「アーバン」という音楽用語で考えるマイノリティとマジョリティの意識格差
2020年6月、全世界で「Black Lives Matter」ムーブメントが展開されていた中、音楽業界に激震が走りました。
それは、ユニヴァーサル・ミュージック傘下のリパブリック・レコードが「アーバン(Urban)」という音楽用語の使用を中止すると発表したのです。
この宣言は、長年にわたり音楽業界で使用されてきた言葉が、いかにしてマイノリティを不当にカテゴライズし、差別的な意識を助長してきたかを浮き彫りにしました。
「アーバン」という言葉はもともと、黒人DJフランキー・