HSK4級に1か月は超人過ぎる。【余裕をもって受かるなら3~5か月】

こんにちは、TOMO(@try_to921mo)です。

話せる言語は、
    ・日本語(ネイティブ)
    ・英語(簡単な日常会話くらい)
    ・中国語(単語のみ)
です。

・「HSK4級の勉強の仕方が分からない」
・「HSK4級が難しすぎて勉強したけどわからない」

なんて思いながらビビっていましたが、
先日無事にHSK4級を合格しました。

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一生懸命頑張った听力が一番点数が高かったので嬉しい。
中国語の鬼門は間違いなく聴き力なので、
理想的な合格の仕方だと思っています。


本ノートでは、HSK4級に合格するための勉強法を語りたいと思いますが、
その前に、「勉強を頑張る方法」について最初にお話しします。


世の中ではこういうのを「マインドセット」と言ったりもしますが、
そんな難しい、胡散臭い言葉はどうでもよくて....。
楽しい中国語の勉強の仕方」についてはこちらの記事をご覧ください。

現在一番力を入れて加筆修正しています。8,000字超えの大ボリューム(しかも無料)です。

▶中国語初心者向け勉強ロードマップ(ゼロから日常会話レベルまで)


それでは、本文にまいります。

HSK4級合格は3か月でギリギリ。【おすすめは4~5か月】

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世の中には語学の得意な人がいて、
「HSK4級くらいならゼロから1か月で受かるよ」
っていう人もいます。

心から羨ましいです。

とはいえ、その人たちも1か月間適当に勉強したわけじゃなくて
結構必死に勉強しています。集中力が違います。

私たち一般人の場合も確かに、
本気で勉強すれば1か月で受かるかもしれませんが、、、
本気を出すまでに2か月かかります。

なので、私は最低でも3か月は必要と思っています。
余裕をもって合格するなら、4か月~5か月前から準備する事をお勧めしています。

▶HSK4級合格点までの勉強時間は4.5か月くらいという話


基礎をつける為のモチベーション維持が大変

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HSK4級合格のための一番の壁が、「モチベーション管理」です。

私も2月から勉強し始めて、5月と7月はサボって、9月に合格。
掛かったのは4.5か月くらいです。

何故こんなに時間が掛かったかというと
中国語に対するアレルギーが半端なかったからです。

聞いた事もない言語なので雑音にしか聞こえないし
勉強したところで披露する場所もないし
周りに中国語を勉強している人なんていなかったので
頑張りはしたけど挫折しました。

初心者がいきなりHSK4級を受けたら間違いなく同じ状態になります。

ですので、先に1~3級レベルをクリアしてから臨むことをおススメしています。


で、日本にいながら中国語を勉強するなら、中華街でも良いから
一度は行って、教えてもらってみてください。
マジで通じないし、でもそれがバネになって頑張れます。


HSK4級レベルの中国語があると、文通できるようになって楽しい

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現在の私は、HSK4級の中国語レベルです。
会話をすると、日本語か英語の通訳が無いと、理解が難しいです。

でもHSK4級レベルの中国語力があると、
文章を読み書きする事は大体できます。

文法の間違いなんて気にせず、「伝わればOK」精神で会話すれば
結構やり取りできます。


実際の会話だと、「リアルタイムのキャッチボール」を求められます。
しかし、こちらにはそんな力はありません。
Google翻訳を活用しながら、少しずつ、言いたい事を覚えていきます。


もう少し慣れてきて、友達とも信頼関係ができてきたら
恋愛話が一番親密度が上がるので、ぜひやってみたいです。


私はアプリを使って文通をしています。
大抵の人はHello TalkやLang8なんかをお勧めしていますが、
私はもっと手軽にできるマッチングアプリを使ってます。

質の悪いユーザーもたくさんいますが、
言語交換を求めている外国のユーザーが結構います。

こんな感じでメッセージのやり取りをしています。

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台湾人とマッチングしたので、簡体字と繁体字の違いはあるものの、
台湾人が頭が良いからなのか、簡体字が分かりやすいからなのか
普通に理解してもらえます。

そして私たちも、地味に繁体字に慣れているので、
案外読めます。


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台湾語について質問してみました。
日本の共通言語は日本語なのに、台湾の共通言語は、台湾語ではなく中国語なんですよね。



それについて聞いてみました。
台湾語は中国語で"台湾话"ではなく"台语"というらしいことを教えてもらいました。


あと、このメッセージからわかるのは
"长说"で「話すのが得意」って意味になりそうだという事。
直訳すると「長さんが言う」なんですけどね。

こういう面白い発見があります。

ここまでのレベルは、別記事で解説した方法通りに勉強してきました。
独学で参考書を読み、HSKを受検して、読み書きまでは得意になります。

▶中国語初心者向け勉強方法


HSK4級の勉強は大変だけど、頑張れば多少会話できるようになる【英語とのコラボレーション】

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人間、切羽詰まると何かしら伝わるようで、
二日間にわたって、中国人と楽しく夜ご飯を会食できました。

<状況はこう>
就職先の上司(英語と中国語を話せる)と
その同僚たち(中国語しか話せない)が日本に出張してきて
「暇だったら一緒にご飯食べようよ」というシチュエーション。

当然私は日本語と英語しか話せないので、メインは英語。
上司に通訳をお願いしながら夜ご飯を食べました(飲み会)

中国語を勉強している事をアピールしたかったし、
自分も伝わるか試してみたかったので、
積極的に話してみました。

・一口喝酒
・干杯
・很好吃

これくらいは中国語で話してみて、伝わるかを試してみたら、

めちゃくちゃ伝わりました。

そして、びっくりされました。喜ばれました。
やっぱり、自国の言葉を外国人が勉強している様って嬉しいですよね。
万国共通です。

とはいえ、私の弾はもうありません。
「今日は私が奢ります」
って言わなきゃいけないんだけど、言葉が分からない。

客が何とかっていうはずなんだけど、、、、

無題

 そうそう、请客ですね。(Weblioをスクショ

出てこなかったので、

I will pay for 这个料理。って伝えました。
案外伝わるもんで、
「ありがとう」って言われました。(日本語喋れるじゃん!)


ここから学んだことは、外国版のルー語を話せば結構通じる。
これをきっかけにして話せる言い回しやら単語を増やせればいいなっていう事。

HSK4級をTOEICレベルで換算すると、大体300点くらいです。
でもこんなレベルじゃ全く会話できません。


一般的に、英語だけで日常会話をしようと思ったらTOEIC600点くらい必要といわれています。

したがって、中国語と英語のコラボレーションで会話したら、
HSK4級とTOEIC300点の実力さえあれば、合わせて600点、会話できます。

私は本気でこのノリで会話を乗り切りました。
とはいえ深い会話をするには全然足りないので、まだまだこれからです。


HSK4級の合格方法。基礎2.5か月その後試験勉強2か月

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HSK4級合格のための勉強方法について、まとめ記事をつくりました。

▶HSK4級の勉強方法について


基礎の2.5か月では、HSK3級レベルの定着を目指します。
最初の1か月は、HSK3級までの合格勉強法で紹介した
「たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話」
だけをひたすら勉強。


中国語=雑音という状況を脱したら、次のステップです。

「たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話」で
日本語→中国語の変換ができるようになるまでに大体1か月かかります。

そのレベルがクリアできたら、HSK1級から順番に解いていきます。
恐らく1級と2級は簡単すぎて暇になります。

HSK3級から急に難しくなるので、少し苦戦して、ここに2週間~1か月くらいかかります。

すると多めに見積もって、HSK3級までの基礎固めに2か月半もあれば十分。


この次が、HSK4級です。

▶HSK4級の勉強順番について

基礎力があって、本気で勉強するなら一般人でもHSK4級は1か月でも受かります。
とはいえガチになるまでに時間がかかります。
なので通常は時間を多めに見積もって、2か月で合格を目指します。

勉強方法は、上記の記事で紹介している
「新HSK 10回合格模試」を使います。

訳せない例文、読めない単語は全て自作の単語集に転記して丸暗記。
毎日覚え直します。

例えばこんな感じ。

1日ずつ、
    ・今日は听力試験の第一、二回の第一部分の日
    ・今日は第一回の第二部分の日

みたいに勉強していくと、日々少しずつ単語集が充実していきます。
何度も登場する単語から順番に覚えられるし、
一度にすべて覚えようとしないので、無理なく覚えられます。


HSK4級の听力の勉強

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听力の勉強では、読んでもわからない単語と、聞けない単語を徹底的に消していく作業をすれば点数が取れるようになります。

HSK4級の听力はマジで苦労しました。
3級の時点で結構難しいと思っていましたが、本当に難しいですね。

でも勉強の方法は、超単純です。やるのが辛いだけ

・聴く→そのまま日本語に訳してみる(頭の中で)
・スクリプトを見る→日本語に訳してみる(頭の中で)
・知らない単語や、訳せない例文は全部丸暗記です。

すると、選択肢を見ないでも問題文と質問文で答えが分かるようになってきます。

听力の勉強では、読んでもわからない単語と、聞けない単語を徹底的に消していく作業をすれば点数が取れるようになります。これが核心。


HSK4級の阅读の勉強

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书写も、知らない単語を覚えれば点が取れるようになります。

HSK4級の阅读は、他の分野に比べて簡単です。
私たちは漢字が読めるので、一般の外国人よりもアドバンテージを持っています。

阅读の問題は単純に、単語の意味を問われていることが多いので、
出てきた単語で読めない、意味が分からない単語を全て抜き出して
単語集に転記、丸暗記すればOKです。

その際、声調まで覚える必要はないですが、
ピンインくらいは知っておくと、リスニングの時に助かりますし、
問題の速読にも役立ちます。


難しい书写は、模範解答を丸暗記が早い

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书写の並べ替えは、把構文(目的語が先に来るやつ)をマスターしてください。これだけで1問か2問は取れます。

他の並べ替え問題は、
日本語→中国語の変換をできるように勉強(つまり暗記)すれば
自然と正しい語順の中国語が覚えられます。

自由作文は、これは模範解答を丸暗記しましょう。
というのも、自由作文を添削してくれる先生が身近にいないので
一生懸命に探している時間があったら解答を覚えちゃって
単語だけ書き換えればOKです。

恐らく部分点があるはずなので、ビビらず自由に書けば大丈夫。

私は丸暗記以外していません。


HSK4級は通過点。中国語の勉強が面白いのはここから

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HSK4級合格が、中国語勉強の一つの目標ではありますが、
本当の中国語勉強はここからです。

というのも、HSK4級の合格までは、
    ・何を言っているかわからないし
    ・勉強しようにも暗記以外の方法がないし
という事で非常に辛い時期でした。

でも、HSK4級をパスすると、選択肢が開きます。

私は実際に中国に行きます。

他の選択肢としては、
    ・YouTubeで中国語の番組を観るとか
    ・会話の学校に通ってみるとか
そういうものが出てきます。

自分で主体的に勉強方法を選べるようになるのが、
ちょうどHSK4級のレベルです。

楽しいのはココから。

日本にいる間のオススメは、サンエンJAPANで中国語に触れて、中国語に慣れておくことです。

では、勉強頑張ってください!


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