シャニマス2周年を迎えて見えてきた課題

こんにちは、とらいと名乗るプロデューサーでございます。

 まず、このnoteの公開に至った経緯をば。
 アイドルマスターシャイニーカラーズ(以下シャニマス)は2020年4月24日をもって2周年を迎えました。2年…この期間でアイドルが、ユニットが色濃く描かれ、確固とした物語が築かれてきました。

 そんな中で、ここ最近感じていたシャニマスにおけるとある課題を文字に起こそうと思い、このnoteを執筆させていただいた次第です。(なお、あくまで課題であり、何かしら誰かしらを批判する要素はありません。ないはずです!)

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 2周年…ノクチルが加入し、新シナリオであるG.R.A.Dも発表されました。シャニマスの今年のテーマの一つは「変化」であるそうですが、その通りに3年目に向かって新しい血が入ってくるのを感じます。
 新しい血というとそれだけはなく、周年付近はゲーム内だけでなくユーザー内における変化も見られ、一般的に新規のプロデューサー(以下P)さんが増加する時期でもあります。
 また、2周年に近づくに伴って起きた、「Vtuber」の方々による生放送実況の急激な増加も、新人Pの獲得に影響を与えていると考えられます。
 所謂大手さんが実況を(おおむねゲームに対しても好意的に)始めたこともあり、彼ら彼女らのインフルエンサーとしての影響は非常に大きいでしょう。(もちろんVtuberの方々の影響だけではなく、シャニPさんたちの日頃の布教活動もシャニマスに興味を持ってくれた方が増えていった要因と考えています。)

 この「新人P」というところに注目してみます。

 ゲーム内では研修機能やミッションが追加されるなど、新人Pに向けた様々な施策が打たれてきました。特にSRのサポートカードが4回の特訓分まで無償で入手できることや、サポートアイドルのLv50まで育成できるチケットの配布は、初期の育成難易度をぐっと下げること画期的な更新要素だったといえます。

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―――――さて、シャニマスの強みの一つである「コミュ」について、新人Pさんに対してはどのようになっているでしょうか?

 周年期間中は、アイテムを使わなくてもイベントコミュを読むことができます。しかしながら、自力でカードを引いても、コミュ解放アイテムの限られた新人Pはそれぞれのカードを編成してコミュを見なければいけません。 
 「読んでほしいコミュ」「必修コミュ」など評価の高いコミュがありますが、シャニマスが2年間かけて歩んできた道のりは膨大であり、新人Pの方に対してはコミュの「質」だけではなく「量」も気に掛ける必要が出てきたと自分は考えています。2020年4月24日現在、全アイドルカード数はアイドルロード特訓後を除くと305種類となっていますが、その中のコミュ保有カードだけで見ても278種類にのぼります。あまりいい方法とも思いませんが、Youtubeなどで未所持カードのコミュを補完するにしても、気長に見ていくとは簡単には言えない状況になってきました。

 また、シャニマスは、「章」などの道筋に沿って物語の進みを既存Pと同じように体験することが難しいゲームです。章をクリアすることで段階的に進んでいくゲームと異なり、W.I.N.G・ファン感謝祭という共通の大筋はあるものの、ストーリーとして捉える場合どうしても虫食い状態になってしまいます。
 ただ、特定のコミュを読んでおかないとこれは理解できない…といった事態にはそうそうならないでしょうし(ここに関してはただの運営への信頼です)、「物語の整合性」という部分についてはあまり心配はいらないのではないかと思います。

 ただし、これらは「ユニットの歩んできた物語」という部分にも関係してくる課題です。シャニマスはプロデュースをシステム上個人単位で行うものの、実際のアイドルはユニットの中でも成長していきます。担当がユニットメンバーのカードのコミュに登場することも多々あるわけです。ユニットの絆が描かれていった過程を補完するには、全て追いかけ再生をしていてはやはり時間を要します。最近ではアルストロメリアのイベントコミュ「薄桃色にこんがらがって」が大きな反響を呼びましたが、ユニットとして成長した2年目以降にしか出来なかったと言っても過言ではないでしょう。それまでの3人の過程を知らずに読んでしまうには非常に惜しいコミュであり、これから先のイベントコミュの到来を考慮すると、やはりユニット単位の枠組みでは道筋を追うことの重要性を否定できません。

 ・・・ここまでで「別に全部コミュ読む必要は無いし…」というご指摘もあるかと思います。かくいう自分もすべてのコミュを読破できているわけではありませんし、網羅することの義務感などは今までに感じたことはありません。しかしながら、担当アイドルやユニットのダイマに見られる、〇〇だけは読んでおいて欲しいというコミュの数も、全体の量と同じように増えていくでしょう。「コミュ」を売りにして布教活動を行う際に、相手が膨大な量のコミュから少しずつ読んでいくときの負担は今後考慮に入れていくべきなのではないでしょうか。
 プロデュースSSRだけでもアイドルによっては4周目が終わろうとしている今現在、コミュの量的な部分での課題はやはり避けては通れないものとなってきていると結論付けます。

 自分たち既存ユーザーができる解決策を特段提示できないままこのnoteを公開したことについては申し訳ない気持ちがあります。この論点についての批判などもありましたらしていただければ幸いです。杞憂で済めばそれが一番ですから。

長文を失礼しました。ここまで読んでくださった方に感謝いたします。

とらい

 

 





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