〈Chapter03〉文章は具体的に書くとダンゼン伝わりやすくなる。
今回も、
山口拓朗著【そもそも文章ってどう書けばいいんですか?】より
noteを通じてアウトプットして、
よりインプットを効果的に高めていきます。
前回のChapter02に引き続き、
大事だと思われるポイントをまとめました。
尚、Chaper02は以下リンクにて。
具体的に書くってどういうこと?
文章の目的は、誰かに何かを伝えることです。
その文章が、具体的ではなく、ボンヤリした表現だとしたら
きっと誰にも何も伝わらないでしょう。
では、具体的に文章を書くにはどうしたらいいのか?
まずは、
あいまいさをなくした言葉を選ぶ。
数字や固有名詞を積極的に使って具体的に書く。
例をとると
・最寄りの駅からそこそこ歩きます。
→ JR加賀温泉駅から徒歩で60分です。
・大幅なコスト削減を達成しました。
→ 昨年比50%のコスト削減を達成しました。
・資料を少しコピーしてお持ちください。
→事前説明会の資料を5部コピーして、明日2時の会議にお持ち下さい。
ちょっとした違いですが、その差は一目瞭然です。
これが、良い文章とそうでない文章の境目なのです。
文章と意見は分けて書く
レポートや報告書などで
事実や結果を報告する際のありがち例ですが。
「昨年比50%ダウンという結果に残念です。」といったように
あたかも客観的な事実を報告しているのに
「残念です。」と自分の意見や感想を事実のように書くと、
とたんに文章の信頼度が落ちてしまいます。
読む人を困惑させてしまう可能性もあります。
事実と意見と分けることは、
特に仕事での文章を書くときには重要です。
例にすると
今月の売り上げは500万円と低調でした。
→ 今月の売り上げは500万円。昨年700万円と比べると低調でした。
→今月の売り上げは500万円。私見ながら、低調におもえました。
事実と意見を明確にすることによって
読む人の理解度と納得度は格段に良くなります。
さらに、事実と意見の境界線が見えていないと
この文章の書き手は
「事実を歪曲して伝える人」という厳しいレッテルが
貼られてしまう可能性があります。
情熱で書いて、冷静で直す
情熱で文章を書くとは、
想定する完成形のおよそ1.5倍ほどの量を一気に書くということ。
その際には、漏れなく情報を盛り込んでおく。
そして、それを書き終えたら、
少しでも読みやすくなるように
今度は、冷静に
無駄な言葉や表現をそぎ落としていく。
いわゆる文章ダイエットです。
典型的な文章のムダである
「くどい言い回し」とその修正例です。
・成功するということを思い描いた。
→成功を思い描いた。
・デザインを修正するとします。
→デザインを修正します。
・検討したりしています。
→検討しています。
・正確とは言えないのです。
→正確とは言えません。
・これからも頑張っていきます。
→これからも頑張ります。
他のムダでは、
本筋と無関係な話や
重複する表現や言葉なども
それにあたります。
さらに、冷静で直す際に大事なポイントは
①論理が崩れていないか?
②言葉足らずではないか?
③目的を達成できる文章になっているか?
④わかりにくい言葉や表現を使っていないか?
⑤情報のダブりはないか?
⑥文法は最適化されているか?
⑦誤字脱字はないか?
特に、①の「論理が崩れていないか?」は大切です。
今期のリピート率は85%でした。
したがって、来期も同様の数字が期待できます。
↓
今期のリピート率は85%でした。
このままキャンペーンを継続すれば、
来期も同様の数字が期待できます。
このように、文章に説得力を持たせたいのであれば
最低限、「論理を整えた文章」を書く必要があります。
以上、今回のChapter03の内容でした。
読み直して修正するところまでが『書く』という作業です。
文章のクオリティを上げるためには推敲して直す能力も必要です。
noteの先輩方はみなさん、
本当に読みたくなるような文章を書かれています。
きっと、『読み直す』ことを大切にされていると想像できます。
わたしも、読み直しをもっと意識していきたいです。
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