8発目おもて最終稿

みんなで(各自)台本を書く会をやりたい

 現在は2月にある自分の劇団「正直者達」の次回公演準備の真っ最中である。で、この公演が終わったら、台本を書く会をやりたいと思っている。こう書くと死亡フラグみたいだが、生きてやりたい。

1 どんな会をやりたいの?

 台本を書く人、書きたい人が集まって、同じ場所でそれぞれがそれぞれの台本を書く作業をする。時に意見を求めながら、時に未完成の台本を読みあわせしながら。時にはブレストが始まってもいい。
そんな作業を2〜3時間くらいやったのち、最後30分くらいその日書いてみた台本をみんなで読んだり軽く動いてみたりみて、感想言い合って終了。2次会で飲みに行って、こんどは台本にもなってないもっと小さいタネの話をする。
特に上演を共通のゴールにはせず、参加者それぞれが、台本を書く習慣と、(そこそこ形になった)台本のストックを作ることを目的にする。頻度は月一くらいで、毎回来れる人が来る。来るもの拒まず去るもの追わず。
そんな、演劇コワーキングスペースのような会をやりたい。

2 なんでやりたいの? 

①問題意識
 と書くと大げさだけど、時の流れは本当に早い。公演が終わって、ちょっと演劇から離れると、他にやることが多すぎて、すぐに1年くらい経ってしまう。=台本を書かない期間がすぐできてしまう。せっかく演劇以外の広い世界に触れているのだから、そこには台本のタネがいくらでも転がっているはずなのに、文字にするのをサボってしまった結果、逃してしまっている台本のタネがいっぱいあるのではないか。だったら普段から気づいたことを書き留めて台本にしていけばいいのだけども、公演もなにも迫っていない中で台本が書き始められるかといえばそれも難しいのが現実。そんな自制心があって自律的な人間が、芝居を書いてるはずがない。
 なので、定期的に、〆切に追われない中で、だけども真面目に、台本を書く場を作りたいし、それが無理なく上手く回るにはどうしたらいいかということを最近よく考えている。そして考えた結果が上記のような会だ。

②いとうのごはん
 上記のような会をイメージするようになった理由の1つには、今回の正直者達8発目の執筆時の経験がある。今回の公演は、私と伊藤敬市と2人が脚本を書いているが、上に書いた例に漏れず、2人とも自制心がない人間なので、1人では全然台本が書けなかった。だけども稽古はどんどん迫ってくる。必要に迫られて伊藤の家に行って台本合宿をやることにした。といっても喧々諤々の議論をするのではなく、2人黙々とパソコンに向かってそれぞれ台本を書くだけである。で、たまに思いついたネタとかを言ってみて反応を見てみたりとか、会話はその程度であった。
 それって、自宅で書いているのとほとんど環境は変わらないはずなのだが、しかし作業はとてもはかどった。人の目があるとか、同じ目的を持っている人がいるだとか、というところがほどよい緊張感を生んだのかもしれない。自宅よりは人の目があり、ファミレスよりは他人じゃない人がいる。それがよかった。作業がはかどったのもよかったし、楽しい時間だった。だから、これを公演が迫ってないとときにもやりたいね、というのも動機としてはある。今回公演では結局3回くらい伊藤んちに行ってしまった。

 おまけに書いておくと、台本合宿の合間に伊藤がご馳走してくれたカレーはめちゃめちゃ美味かった。伊藤が0から作ったカレー。つまりは無から生み出したカレーはそんじょそこらの店では敵わないくらい美味くて一瞬でおかわりしてしまった(ごはんはふつうだった)。この話はまた次の機会に書こう。

3 というわけで。

 以下のような会をやりたいと思っています。

 対象者:台本を書いてる人、書きたい人、見てたい人。だれでも可
 場所:23区内の会議室や集会所
 頻度:土日に月1回程度
 スケジュール: 14時頃  開始、導入
        〜17時前頃 休憩挟みつつ各自作業
        〜17時半頃 その日書いた台本を1回くらい読みあわせ
         18時〜  (希望者のみ)2次会 
 費用:実費程度(500円〜1000円くらい?)

 詳しいお誘い・ご案内は公演の当日パンフレットにでも折り込もうかな。少なくとも僕と伊藤はやろうと思っているので興味がある方は是非。公演前でもいいので私までおしらせください。3月からやったら、次5月に客演させてもらう劇団ダブルデックさんに怒られるかな・・・。

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