Tsareich 開発日記 #1
こんにちは！Tsareichの開発日記へようこそ！私はzR1Nと申します。私はTsareichのプロジェクトリーダーであり、ロシアの主任開発者です。今週は私たちのこれまでの取り組みと、メインコンテンツであるロシア帝国の開発と進捗状況についてお話ししますね！
私たちについて
私たちには2023年2月にはこのmodの構想がありました！最初は私とRuine(ドイツ・ハンガリー主任開発者です！)の2人で第一次世界大戦に関する新たな歴史のmodの話をしていました。 1か月ほど私たちは熱心に世界観に関する議論を行いましたが、私の多忙などにより11月末までmodの計画は止まってしまいます。(その時はドイツは複数の国に別れていました！) 11月にはドイツがひとつの共産主義国家という形の新たな世界観で開発が再開し、12月末にLucy(テクスチャ・ビジュアライズ領域の開発者)とNY(イタリア・イギリス主任開発者)の2人が参加したことで計画は加速度的に進みます！ 2024年を迎える頃にはコーディングが始まり、今日まで凄まじい速度で開発しています！(2ヶ月で主要国が5つもプレイアブルになっています！)
Tsareichについて
私たちのMODは、ロシアが早期にアラスカで金を発見したことから始まります！クリミア戦争後の財政難にアラスカの金採掘で対応したロシア帝国は、その後も(反動的ではありながらも！)世界に冠たる帝国として膨大な軍と資産を守りました。
極東の憲兵である日本で大きな政変が起こり、幕府から天皇に実権が移ると、日本は東アジアに目を向けますが(史実と同じように！)、ロシアは長い安定した財政と農奴制からの脱却によって満州権益に固執せず、この地域はロシア、日本どちらのものにもならずに欧米諸国の権益が入り乱れる地になりました！
これによって｢ロシアの悪夢｣である日露戦争は発生せず、ロシアのバルト艦隊はヨーロッパの主要な海軍であり続けました！もちろん太平洋でも。 日本の海軍は躍進を続け、日本海海戦のような大きな勝利は無いものの、世界的な海軍国へ成長しました！(連合艦隊を見ることが出来ます) 日本とロシアの関係がこのようになったことで、ロシアの威厳は第一次世界大戦(大戦争！)の中でもそのまま残っていました。
第一次世界大戦はセルビア人青年のオーストリア皇太子殺害から勃発し、欧州全土を巻き込むものとなりました！ ドイツの東側では膨大な軍を持つロシアがドイツと睨み合いを続け、ドイツの西側では大きな変化が起こります！ ドイツはシュリーフェン・プランを実行し、フランスに攻撃をしますが、フランスではコミューンら左派による革命が勃発します！ フランスはたちまち労働者たちによって新たな国へと作り替えられてしまいました。 その革命の波はそのままドイツへと流れ込み、ロシアによる圧力で国民の不満が限界に達し、ローザ・ルクセンブルクたちによる革命が勃発します！ そのまま(史実のソ連のように！)2カ国は戦争から離脱し、オスマン帝国は不運にも転倒して無くなったムスタファ・ケマルによって復活することも無く、大幅に領土を削られてしまいます！ イタリアはその後戦勝国となったものの、史実と同じくフィウメ問題が発生。国民たちは領土を得れなかったことに怒り、民族主義者と社会主義者が革命を起こし、2つに分裂してしまいます！同時期にはセルブ・クロアート・スロヴェーンに綻びが生まれ、南スラブ人は1度結んだ手を引きちぎることとなりました。 ロシア帝国は大戦後に即位した皇帝アレクセイの下で安寧を享受しますが、国内で消えゆく共産主義者はそれに反比例して過激化します。彼らが行動を起こすのも長くはないでしょう……
そんな帝国の磐石な体勢が揺らぎつつある1936年の世界からゲームは始まります！詳しい前史なども追って投稿する予定なのでぜひ確認してください！]
ロシアについて
さて、私が開発しているロシアに関して話していきましょう！
ロシアはこのmodの主人公であり、インターナショナルの大国や日本などと将来的に対立することとなるハードな国家でもあります。
同時に、戦勝国としてのロシアの姿やイギリスとの熾烈な建艦競争の遺産などを表現するために、工業力や陸軍力、海軍力はそれぞれにおいて世界最高水準の国家となっています。アメリカで重大なイベントが発生したあとは、世界最大の工業国になり続けるでしょう。
ただ、ゲーム開始時のロシアは農業に頼りきってしまい、周りの国の近代化から大きく突き放された後進国となっています。皇帝と国の行く末を決定し、近代化か強い帝国の維持かを慎重に選択しなければなりません。
また、共産主義の防波堤を自認し、世界の反共の先導者となる存在であるロシアを表現するために、複数の要素によって構成される「防共協定」システムが実装されており、これは今後も拡大される予定です！(アカ共は資源不足で苦しむことになるでしょう！)
ロシアは超大規模の海軍と世界最先端の艦艇を持ちますが、守るべき海はバルト海、地中海、太平洋と3つあり、戦力の分散方法についてもプレイヤーの技量が問われることとなります！
大戦争の後にギリシャと共にもう一度攻撃し、更に厳しい条件の条約を結ばせたトルコも、時間の流れによって反抗的になりつつあります。
バルカンのセルビアやルーマニアも過激思想に傾きつつありますが、彼らなしに共産主義との決戦は厳しいでしょう。
彼らをどのように扱うかも慎重に決定する必要があります。
次に、国家方針ツリーについて話していきましょう。
ロシアの戦争前のメインコンテンツは、大胆な近代化と皇帝による国家改革です。 現状完成している左側のツリーは、改革的な政治を行い、国家はより機械化軍や先進的な思想を取り入れようとします。
現在制作が始まっていない右側のツリーは、ロシアの伝統的な価値観を守り抜き、国家はより古典的な軍隊であることを追求します。
ロシアの国家方針で目立つ大きな軍事ツリーは、ロシアの陸軍国家としての伝統や増強した海軍の維持、そして新たな空軍に対する投資などの興味深いツリーを含みます。全ての兵科において分岐が存在し、右は保守的、左は革新的な軍事思想となります。
AIは前述の皇帝と国の傾向によって決定することになります。
今後実装されることになる別の政治ツリーについても構想をお話しましょう！
ゲーム初期のイベントの分岐で、軍事クーデターか共産主義者の台頭を選択することが出来ます。
その結果によっては、ロシアは君主制を放棄し、思いもよらぬ選択肢へ突き進んでゆくことになるでしょうが、ひとまず私たちは君主主義の政治ツリーに注力をしています。
最後に、戦後ツリーの展望をお話します。私たちは戦後に｢冷戦｣が起こることを想像し、潜在的にそれを考慮して開発を進めています。
戦後は同じく大きな力をつけたイギリス帝国との冷戦になり、国力の全てを軍拡に使う熾烈な競争が始まることになるでしょう！
スラブの支配者となったロシア帝国には様々なロマンのあるツリーが作られる予定です！
では、今回はzR1Nがお送りしました！次はロシアの詳しい国家紹介です！
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