな“コロナ禍”の今だからこそ、コラボして【退職披露宴】というカルチャーを作り出すってというのは面白いのではないだろうか?

90年代バブル崩壊後の大量採用時代入社の人々が、役職定年や早期退職、定年退職を迎えていくこれからは、退職者マーケットは様々な業界で注目すべきだと考える。

いきなり“退職者マーケット対策”と大上段に振りかざすのでなく、

【退職披露宴】といった“ソフト”部分から、ブームを創造して、

次の展開へ発展できるように考えてみてはいかがだろうか?


この【退職披露宴】に、ご興味のある方は連絡ください。
⇓  ⇓(連絡先)⇓ ⇓
https://www.tsb-project.com/contact


人生100年時代。60歳なんて人生の半分ちょっとです。
定年退職後の人生は長いですよ。

第2の人生をカッコよくスタートしましょう!


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