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スポーツ予想アプリで愛媛に新しい観戦体験を!【なんでもドラフト| 実装報告】

スポーツの最高潮の瞬間が、多くの人に見過ごされているという事実をご存じだろうか? 愛媛にはサッカーやバスケットといったスポーツクラブが多くあるが「そもそも試合日を知らない」「見どころが分からないので深く入り込めず、次回以降持続しない」といった声が多かった。「株式会社なんでもドラフト」はこの課題を解決すべく、「予想」を通じてスポーツの感動の出会いを事前に届けるアプリ「なんドラ」を開発。今回のプロジェクトでは「南海放送」「FC今治」「愛媛オレンジバイキングス」「イオンモール今治新都心」と連携し、予想を通じた「新しい観戦体験」の恒常化を目指した。


試合の勝敗や活躍選手を予想しながらスポーツ観戦するアプリ「なんドラ」

「予想」を軸にあらゆるスポーツ&エンタメに対応し、ファンが楽しめるコンテンツが揃う

近年では、様々なエンタメコンテンツが世の中に溢れている中で可処分時間の奪い合いが起きており、一般消費者がスポーツ視聴、スポーツ観戦に触れる機会が奪われつつある。スポーツ団体側からしても、その多くが競技人口・ファン人口の減少に苦しんでおり、野球やサッカーのようなメジャースポーツでもファンの高齢化が叫ばれているケースもある。新たなファン獲得は至上命題でもあった。

東京都渋谷区に本社を構える「株式会社なんでもドラフト」は、スポーツやエンタメ業界を取り巻くこういった課題を解決すべく、「予想」を通じてスポーツ&エンタメの感動の出会いを事前に届けるアプリ「なんドラ」を開発。試合の勝敗や、活躍する選手の予想を事前にアプリ上で行うことで、試合前に多くの情報に触れることができ、熱が高まった状態で試合当日を迎えられるため、より深い観戦体験が得られる。

予想した「推しの選手」がいたり、自分の予想がある状態で観戦すると、ファンエンゲージメントがより高くなる

これら、活躍選手を予想することに特化した「ファンタジースポーツ」のジャンルは、国内潜在市場規模は3,000億円超(※1)と予測されており、県内総生産から算出される愛媛の推計市場規模は約30億円と見込まれている。さらに「ファンタジースポーツ」利用者のスポーツ視聴時間は、非利用者の2.7倍(※2)にも達するという。

今回のトライアングルエヒメでの取り組みでは、「なんでもドラフト」が実装プロジェクトリーダーとなり、「FC今治」「イオンモール今治新都心」「愛媛オレンジバイキングス」「南海放送」がプロジェクトパートナーとして連携。試合の事前告知や、実際の予想と試合観戦、試合後には予想上位ユーザーへギフトを贈ることまでをセットとした、新しい体験価値を提供した。
それでは、実際に「FC今治」「イオンモール今治新都心」「愛媛オレンジバイキングス」「南海放送」と行った実装を次から紹介していく。

(※1)出典:経産省スポーツDXレポート(2022)
(※2)出典:米イリノイ工科大データより

「FC今治」「イオンモールFC今治」「なんドラ」による実装の紹介

「FC今治」実装第1弾

「イオンモール今治新都市」でのクイズラリーの様子

●実装名:店舗を回ろう! クイズラリー
●開催期間:2023年10月2日(月)~8日(日)
●実装場所:イオンモール今治新都市
●ドラフト参加者数:35名

「FC今治」の選手のパネルの中に二次元コードを読み込み、「イオンモール今治新都市」内の各所に設置。二次元コードから「なんドラ」のアプリに飛ぶことができ、クイズラリーに参加できる。クイズラリー参加者には「イオンモール今治新都市」で使える賞品をプレゼント。その結果、実装後には「なんドラ」新規ユーザーが7割増加。性別の割合は6割を女性が占め、幅広い年代のユーザーが参加していた。

「FC今治」実装第2弾

「今治里山スタジアム」でのクイズラリーの様子

●実装名:里山スタジアム・クイズラリー
●開催期間:2023年10月15日(日)
●実装場所:今治里山スタジアム

「今治里山スタジアム」でも同様にクイズラリーを実施。クイズでは「下口選手の最近のマイブームは?」「キャプテンの楠美選手にとってのヒーローは?」など選手の人柄が分かる設問を多くしたところ、選手への親近感の高まりに繋がり、Xなどに投稿したユーザーが多くいたのが特徴。

「FC今治」実装第3弾

「イオンモール今治新都市」でのパブリックビューイング

●実装名:FC今治パブリックビューイング
●開催期間:2023年10月21日(土)
●実装場所:イオンモール今治新都市
●ドラフト参加者数:337名(うち、オープンドラフト参加者260名、会場限定77名)
●来場者:300名(満員御礼)

「イオンモール今治新都市」のフードコートで、「FC今治」のファンが試合を予想しながら応援するパブリックビューイングを実施。普段のパブリックビューイングでの来場者は150名前後だったが、今回は250~300名と通常の1.5倍~2倍ほど多く人が入っており、この取り組みを通してフードコートへの集客にも繋がった。
大盛況で終えたパブリックビューイングは、今後の地域交流や、新たなファン作りにおいて、大きな可能性を感じるイベントとなった。

「FC今治」の担当・中村さん

一連の実装結果について、「FC今治」スタッフの中村さんにコメントをいただいた。
「普段のFC今治の試合や、いつもイオンモール今治新都市様で実施頂いているパブリックビューイングとは違った観戦体験を、ファンやサポーターの方々に提供できて良かったと感じています。また、選手のパーソナリティなこともクイズに出したことで、より深い選手への理解にも繋がったと思います。
手触り感とデジタルとのバランスは、コロナ明けで平常営業に戻りつつある日本のスポーツの盛り上がりにおいて大事な要素ですし、FC今治としても今治里山スタジアム2年目を迎え、1年目にできたこと&できなかったことを整理し、今後も最適なデジタル活用の姿を探していきたいと考えています」。

「愛媛オレンジバイキングス」と「なんドラ」による実装の紹介

「愛媛オレンジバイキングス」実装

「愛媛オレンジバイキングス」の活躍選手&試合展開予想のアプリ画面

●実装名:愛媛オレンジバイキングス・活躍選手&試合展開予想
●開催期間:2023年10月~継続実施中
●ドラフト参加者数:試合平均190名

「愛媛オレンジバイキングス」では、2023年10月6日(金)から始まった今シーズンの全試合(これまでに24試合)で、「なんドラ」の予想による新たな観戦体験を提供。また、予想結果が1位の人には、選手サイン入りタオルもプレゼントされた。現地会場でのチラシ・パネル施策やオンラインでの参加訴求の結果、2024年2月16日(金)に開催されたvs「岩手ビッグブルズ」戦では全試合で最高の228人が参加。
また、2024年1月5日(金)・6日(土)に行われたvs「滋賀レイクス」戦では、「ネッツトヨタ愛媛」がスポンサーとなり、アプリ上のクイズでも「ネッツトヨタ愛媛の環境への取り組みとして正しいのは?」という問題を設定。取り組みの詳細を知るためにアプリ上から「ネッツトヨタ愛媛」の公式HPに遷移できる動線を作り、スポンサーコンテンツ化にも挑戦した。

「愛媛オレンジバイキングス」の担当・山本さん

実装結果について、「愛媛オレンジバイキングス」スタッフの山本さんにコメントをいただいた。
「ファンの新しい観戦体験をクラブとして提供ができ、多くのファンに喜ばれております。また、今シーズンはパートナー企業のネッツトヨタ愛媛様からも協賛いただくことができ、アプリ上からネッツトヨタ愛媛様の公式HPにリンクを飛べる仕組みを作ったことで、企業の取り組みをより深く知っていただく機会ができました。
今後は、より広く『なんドラ』を知っていただき、バイクスに参加していただけるように、そして新しいスポンサーシップの形を広げられるように取り組んで参ります」。

「南海放送」と「なんドラ」による実装の紹介

「南海放送」実装第1弾

「南海放送」の2分間ミニ枠でのレギュラー番組『なんドラえひめ』

●実装名:2分レギュラー番組『なんドラえひめ』
●実装期間:2023年10月7日(土)~12月23日(土)まで全12回
●ドラフト参加者数:番組平均278名

県内プロスポーツチームを応援する新番組『なんドラえひめ』を、2分間というミニ枠で立ち上げ、3カ月間の放送を実施。放送=オフライン→「なんドラ」=オンラインへの送客という初の試みを行った。番組では予想コンテンツの配信とともに、当選者への景品授与を実施。既存のファンはもちろん、テレビの力を通じてチームのファン層以外へのリーチにも繋げた。

「南海放送」実装第2弾

「南海放送」内での「愛媛オレンジバイキングス」中継番組

●実装名:愛媛オレンジバイキングス中継番組・連動施策
●実装期間:2023年12月10日(日)

「南海放送」にて「愛媛オレンジバイキングス」中継番組を実施。予想を軸にした新しい番組作りを行い、視聴者への「なんドラ」参加を促した。

「南海放送」実装第3弾

「南海放送」内での「愛媛マラソン」事前番組&中継番組


●実装名:『第61回愛媛マラソン6時間完全生中継』
●実装期間:2024年2月11日(日)
●ドラフト参加者数:523名

「南海放送」がバックアップを行い、愛媛県民の注目が集まる優良コンテンツ『第61回愛媛マラソン6時間完全生中継』で、予想を軸にしたマラソン中継を放送した。さらに事前番組でも、“愛媛マラソンで競歩アベンジャーズ登場”という企画とともに、「なんドラ」アプリ上で予想をし、当たれば賞品プレゼントという告知も行った。事前の盛り上げも含めた施策の結果、ドラフト参加者は523名、またクリック数も1,057という大きな成果が得られた。

「南海放送」の担当・二宮さん

一連の実装結果について、「南海放送」スタッフの二宮さんにコメントをいただいた。
「今回の実装を通じて、テレビ×スマホ連携で視聴者とのインタラクティブな関係が構築できたと感じています。特に『愛媛マラソン』の反響が高かったですが、事前に出場ランナーというコアなファン(当事者)に絞ってチラシを配布したこと、さらに番組内でも長時間二次元コードを掲出したこと、テレビ連動時には可能な限りそれを紹介したことなどが成功の要因ではないかと思います。
『なんドラえひめ』に関しては、番組尺が短く、週1回の放送で認知を広めるのには時間がかかりましたが、それでも3カ月経った後半はコンバージョンが上がってきました。
今後に向けては、愛媛のプロスポーツチームとより連携を深めて各チームのコアなファンへの周知と連携を図ること、テレビ番組中でのサイドスーパーなどで長時間掲出することが重要だと考えています」

スポーツを通じた県内エコシステムの確かな基盤

今回のプロジェクトで共創した「なんでもドラフト」「FC今治」「イオンモール今治新都市」「愛媛オレンジバイキングス」「南海放送」の方々

愛媛県内におけるスポーツ視聴に「予想」を加えた新たな行動習慣、スポーツに対する持続的な興味関心の向上と、恒常的なスポーツ観戦を目指した今回のプロジェクト。2023年度の取り組みを通して「なんでもドラフト」「FC今治」「愛媛オレンジバイキングス」「南海放送」による、スポーツを通じた県内エコシステムの確かな基盤を作ることもできた。

次年度に向けては、より広いファン層に向けた予想&情報発信や、スポンサーシップによる収益化などが成功の鍵となるだろう。今回のプロジェクトを皮切りに、今後も「なんドラ」と各スポーツクラブやメディアがタッグを組むことで、愛媛のスポーツ業界がさらなる飛躍を遂げることを期待している。

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