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アルバルク東京選手紹介(第3回)#25 福澤晃平『切札』

シリーズ説明

・B.LEAGUE 2023‐24シーズン、アルバルク東京の選手について一人ずつ紹介と解説、期待していることを載せていく。
・筆者の知識はミニバスのアシスタントコーチまで。そのため技術について書くのは限界がある。
・誤解が生まれないよう徹するが、あくまで筆者が思う選手についての紹介なので、オタクがなんか言っていると軽い気持ちで読んで欲しい。

選手紹介順

#3   テーブス海
#0   橋本竜馬
#25  福澤晃平(今回)
#1   岡本飛竜
#75  小酒部泰暉
#9   安藤周人
#23  レオナルド・メインデル
#8   吉井裕鷹
#22  ライアン・ロシター
#11  セバスチャン・サイズ
#21  平岩玄
#77  アルトゥーラス・グダティス
#10  ザック・バランスキー(C)
#おまけ選手α
#おまけ選手β
#可能ならスタッフ、チア、ルーク。



注目スタッツ

スタッツ(略)/数値(ポジション内順位)
出場試合数(G)/53
スタメン数(GS)/0
平均出場時間(MINPG)/13:14(65位)
平均得点(PPG)/6.5(30位)
3FG%/36.2%(25位)
ポジションPG/SG

https://www.bleague.jp/stats/?year=2022&tab=1&target=player-b1&value=FOULAV&o=desc&e=2&dt=avg

成績詳細|B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイトより

アルバルク東京にとっての福澤晃平

『福澤晃平という選手がA東京に相応しいのか?』
昨シーズン、東地区6位のチームで控えPGであった彼に疑問を抱いた方もいただろう。実際、僕自身も彼のスタッツを確認するまでは不安を感じていた。
しかし、今回取り上げたスタッツをしっっっかり読んで欲しい。そして、何か違和感を得られたならば、早速『長所』の項目に行って彼が真にA東京に相応しい理由を落とし込んで欲しい。

長所

まずはポジション内ランキングを見て欲しい。
出場時間・スタメン数に対して得点・3FG%のランキングが高いのが分かる。つまり彼は第3PGという立場ながら、試合途中から出場して同ポジション内において引けを取らない高い攻撃力を発揮しているのだ。それも3FGという、試合リズムと合わせることが難しいシュートも一定の確率で決めることができる。
「(外側の)オフェンスの停滞」「ここで流れを変えたい」などと困ったタイミング。セカンドユニットで流れが変わったタイミング。そんな時にポンッと確実に点数を取ってくれる。OF回数の少ないA東京にとって重宝される能力だ。
福澤晃平の魅力を感じたところで、彼と共にコートにいる選手を想像してほしい。福澤に注視すれば他の代表格選手が働く。他の選手に注視すれば途中出場でも適応能力万能な福澤が働く。
どうだろうか、さらに魅力が増すのではないだろうか。

短所

失礼を承知で述べれば、前チームの茨城とA東京ではチームの強度が違う。優勝を目指すチームに加入したことで、練習でも試合でも求められるプレイの質は数段階上になる。そのため、これまでと何もかもが違う環境であっても、A東京に買われた彼の能力を昨シーズン同様に発揮できるかが勝負だ。
また、テーブス、橋本、岡本とポジション争いが激しいため、これまで以上に途中出場の頻度は下がる。『試合感覚』を忘れないようにしたい。

『切札』

 タフショットはカッコいい。時間ギリギリで、DFに囲まれながら、それでも決め切る姿はバスケにおいて華の一つだ。
しかし、本来はタフショットなど無い方が良い余裕をもって、確実に得点する。勝利に近いのはそちらだ。
だからと言って全試合通して快勝は有り得ず。ただでさえ昨シーズンOFで悩まされたのがA東京だ。今シーズンもその問題をすべて解決してスタートが出来るなど夢のまた夢。
 
そんなA東京に加入した『福澤晃平』。有望な若手でもなければ、強豪チームでの経歴もない。そんな彼が今シーズンの土壇場での切札となる。
途中出場でもB1レベルでの仕事を確実に遂行。3FG%とタフショットが持ち味。ポジションもPG/SGとの二つであり、怪我人が出てしまった際にも器用に立ち回れる。
 
優勝を目指すのであれば、『切札』を使わずとも勝利を重ねられることがチームとしては望ましい。ただ、この数年で東高西低から、群雄割拠へと成長したBリーグで長いシーズンを戦う際には彼の力が必要になる。彼が『切札』として登場するシチュエーションがあるならば、僕たちは声を上げて彼のプレイを後押しすることが重要なのだ。

次回

次回は『#1 岡本飛竜』選手の紹介です。

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