マガジンのカバー画像

アメリカ移住レポート

24
2022年2月に東京を離れアメリカ生活が始まりました。ボストン周辺の街紹介、アメリカへ来て感じた日本とアメリカのカルチャーの違いなどについて初心者視点で書いてます。
運営しているクリエイター

記事一覧

アメリカ滞在中、アジア系差別と思われる出来事を前に思ったこと

少し前、アカデミー賞授賞式でのアジア系差別が話題になっていた。報道を傍観しつつ、心の中は様々な思いが駆け巡っていた。 記憶のすみに追いやっていた、アメリカ滞在中のシーンがいくつか蘇る。 2年間のアメリカ滞在中、たくさんの素敵な出会いがあったし、様々な国の興味深い文化に触れることができた。 ただネガティブなことが一切なかったというと嘘になる。人種差別の多くは見方によって変幻自在で、ジャッジが難しいけれど、「恐らくそうなのだろう」と推定できるような出来事には、私も遭遇した。

ご贔屓の地元クラフトビール醸造所を持つ

ボストン暮らしをしていたとき、クラフトビール醸造所に併設されたバーをよく見かけた。家族、友人、学校や仕事の仲間などが、ビールグラスを片手にお喋りに興じている。フードはあまり頼まず、ビールだけじっくり味わうのがアメリカンスタイルのようだ。 ▶醸造所との距離が近いタップルームやブリューパブ 醸造所に併設されたバーではできたて生ビールを頂ける。お気に入りの一品を味わうのもよいし、季節限定の銘柄にチャレンジしてみるのも楽しい。 ナッツやチップスなどの簡単なおつまみだけ販売してい

外国人の友達なんて一人もいなかった日本育ちの私がアメリカ滞在で体験できたこと

❏アメリカ暮らしも終盤へ 家族でアメリカ滞在を始めて2年弱。いよいよ来年明けに日本へ帰国することになった。ようやくこちらの環境にも慣れて英語でのコミュニケーションを楽しめるようになってきたところで最後はあっけない。もう頑張らなくていいんだなと思うと、ほっとする一方で少し寂しい気持ちの自分がいる。それでも日本へ帰ることのできる喜びは、それをも打ち消すくらいには大きくて。アメリカも楽しかったけれど、やっぱり日本は良い。 振り返ってみると、ものすごい勢いで色々な国の知り合いや

カントリー情緒溢れるアメリカンファームを120%楽しむ

ボストンエリアで暮らしてみて、一番季節を感じられた場所はファームかもしれない。 一歩足を踏み入れると、春にはむせ返るような草の香り、夏にはたっぷりとした日差し、秋には実り豊かな巨大かぼちゃ達が出迎えてくれる。そして四季折々のフルーツの実る畑がどこまでもどこまでも続く。 日本にいる頃から週末ハイキングを楽しむことの多かった我が家だが、アメリカへ来てカントリー情緒溢れるファームで過ごす週末が増えた。今回はそんなアメリカンファームでの楽しみ方を共有してみたい。 ◆フードトラッ

世界レベルに美しいカフェへ、イスラエル料理を食べに

カフェ激戦区のボストンで、着実に店舗数を増やし続けている人気カフェがある。 その名もTatte BAKERY&CAFE。ボストン界隈を歩いていれば否が応でも目に入ってくる、いわゆる人目を引くタイプのおしゃれなカフェだ。 ❍世界レベルに美しいカフェ 2022年に有名建築雑誌の「最も美しくデザインされたトレンドのカフェBest23(世界)」の特集でも選出されている。専門家からも一目置かれるクオリティの高さ。まずはその美しさをご覧いただきたい。 In Boston, the

週末の朝をちょっぴり豊かにしてくれるのは、近所のパン屋さん 〜ボストンのパン屋さん「Iggy's」

その土曜は完璧な朝だった。だから私はいつも通りの朝ごはんで一日を始めるのをやめてみた。 近所のパン屋さんでスモークサーモンとクリームチーズのたっぷり入ったベーグルサンドを買って朝ごはんにしよう。きっと完璧な朝食になる。 朝に弱い夫が出張中だったので、子供達と特別な朝をつくる絶好の機会だった。 ❍真面目なパン屋イギーズ パン屋の名はイギーズ。 いつ行ってもパンを焼く匂いの漂うレンガ建ての大きなお店。どのパンも素朴な味わいで美味しく、アットホームな雰囲気につられて、ちょく

学び直しウェルカムなアメリカで、 学び直しにチャレンジした話

半年間、スキマ時間限定ではあるが日本語断ちをしていた。それくらい英語学習が停滞していたし、だからこそ真剣に向き合えたんだろう、と今なら素直に思える。 多くの人が言うように、アメリカに住んでいるだけで英語力が劇的に向上するなんてことは、ほぼ不可能だと思う。 いまどき、分からないことがあってもネットで調べればたいていのことは解決できるし、Google翻訳やGoogle Mapのクオリティだってだいぶ向上している。セルフレジを使えば一言も話さずに買い物だってできちゃう時代だ。

2023年、学び直しの誓い。

大人になっても学びを深められる人は、素敵だ。 その人が年を重ねていればいるほど、素敵とかの域を超えて、尊敬の対象になってくる。 noteを読んでいると、年齢を経てなお新たな学びに楽しそうに挑戦している人をよく見かける。そんな記事に引き込まれてしまうのは、私だけではないはず。 効率化を語るコンテンツが溢れる一方で、その対極にあるかのような「大人の学び直し」に惹かれる人が多いのは、不思議な事実でもある。 いくつになっても、スタートはきれるんだよ。もう大人なんだって先入観に

クリスマスのニューヨークを一度訪れてみたかった。

ニューヨークを訪れるなら、クリスマスシーズンにしよう。ずっとそう決めていた。 まるで絵本のような、子供達の夢がたくさんつまった、ロックフェラーの大きなツリーを、ひとめ見たかった。 その夢を実現するチャンスが、先日ようやく到来した。 ■長距離列車でボストンからニューヨークへ ボストンからニューヨークは長距離列車を使っておよそ4時間弱。家族4人で往復合計、約$830かかる(涙)。 子供達のリクエストにより、お手製おにぎり弁当を持参。のどかな車窓を楽しみながら、車内で昼食

街中おばけ屋敷の次は、巨大ターキー参上!アメリカの秋は賑やか。

日本はワールドカップ一色のようだが、アメリカはサンクスギビングデーを迎えていた。この日ばかりはスーパーも閉店するので、少し前から、師走のような忙しなさだった。 アメリカ人によると、サンクスギビングデーにやることと言えば、家族でサンクスギビング料理を食べる。そしてテレビを観る(主にアメフト観戦)。なんだそうで、さながら日本のお正月。 日本にいる時は、サンクスギビングなんてそんなに意識していなかったけれど、アメリカに長く住む日本人によると、サンクスギビングはお正月並みのイベン

すっかり秋模様のボストン。本日の最低気温は4度。 9月から市の語学学校に通い始め、アラフォーながら宿題やテスト勉強に追われる日々を送っている。 ウクライナ人やチリ人など国際色豊かなクラスメイト達のことをnoteに書きたいなぁと思いつつ気絶するように眠る毎日🫠

ハローウィンの盛り上がりが想像以上で驚いています。ほとんどの一軒家はほぼお化け屋敷みたい。お墓から這い出る骸骨達とか。 スーパーではハローウィン特設コーナーが設けられていて、コスチュームや装飾品が山積み。 ファームではキャラメルアップルなど収穫を祝うムードで溢れてます。

アメリカでたくさん見つけたニッポン

ダイバーシティな小2息子のクラス 渡米したのは2月末。あっという間に8カ月の月日が経ってしまった。 アメリカで、日本人は思っていた以上にマイノリティな存在だった。 私にとってマイノリティな民族になるのは初めての体験なので、うまくイメージできていなかったというのが正しい表現かもしれない。 小学生の息子のクラス(ESOLクラス)は国際色豊か。20人程度のクラスのうちアジア系は、日本人が一人(息子)、中国人の女の子が一人。 大半を占めているのが、イスラエルの子達、次いで南米の

夏のボストンでやってみた!

ボストンはすっかり秋の空。11月から始まる長く厳しい冬に向け、これから一気に寒さを増していく。今のうちに夏のボストンを振り返っておこう。 ◆やっぱり感動!行ってよかったホエールウォッチング この夏は母の容態悪化で一時帰国していたため、ボストンで過ごす夏は短かったけれど、ボストン夏のベストワンは間違いなくホエールウォッチング。 本物のクジラを子供に見せたくて(私も一度見たくて)、ベストシーズンの夏になるなり申し込んだ。「船がすごく揺れるので、ひどい船酔いをする」と聞いて不