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352位:エミネム『The Slim Shady LP』(1999年)|【ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選(2020年改訂版)】

このnoteでは、2020年に8年ぶりに改訂された『ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選』のレビューを翻訳しています。本日はこちらのアルバムです。

352位:エミネム『The Slim Shady LP』(1999年)

<レビュー翻訳>

このアルバムでエミネムは、自身のことをクレイジーな白人のギークで、"class-clown freshman/Dressed like Les Nessman”(クラスのお調子者の新入生で/レス・ネスマンのような格好をしてる ")と紹介した(編注:「As The World Turns」のリリックの一部)。ドクター・ドレーがプロデュースした本作でのエミネムの頭がイカれたライムはヒップホップの世界におけるまったく新しいもので、彼は本作で尊敬と財産と名声を得て、加えて母親から訴訟も受けた。エミネムは“神が自分をここに遣わしたのは、世界を怒らせるためなんだ”と主張するが、その一方で、彼の最も愛すべきところは、彼の最も辛辣なリリックが母親や元妻ではなく、自分のめちゃくちゃな人生における最悪の悪役、つまりは“自分自身”に向けられていることだった。
(翻訳:s.tsujimoto、 原文へはこちらから)

<ランキング比較>

参考として、この500枚のリストで「このアーティストの作品が何枚ランクインしたか」と、前回版(2012年版)とのランキングの比較についても調べ、以下にまとめています。

【2020年度版】
『The Slim Shady LP』の順位:352位
エミネムのランクイン枚数:2枚(本作以外は、145位:『The Marshall Mathers LP』)

【2012年度版】(前回版
『The Slim Shady LP』の順位:275位
エミネムのランクイン枚数:2枚(本作以外は、244位:『The Marshall Mathers LP』)


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