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この英文って和訳にすると何だろう? “I think that that that that that writer used is wrong.”

この英文を和訳することができるかな🤔
「that」が5つ連続しており、日本語訳にするのがとても難しい文章ですが、「that」の使い方を1つずつ確認することで、文全体の意味がわかるようになります。

「that」についての理解を深め、今回紹介した英文を読めるようになろう🔥

今回紹介する英文では「that」が異なる4つの扱われ方をしています。
それぞれについて説明していきます。

この「that」の用法は知っているという人も多いのではないでしょうか。
自分より離れた場所にある物を指すときに使います👉
この文章では、日本語の「あの」「その」のように、後ろに名詞を置いて使われています

例題
① Is that your bag?(あれはあなたのカバンですか?)
② I want that new pen. (あの新しいペンがほしい)


thinkと同様に、believe(信じる)や say(言う)などの動詞の後にthatを置いて、「~だと信じる/言う」といった使い方ができます

例題
① I think that you should take a break.(休憩したほうがいいと思うよ)
② He believes that there is Santa Claus. (彼はサンタがいると信じています)


関係代名詞の「that」と呼ばれ 、“〇〇 that~” で、「~な〇〇」というように、前の名詞(先行詞)についての補足説明を入れる役割があります。
②のthatとは異なり、thatの後ろには【それ単体では意味が通じない文】が置かれます
例えば、「魚を食べる猫」と言う場合は “a cat that eats fish” となります。「that」以下は ”eats fish” となっており、主語が抜けた文になっています。また、「彼が運んだ机」と言いたい際には “the desk that he carried” となりますが、that以下の文は “he carried” と、「~を」の情報が抜けています。

例題
① We visited a city that my mother loves.(私たちは母が大好きな街を訪れた)
② She is a girl that has a beautiful hair. (彼女は美しい髪の少女です)


この文章では読み手を混乱させるためにあえて “ ” が抜かれているのでわかりにくいのですが、英文内の3つめの「that」は、「that」という単語そのものを指して使われています。


⑤まとめ

これらを踏まえて表題の文を図解してみると、以下のようになります。

「that」の意味を1つ覚えているだけでは、正しい和訳にはつながりません。
それぞれの使い方を理解して、ある文章の中でどのように使われているかを見分けられるようにすることが、構文解釈において重要となってきます。
ぜひそれぞれの役割を覚え、正しく和訳できるようになりましょう💯



トライさんから一言

今回は知らないと読むことが難しい英文について紹介してきました。複数の活用方法を知っておくことが重要になってくるので、この機会に理解を深めよう🏃

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