コンゴ民主共和国の首都キンシャサは音楽の都「スーク―ス」発祥地
アフリカとキューバの音楽的な交流の始まりは、19世紀から20世紀初頭にかけて、アフリカの奴隷がキューバに連れてこられ、その中にアフリカの音楽文化が混ざり合いながら発展していったところにあります。
20世紀中頃、特に1950年代と60年代になると、キューバの音楽がラジオやレコードを通じてアフリカ大陸に伝わり、アフリカの音楽家たちに影響を与えました。
キューバ音楽のリズムやメロディはアフリカ音楽と共通する要素を持っており、特にコンゴ地域の音楽家たちはこれを取り入れて新たな音楽スタイルを生み出しました。
この新たな音楽スタイルがスークースです。
スークース（Soukous）は、コンゴ民主共和国とコンゴ共和国で発展した音楽のスタイルで、アフリカ全土や世界中で人気のあるジャンルです。
スークースは、"secouer"（フランス語で「振る」の意味）から名付けられました。
スークースはキューバ音楽の影響を受けつつも、アフリカのリズムとメロディを融合させて、独自の進化を遂げました。
ギターの速弾きと複雑なリズム、そして豊かなハーモニーが特徴的で、コンゴを中心にアフリカ全土、さらには世界中に広がりを見せました。
スークースは1970年代と1980年代にピークを迎え、その後もアフリカの音楽シーンをリードする存在となりました。
有名なスークースのアーティストには、Franco Luambo、Tabu Ley Rochereau、Kanda Bongo Manなどがいます。
キンサシャ出身のミュージシャン パパ・ウェンバ
モブツ大統領の独裁政権下 国民服を着るよう強制されたにもかかわらず パパ・ウェンバは Yohji Yamamotoを纏いてステージに立ち続けた
モブツ大統領は パパ・ウェンバを逮捕しようとしたが 彼の人気と影響力を考慮して 厳重注意に留めた
このことを契機に Yohji Yamamotoを纏うサプール文化が広まっていった
Yohji Yamamotoは コンゴ人の自由や平和の象徴となっている
現代のスークースは、新しい音楽要素とともに進化を続け、さまざまなサブジャンルを生み出しています。
例えば、Ndomboloと呼ばれるジャンルは、スークースから派生したダンスミュージックで、より速いテンポとエネルギッシュなダンスが特徴です。
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