やってみる。ということ。
まゆみです。
これまで何年もトランク企画の公演に参加してきました。でも、普段東京にいる私は、公演前に京都へ行って何回か稽古してそのまま公演、という流れが定番で、実はトランク企画の普段の稽古(公演用じゃないお稽古)を知りません。
今回、こんな事態になりオンラインを使うようになったことで、普段の稽古に参加できるようになったわけですが、初めて参加してみると、思っていた通りのこと、思ってたことと違うこと、思いもよらなかったこと、いろいろ出てきます(もちろん、実際の稽古場とオンラインの違いはあるだろうけれど)。
その"いろいろ"は、今回体験したからわかることで、話しを聞いて想像するだけでは補えなかった部分です。
何事も実際にやってみないとわからない。
そうなのです。やってみないとわからないことは、山ほどある。
というのは、長い前フリ。
例えば今回の公演。みんなはアバンギルドのステージ上で実際に演じるわけですが、私はオンラインを通じて舞台上に現れることになっています。スターウォーズのホログラムみたいにそのものの形でボワンと出ていければいいのだけれど、そういう技術はないので。私は壁に投影された映像の中に存在することになります。そして、その状態で舞台上のメンバーとやりとりをするのです。
昨日のお稽古で、実際にやってみたのですけれど。
これが、ですね。
思いの外大変でした!笑
私、前回書いた記事(画面越しにつながる、ということ。)で
それ以降、画面越しであったとしても、舞台上と同じように表現することは不可能ではないし、今ではオンラインも一つの創造の場、演劇の場になり得るということを信じられるようになってきました。
なんて書いてますけど。
今回はただのオンラインじゃないってことを忘れ過ぎていますね。
過去の私に教えてあげたい。想像より、大変だよって。
当然ですが、いつもの舞台でやる公演とは全く違うし、普段やっているオンライン公演とも全然違う。イメージとしては、どこか宇宙の他の星で、初めて出会った異星人たちとコミュニケーションとってるんじゃなかろうか、というくらい。感覚がごっそり違う。
本人の体感として、実際にやりとりが成立しているのかどうかすら、わからない。そして、何をどうすればどこがどうなるのかもわからない。要はまったく、何にもわからないということです。今のところは。あ、ひとつだけわかっていることがあるとすれば、なんだか楽しい、ということ。
コミュニケーションに必要なものの何割かが使えない状態で、どうやって繋がっていくのか。期せずして、私個人のミッションが発動されました。
即興は冒険。いつでも心にチャレンジを。
ミッションの結果は、8月23日の本番で。
今回の、やってみて、初めてわかったこと。
「異星人とのコミュニケーションはなかなか大変。でも、楽しい」
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