フォーセイクンから
フォーセイクン(【プロメテウス・アレイ】#8)と呼ばれるリアルニンジャ達が生まれたのは、立ち枯れの時代。
立ち枯れの時代のエテル量1
エテル量は、
立ち枯れ以前 > 立ち枯れの時代 > 3部再定義第4波後
と言える。
立ち枯れの時代=【プロメテウス・アレイ】#8
で、フィルギアは魔人化している。
それに対して、
飛翔のなかで、その羽ばたきが徐々に弱まり、速度が緩み、下降が始まった。開ききっていた梟の瞳孔が収縮を始めた。狂乱に染まりきった梟頭に、訝しむような目の動きが生じた。空に浮かぶキンカク・テンプルは弱々しく明滅している。もはや無限の色彩を放つ数分前の様相と比べるべくもなく。
(中略)
フィルギアは変身能力が失われた事を自覚する。キンカクの異常な状態の影響があるのだろう。(後略)
【8:オヒガン・シナプシス】#1
ニンジャスレイヤー・ネヴァーダイズで、魔人化は解除された。
本題から外れるが、このことからフィルギアの魔人化は、
外部エテルが必要(血中カラテだけでは維持できない)
ということがわかる。
立ち枯れの時代のエテル量2
フィルギアの魔人化、ディーの赤熱する手から、
立ち枯れの時代のエテル量は、ジツを行使するのに十分な量がある
ことがわかる。
つまり、フォーセイクンは
エテル量が十分であるにも関わらず、ジツを使えない
が、
リアルニンジャとしての長命を発現している
ことになる。
このことから、フォーセイクンは、
師に打ち捨てられた、のではなく、
立ち枯れの時代以前のリアルニンジャによる教育メソッドでは、
立ち枯れの時代のエテル量での、カラテ、ジツ行使を教えられなかったのではないか。
良い喩えが思い浮かばないが、
工芸、彫刻などで、実際に作るための材料が足らず、口頭で道具の使い方だけ教えられている状態、のようなものだろうか。
既に作ったことのある側からの教えを、作ったことのない側に伝えるには、実践が必要なはずだ。
立ち枯れの時代のリアルニンジャ
フォーセイクンは、リアルニンジャによる伝承失敗と仮定した。
だが、カラテ・ジツを行使できるエテル量である以上、異なる方法であれば、リアルニンジャが生まれる可能性はあるということだ。
そして、実際に生まれているリアルニンジャが
パンク・ニンジャ
(おそらく)グエン・ニンジャ
だ。
エテル量と関係するとは限らないが、
パンク・ニンジャのソウル・アブソープション・ジツは、
血中カラテでエンハンスメントするタイプでも、外部エテルを行使するタイプでもない。
グエン・ニンジャは、ジツを行使しないし、カラテエンハンスメントも光が見える程強くはない。
グエン・ニンジャは、立ち枯れの時代以前の生まれで、それにも関わらずベトナム戦争に強く関わった、という可能性も無いわけではない。
ソウル・アブソープション・ジツの成り立ちがエテル量と関係していたら、
立ち枯れの時代に生まれたリアルニンジャは、皆特殊な戦い方の可能性がある。