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アルバルク東京選手紹介(第4回)#1 岡本飛竜『エナジー』

シリーズ説明

・B.LEAGUE 2023‐24シーズン、アルバルク東京の選手について一人ずつ紹介と解説、期待していることを載せていく。
・筆者の知識はミニバスのアシスタントコーチまで。そのため技術について書くのは限界がある。
・誤解が生まれないよう徹するが、あくまで筆者が思う選手についての紹介なので、オタクがなんか言っていると軽い気持ちで読んで欲しい。

選手紹介順

#3   テーブス海
#0   橋本竜馬
#25  福澤晃平
#1   岡本飛竜(今回)
#75  小酒部泰暉
#9   安藤周人
#23  レオナルド・メインデル
#8   吉井裕鷹
#22  ライアン・ロシター
#11  セバスチャン・サイズ
#21  平岩玄
#77  アルトゥーラス・グダティス
#10  ザック・バランスキー(C)
#おまけ選手α
#おまけ選手β
#可能ならスタッフ、チア、ルーク



注目スタッツ

スタッツ(略)/数値(ポジション内順位)
平均シュート確率(FG%)/28.2%(87位)
平均アシスト数(APG)/0.8(83位)

https://www.bleague.jp/stats/?year=2022&tab=1&target=player-b1&value=FOULAV&o=desc&e=2&dt=avg

成績詳細|B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイトより

アルバルク東京にとっての岡本飛竜

批判を恐れずに言うならば、僕が彼について特段説明することはない。注目スタッツにあるように机上で語るのならば、彼はB1レベルとは言えない。ロジカル・ストラテジで考えるとアルバルク東京(以下A東京)で活躍が見込める能力を有しているとも言えない。事実、昨シーズン終了後に彼はA東京との契約更新は行われなかった。彼は今シーズンはいるはずのない選手であった。
しかし、それでも彼はA東京に在籍している。恐らくこの記事を読んでいるA東京ファンはその理由について知っているはずだが、個々を紹介する記事なので彼を再理解するためにも軽い気持ちで読んでいって欲しい。
 

長所

 スタッツで劣る彼が持つ、B.LEAGUE選手内で唯一無二の能力。
それは強靭な精神力だ。
――以上
 
 
嘘です。もう少しだけ真面目に書きます。
先に記したように、彼はB1の選手としては劣る部分が多い。A東京以前に在籍チームは『島根』→『広島』→『新潟』であり、チームを勝たせてきたPGかと言えば否だ。正PGとして歩んだキャリアは王道とは言えない。
だが、橋本竜馬の紹介でも語ったように、その勝ちきれない世界で得たものは大きい。また、そのような環境でもバスケ意欲は無くならず。昨シーズン途中まで無所属あったが、黙々と若者に混ざってトレーニングを積んでいた。そして、理由はどうであれA東京に与えられた控えPGとして、そのシーズン終了までを完璧に担った。
『諦めない』『勝ちに行く』そんな純粋なアスリートに必要な前向きな意思持ち続けること。試合中には挫けた姿を見せず、ベンチからはコート選手を盛り上げる。優勝を目指すA東京というチームで、その重圧にも負けずに『素』で成せてしまうのはB.LEAGUEでも彼ぐらいだ。生粋の主人公気質なのである。

短所

昨シーズン終了後、当初はA東京と契約を結ぶことはなかった。身体能力が高いものの、バスケ選手としてはパッとしきれない部分は大きい。
だが、自身はスタッツを残さずとも良い。A東京は代表格の選手がゴロゴロといる。司令塔として存分に周りを使えば良い。恐らく、テーブス、橋本に続くPGとなるので、試合のみならばTOを出さず、アシストを伸ばせれば文句の付け所はない。(だが、それが楽に出来ないのが現在のBリーグにおいて、ハイレベルな選手が揃うPGというポジションである)あとは、昨シーズン中にチームを鼓舞し続けたことと同じ、プレイでチームを鼓舞すれば良いのだ。

『エナジー』

脅迫気味になるが、A東京が高いクオリティで戦い続けられるかは岡本飛竜にかかっている。
控え選手にスタメンを奪い取るような成長がなければ、チームとしての成長も停滞する。彼の持つアツいメンタルが薄れてしまえば、チームが調子の悪い時に暗い雰囲気をズルズルと引きずってしまう。控え選手としても、メンタリティーとしても彼がやらなければA東京は止まる。
 
テーブスがエースPG、橋本が師匠、福澤が切札、岡本がエナジー。人数は多いものの、皆が違う役割を担う。それぞれが与えられた仕事を突き詰め、A東京の司令塔として優勝を目指してほしい。

次回

次回は『#75 小酒部泰暉』選手の紹介です。

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